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最近、巷で騒がれている形状記憶パーマ!
色々なネーミングで出てます、デジタルパーマ、デジカール、システムキュール、マイクロパーマ、サイエンスカール、メモリーカール、セレブカール、フェミニンカール、ナチュラルカール、マトリックスカール、ユーティリティーパーマシステム・・・等、探せばたくさん出てきます
サロンさんで作った造語からメーカーの機械やシステムから由来するネーミングさまざまです。
仕組みは後で詳しく解説しますが、形状記憶パーマと言われているのはどれも温熱ロッドを使用して熱を加えたパーマを言います、最近出てきた新しい技術のように聞こえますしそのように説明してるサイトもありますが、用はアイロンパーマと同じ原理を利用してますので、古くからある技術なのです。

本来デジタルパーマと言う名称を使用していいのはパイモア社のデジタルフリーという機械を使ってるとこだけなんです
関連会社の富士株式会社の登録商標です、富士といえばこちらの業界では鋏で有名なんですけどね・・・
デジタルパーマと言う名称はデジタルフリーからきてるのでしょう、最近ではデジタルパーマというのが業界標準となりつつありますイニシアチブをとってしまったと言うことでしょうか、まぁソニーのウォークマンみたいな感じですかね、当時持ち歩きながら音楽が聴ける機械をみんなウォークマンって言ってましたから・・・ステレオウォーキーやカセットボーイもあったのに(笑)
ここに来てテレビやファッション誌でシステムキュールという言葉を見かける機会が増え検索語でも「システム・キュール」で検索する人が多くなりました、巨大戦艦の資生堂が何か仕掛けてきてるのでしょう、今後が楽しみです。

メーカーで出してる主な機械

パイモア

機械:デジタルフリー
名称:デジタルパーマ

メーカーの言葉
今、ヘアカラーによってダメージを受けた髪や、アイロンストレート処理でダメージを受けた髪に“どうパーマをかけるか”ということが、どこのサロン様でも課題になっていると思います、そこでパイモアが提供する形状記憶デジタルパーマは、それらのケミカル処理でダメージを受けた髪でも、巻き髪スタイルが再現でき、低膨潤でヘアカラーの色落ちが少なく、トリートメント処理しながらしっかりしたリッチ感のパーマシステムになっております、従来のパーマでは出せなかった、ドライした時の「ダレ」がでず、当社の形状記憶デジタルパーマはセットいらずでドライするだけで厚めのベースで巻き髪スタイルができ、一度かければ長期間ウェーブが持続し、少々のくせ毛でも矯正しながら髪の質感も滑らかにふんわり仕上がります。

   
       ワゴンタイプ                ハンディタイプ

資生堂

機械:デザイニングステーション(DS-300Q)
名称:3Dシステムキュール

メーカーの言葉
ヘアーサロン専用・新感覚ウェービングシステム「システムキュール」
「システムキュール」はプロのスタイリストが使用することを目的に開発された、ヘアサロン専用のパーマシステムです。加温器具と薬剤をセットでお使いいただく独自に開発されたシステムで、優れた持続性と再現性、熱から頭皮と毛髪を保護する安全性を実現しました、コンパクトな設計、使いやすい簡単操作、うっかりを防ぐ安全設計、これまでの加温二浴式タイプのウエービングシステムとは違います。
特長1
どんな髪質でも、ゆるやかウェーブでふんわりナチュラル!
これまでのパーマになかったシステムで、立体感あふれるウエーブが思いのままに。パーマ後のつやっとしなやかな仕上がりは新感触。
特長2
サロンでのスタイルがしっかり長持ちして、カンタン再現!
髪の毛がウエーブを覚えているから、手グシだけでふわっと軽やかによみがえる。毎朝、お出かけ前のスタイリングもラクチン。
特長3
髪の健康を考えた、ダメージが少ないパーマ!
「キューラー」という名のロッドからじんわりと熱を伝える、これまでにはなかったパーマシステムを開発。

   


サニープレイス

機械:マイクロパーマ本体バンテージ
名称:マイクロパーマ

メーカーの言葉
生まれ変わる髪、”素晴らしい未知感触技術との出会い”
新しいパーマが生れました、乾いたらウェーブ・カールが出ます、ダメージストップ、洗っても取れません、ホットカーラー・カールアイロン不用、潤いを残しながら一定の設定温度(120〜150℃)及び時間内に瞬間的(設定ピーク温度3〜4分)に水分を抜き、根元から毛先まで”くりんくりん”に均一にしっかりと”1.2〜1.5倍”のカール率に熱酸化固定するのが巻き髪作りの技術です。

 

画像提供:ヘアーサロン「WOOP」

大広製作所

機械:ODIS(オーディス)
名称:?

メーカーの言葉
傷んだ髪にも自由自在なスタイリングイメージをそのまま可能にする
パーマやカラーなどによってダメージヘアーに悩まされヘアースタイルの提案が減っているなか、ダメージを最小限に抑えつつ髪に豊かな触感を与え、「イメージ」でそれを実現するスタイリング技術が求められています、トリートメント剤、ダメージヘアに対応すべく開発された薬剤などの力を最大限に引き出す為には湿度は不可欠です、従来の外側から加温する方法と遠い、NEW ODISはロッドそのものが発熱します、内側から均等に熱を加える事により熱ムラが起り難いので、薬剤のもつ効果を最大限に発揮できて非常に有効です、自由自在なスタイリングをイメージのまま可能にする、美容業界のこれまでの「常識」を覆す、全く新しいスタイリングシステムです。

      

エルコス(Mr.ハビットで有名)

機械:機械は大広製作所のOEM
名称:ユーティリティーパーマシステム(Utility Parm System )

メーカーの言葉
温熱ロッドを利用した”前処理還元ドライ法”が可能にした、スタイル再現性抜群の最新パーマシステム、アイロンでセット不用、乾かしながらフィンガーセットで艶のある巻き髪スタイルが定番、熱アイロンの頻繁な使用で、毛髪が変性したり、乾燥性毛になることを防ぎます、軟毛でこしの無い毛髪にボリュームアップを実現、ゆるいパーマでも持ちが良いボディウェーブ、いままで難しかった「ストレート&毛先カール」も、毛先をチリつかせずにカーリング強めでも流れる程度のナチュラルなラインでも思いのまま、ロッドそのものが暖まる温熱ロッドを利用したパーマは、毛髪診断・薬剤選定・温度設定がポイント、優れたテクニックと正しいパーマ理論の裏付けで、初めて成功する新技術です。

パール化研

機械:セレカ Plus(Celeca-Puls Digital Waving Machine)
名称:セレブカール
メーカーの言葉
手元にデータがありません


その他

韓国等の機械

名称:A.I Fuzzyシステム             名称:ビューカ              名称:イーフレンド

                        
・・・と、まぁさまざまな機械がメーカーから出ていますが基本的なことは皆同じです
「熱を使ってパーマをかける」それだけです、機械はあくまで熱を加えるための道具に過ぎません

現在、色々なところで
新感覚パーマ!
乾かすほどにスタイルが再現!
数ヶ月持続するウェーブ!
ある程度のダメージヘアでも再現性が得られる!
低温で髪に負担をかけない!
ドライ後にダレない!
・・・・・・・・・等のキャッチフレーズで騒がれているデジタルパーマを検証していきましょう
通常のパーマとデジタルパーマはどう違うか

薬液による還元・酸化作用は同じです、簡単に言えば熱を使うか使わないかです、それでは熱を使ったパーマははどのような効果があるかといいますと、乾かした時に熱を加えた状態になろうとする形状記憶効果があるのです(仕組みは縮毛矯正の項で説明してます)
熱を加えるパーマに代表的なものでアイロンパーマがあります、昔はパンチパーマとか言われていたのもアイロンパーマです、余談ですがパンチパーマと言う名称は別にパンチが効いてるスタイルからきてるわけではなく、最初にパーマをかけるのに使ったアイロンのメーカーがパンチアイロンという名前だっただけです、もう一つ余談を言えばアイロンパーマとアイパーは違う技術です、世間ではアイロンパーマを略してアイパーと思われてる人が多いですが、アイロンパーマは丸アイロンを使って丸めるパーマ、アイパーは平アイロン、平接アイロンを使って曲げる(折るじゃない)パーマでウェーブがつかないものを言います、

 ところで本物のパンチパーマ(アイロンパーマ)を見たことがある人って、ほとんどいないのではないでしょうか、普通にイメージしてるパンチパーマってガチガチで、風にも微動だにしないように思ってません?本物のアイロンパーマはすんなりブラシが通るんですよ、縮毛矯正もアイロンでかけますが綺麗にかかってると艶々で髪の表面がツルッとしてるでしょ、同じ状態で丸まってるだけです、ガチガチのパンチパーマは矯正で言うとちりちりにしてしまった状態なんです、縮毛矯正でも難しくサロンやかける人によってかなり差が出るのは、ご存知だとおもいますが、アイロンパーマも同じようにかける人によってかなりの差が出ます、これは縮毛矯正の比ではないんです、縮毛矯正は普通に真っ直ぐにするだけでも難しいのに、アイロンパーマは、丸アイロンの太さの種類が数十本あるのです、太さの違いによって形成するカールはもちろん違いますが、回転数(一回巻いたのと、2回半巻いたのでは違う)や薬の効き具合によっても変わってきます、これをロッドの太さ別に把握してなければ求めるカールが出ません、縮毛矯正の数十倍は難しいのです、

 本来アイロンパーマは短い髪の毛だけにかけるものではありません、パーマですから長さに関係なくかけられます、つまり普通のロッドでかけるコールドパーマとアイロンでかけるアイロンパーマと全く同じスタイルが作れるのです、ではどう違うのか?コールドパーマは濡れるとクルッと丸まってしまいます、アイロンパーマは濡れると伸びてしまうんです、乾いた時に丸まります、同じスタイルであっても性格が逆なんですね、ではどちらがいいのか?例えばサイドを横に流すスタイルを作った場合ブローに自信がある人、テクニックがある人はコールドパーマの方が綺麗に流れが出ます、アイロンの場合自然に乾かしてブラシを通しただけで流れます、しかしコールドパーマをブローしたほど綺麗な流れは出ません、再現性があってセットが気軽なのはアイロンで、ブローをしっかりすればより綺麗な流れが作れるのがコールドです、まぁ一概には言えませんけど、昔のソバージュみたいなのはコールドで洗いざらしでムースでも気軽に作れますからね、

 なぜパンチパーマはちりちりなのにクレームにならないんでしょう、それはそういうスタイルだと認識されてしまってるからなんです、それくらいアイロンパーマを綺麗にかけられる人が少ないんです、アイロンパーマには昔から形状記憶と言う優れた性質があったにもかかわらず広まらなかったのはそういう理由が多いからだと思います、

 私がアイロンパーマの講師をしていた時に美容師の研究団体から呼ばれてアイロンの指導をしたことがあります、勉強されてる美容師さんはアイロンパーマの可能性をその頃から気づいていたんでしょうね、しかしながら理容師でも難しい技術を短期間で会得するのは難しかったようです、私のアイロンの師匠も「アイロンパーマを極めるには少なくても15年はかかる」と言っていたのを思い出しました、「寿司屋さんのシャリの握り加減みたいなもんだ、握り方はすぐ覚えるけど、シャリの大きさや、つかんだ時には崩れないで口に入ったときホロッと崩れる握り加減は数十年やってる人の匠の技だ」と言ってました、確かにアイロンの操作はすぐ出来るけど、熱の入れ加減は匠の技なんですね、こんなこと言うと不安かもしれませんが、私は20年以上アイロンをやっていて未だに疑問な部分もありますもん、それくらい難しいと言う事です。

 話がそれてしまいましたが、某メーカーの方がデジタルパーマを開発するに当たって、美容師さんがかけられるアイロンパーマを目指したと言ってました、また違うメーカーの方は理容師経験者に説明する時は「アイロンが数十本付いてると考えてくれ」と説明すると言ってました、

 デジタルパーマという名称はパイモアの商標です、韓国で流行ってるデジタルパーマの特許?(日本の特許は見当たりませんでした)を取って、日本で広めた先駆者でもあります、今や上記のように多くのメーカーから機会が発売されてます、そして色々なところでデジタルパーマの事を、新感覚パーマとか、次世代のパーマとか騒いでますけど、全てをひっくるめて歴史を遡って見ると昔からあった技術なのです、アイロンパーマの事じゃないですよ、韓国で流行る、遥か昔から日本には「電髪ソリューション」1923(大正12)年があったのです・・・

もっとも、それはコールドパーマに取って代わられてしまったんですけどね・・・

さて、まとめますと形状記憶パーマはずばり「熱を使うパーマ」のことなんですね
そしてデジタルパーマと言う名称はパイモアの機械を使ってるとこしか言えないんです
当店では資生堂のデザイニングステーションを使ってますから本来ならシステムキュールと言わなければいけないんです、でもデジタルパーマの方が市民権を獲得してしまったような感じですので両方使ってます(笑)

―3Dシステムキュール―

システムキュールって?

資生堂プロフェッショナル(株)が新開発した最新のパーマシステムです。
従来のパーマでは実現できなかったスタイルが可能になります。
例えば、ホットカーラーやアイロンでしか表現できなかったカールをキュールで実現。
巻き髪にしたい部分を手の平に包み込むようにドライヤーで熱を加えます。
あとは指に巻きつけるようにしてスタイルを整えるだけで巻き髪風スタイルに。
さらに、持続性、再現性の高いスタイルを実現します。
髪質にもよりますが通常の1.5倍から2倍の持続性があります。
お客様の髪質やダメージに合わせ、専用薬剤とシステムトリートメントを使用することで、
従来のパーマよりダメージを軽減。
ヘアカラーとパーマでダメージが気になる人でも安心してご利用いただけます。

一般的なパーマとシステムキュールを比較してみたら

      

髪質に合わせた4タイプの薬剤
「システムキュール」のために独自の処方で開発された薬剤です、髪質やスタイルに合わせて4つのタイプがあります

ハイダメージ毛への対応として「C」を追加。軟化のはやい髪質や毛先への使用が可能となり、
毛先に独特のウエーブ感や持ちを実現することが容易に。



   



ウェーブを極める、おすすめ「キュールスタイル」

「エレガント」「ゴージャス」「ニュアンス キュート」。今回紹介するこの3つのスタイルは、「システムキュール」が得意とする多彩なウエーブの質感を生かしたオススメヘア。気になるスタイルのポイントをチェック!!


リッチ感のある毛先のカールでエレガントなスタイルに変身。

大きめのリッチなカールを重ねることで、華やかで上品なエレガントスタイルが完成。「システムキュール」なら、しっかりとした縦ロールも、楽々再現できます。


グラマラスなゴージャスウェーブでクールにキメよう。

大人っぽいグラマラス系スタイルなら、内巻きと外巻きを重ねたゴージャスなウエーブ。「システムキュール」は、これまでパーマが落ちやすかった方もボリューミーなウエーブを長持ちさせます。


エアリーなウェーブで魅せる、可愛らしいニュアンスキュート。

自然に分けたパートとゆるやかな毛先ウエーブが、ピュアでキュートなイメージを引き出してくれます。「システムキュール」なら、さりげないニュアンスウエーブが長く持続します。






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