坂出〜山口 乗り継ぎの旅(1)

 

第1日 坂出〜倉敷〜福山〜鞆の浦〜松永  2008年8月13日

番号 乗車 発時刻 着時刻 降車 運行会社 行先 乗車時間 狭隘
 1 坂出駅 9:10 9:36 瀬戸大橋FW コトサンバス 浦城 26分
 2 瀬戸大橋FW 9:55 10:27 児島駅 下津井バス 児島駅 32分
 3 児島駅 10:30 11:27 倉敷駅 下津井バス 倉敷駅(天城経由) 57分
 4 倉敷駅北口 12:20 13:02 矢掛 井笠バス 矢掛 42分
 5 矢掛 13:30 14:05 笠岡駅 井笠バス 笠岡駅 35分
 6 笠岡駅 14:40 15:35 福山駅 井笠バス 福山駅(坪生経由) 55分
 7 福山駅 15:45 16:15 鞆の浦 トモテツバス 鞆港 30分
 8 鞆の浦 17:30 18:21 松永駅南口 トモテツバス 松永駅南口 51分

1 坂出駅→瀬戸大橋FW(コトサンバス)


 瀬戸大橋を路線バスで渡りたくて、坂出を出発地とした。2本のバスで瀬戸大橋を渡ることができる。鉄道の上の瀬戸中央自動車道は、視界を遮る柵が少なく下よりも断然眺めがいい。ちょうど半ばの与島で高速を降り、瀬戸大橋フィッシャーマンズワーフで乗り換え。

     瀬戸大橋フィッシャーマンズワーフより




2 瀬戸大橋FW→児島駅(下津井バス)


 途中、櫃石島に降りる。高速からこの島へは一般車両は入れない。地元の車は専用カードを通して料金所を通るようだ。ここから買い物客、釣り客が多数乗車。坂出から児島まで乗り通した客は他にはいなかった。橋の途中の島々のための路線バスである。

               櫃石島

               本州へ




3 児島駅→倉敷駅(下津井バス)

 下津井電鉄の廃線跡にほぼ沿って走る。途中、築堤の見える箇所も。主に県道21・22号を北上する。倉敷川沿いの道はさわやかで美しい。倉敷の景観保存地区をかすめ倉敷市街へ。

               倉敷川

               倉敷





4 倉敷駅北口→矢掛(井笠バス)


 この路線は元国鉄バス矢掛線。備中黒田など旧国名を冠するバス停が残る。土手上の県道24号からは高梁川が広く見渡せる。清音駅から国道486号を西へ。終点矢掛(やかげ)は、旧井笠鉄道の駅跡をそのまま利用。クラッシックな駅舎は一見の価値あり。新倉敷駅行のりばの案内版はいまだに玉島行となっている。(→バス駅gallery「矢掛駅」)

               高梁川

             井原鉄道の築堤





5 矢掛→笠岡駅(井笠バス)

 引き続き国道486号を小田まで西走。小田西の交差点を左折すると、県道48号の東に沿う狭い旧道を延々と南下する。それにしても途中のバス停の錆付き方が半端ではない。停留所名が読み取れない所も。乗客もいないのだろうが、いったい何年放置されているのだろう。

               

             





6 笠岡駅→福山駅(井笠バス)

 駅から港へ出て国道2号をしばらく行くと、金浦で右折し突然強烈な狭隘路へ進入する。山陽本線のガードをくぐり、その後2度踏み切りを渡りながら、右に左に集落の狭い道を辿る。広島県に入り県道379号を西へ。この道も所々狭い区間が残る。山陽自動車道をくぐると福山市街に入っていく。

               

             





7 福山駅→鞆の浦(トモテツバス)

 福山から山陽線沿いに尾道行が出ているが、やはり鞆の浦に寄りたい。 鞆港行は15分おきに頻発。しばらく福山市街を南下。芦田川を渡り、田尻から海岸線に出る。鞆の浦には多くの観光客が押し寄せていた。乗り換え時間があるので、渡船で仙酔島へ。ここも海水浴客でいっぱいだ。

               

             仙酔島と渡船





8 鞆の浦→松永駅南口(トモテツバス)

 松永行は1日3本のみ。これに合わせるために乗り継ぎ計画は苦労した。「崖の上のポニョ」のモデルとなった鞆港を右折すると有名な狭隘区間に突入。ひしめき合う民家の間の狭隘路は完全に離合不可能。前から来た車は、バックするか路地に入って逃げるしかない。2キロほど強烈な狭隘路が続く。この狭隘路を回避するために、港の埋め立てが計画されているという。古き良き景観を残すべきなのか、道路を作るべきなのか。一度埋め立ててしまえばもう二度と元には戻らない。西日差す松永で1日目は打ち切りとする。