佐賀〜長崎〜佐世保〜平戸 乗り継ぎの旅(2)

 ★2日目は、長崎〜平戸7時間4分(乗車時間5時間53分)の旅。西彼杵半島西岸を北上。西海橋を渡り佐世保へ。佐々から海岸線のルートを選択。平戸大橋を渡り平戸島の入口、平戸桟橋でこの旅の区切りとした。

第2日 長崎駅前〜西海橋〜佐世保BC〜平戸桟橋  2006年8月4日(金)

番号 乗車 発時刻 着時刻 降車 運行会社 行先 乗車時間 景観 狭隘
 8 長崎駅前 6:45 7:37 桜の里ターミナル 長崎バス 桜の里ターミナル 52分
 9 桜の里ターミナル 7:40 8:30 板の浦 さいかい交通 板の浦 50分
10 板の浦 8:50 10:09 西海橋東口 さいかい交通 大串(水浦経由) 79分
11 西海橋東口 10:20 11:15 佐世保駅前 西肥バス 柚木 55分
12 佐世保BC 11:42 13:21 江迎BC 西肥バス 江迎BC(楠泊経由) 99分
13 江迎BC 13:31 13:49 平戸桟橋 西肥バス 平戸桟橋(特急) 18分

8 長崎駅前→桜の里ターミナル
                  (長崎バス)


 長崎駅前から国道206号を北上。横道から県道28号に入り、滑石峠を越え、西彼杵半島西岸に出る。早朝の始発便であるにも関わらず、車内は満員となった。




9 桜の里ターミナル→板の浦
                (さいかい交通)


 変化に富んだ海岸線の国道202号を北上。この日は快晴。緑は深く、真っ青な海が広がる。高校生と老人で車内は終点まで賑わった。

板の浦

板の浦




10 板の浦→西海橋東口(さいかい交通)

 板の浦は西海市の中心部に位置し、そこからさらに国道202号を北上する。西彼杵半島は北に行くほどさびれ、海は益々青く静かで、バスは集落の狭い道に丹念に入っていく。特に面高への道は狭かった。渦潮を見下ろしながら西海橋を渡り、西肥バスに乗り継ぐ。この旅一番の絶景路線。


京崎付近

南串島

面高付近

西海橋





11 西海橋東口→佐世保駅(西肥バス)


 早岐までは、左右に遥か湾を見下ろしながら、狭い半島を北上する。早岐瀬戸に出るとやがて市街地に入っていく。

早岐瀬戸

佐世保BC





12 佐世保BC→江迎BC(西肥バス)

 佐世保から平戸は、直通バスが頻繁に運行されていて、「特急」の他に「半急行」という珍しい種別がある。また西肥バスには以前、博多〜平戸間に「快速特急」の種別があり、今も平戸口桟橋のバス停にその名が残っていた(→バスターミナルgallery「平戸口桟橋」)。この直通便では面白みがないので、佐々から佐々川の黒石を経由し、海岸線の県道18号をいく江迎行に乗車。海が見え隠れする変化に富んだ車窓で、狭隘区間もわずかに残る。

佐々川沿いの狭隘路

楠泊付近

大加勢





13 江迎BC→平戸桟橋(西肥バス)

 江迎からは、佐世保からの特急バスで平戸大橋を渡って平戸桟橋に至り、長崎から約7時間、この旅の終着とした。
 わずかな距離であるが、2日間で約16時間半の遥かなる旅であった。県界、そして大浦、また西彼杵半島北部の路線と、日本にはまだまだ聖地が眠っているのだ。

平戸大橋

平戸桟橋駅