第零話「プロロ〜グ」 2000年8月18日02:00 床下ますた |
白い液晶の上で軽やかに弾き出された文字が踊っていた。 20世紀最期の夏を迎え、遠い暗闇の奥からまた奴等の笑い声が聞こえてきた。 「じゃー表(いかます)のMaroちゃんにも兄ィーにも内緒ってことでよろよろ」 「気付いてる感じは無いよね?」 「だいじょび!"いかます"はグラフィックカードの話で盛り上がってる」 「ぐはは、まさか2週間後にまた来るたー思わねーべ、ぎゃはは」 「最高!(・∀・)イイ!!」 "ゆかしたますた"と銘打たれたその裏チャンネルの小窓には、夜遅くまで不穏な文字が次々と打ちだされていた。 「じゃー明日出発決定ということで、わはは」 「仙台組諒解、たっちゃんは拉致ということで、ぐひひひ」 「では、今晩お逢いしませう(藁藁」 「ではでは、表でも寝るって言わないと(w」 ようやくお開きになった頃には8月18日夜中の2時をすでに廻っていた。 あの忌まわしい事件から一年半、今その謎が解き明かされ、全貌が明らかになる! マジかよぉ〜?!見捨てリーツアー 2000リベンジ! カニカニの逆襲!! 怖いよ〜〜〜ぅ… |