飛行機製作室オープン! 


 小学生の頃、毎年夏休みになると新潟にある母方の祖母の家に2週間くらい遊びに行きました。海まで歩いて10分という絶好の場所だったのですが、あまり泳ぎに行った記憶はありません。近所に小さな駄菓子屋が1軒あって、そこで100円の模型飛行機を良く買いました。板状の発泡スチロールでできた胴体のスリットに、同じくスチロール製の主翼と水平尾翼を差込、プラスチックのプロペラを機首に差し込んで完成というものです。翼幅は20センチくらいだったでしょうか。紙袋に入って、何種類もお店の壁にかかっていました。何機も作っては飛ばしたものです。墜落するたびにスリットが広がっていき、そのうち主翼ががたがたになって飛ばなくなってしまうようなものでした。飛ばしては壊し、壊しては買い、どんな形でどんな色をしていたか、どんな風に空を飛んだのか、それすらも今は良く覚えていません。でもそれが多分僕が最初に飛ばした模型飛行機でした。






戻る