◆ 滑空時間10秒を目指せ! ◆
これまで遊んだ空を飛ぶおもちゃというと飛行機では前回も書いたスチロールの100円飛行機しか思い浮かびません。あとは折り紙や広告で使ったものくらい。竹トンボは小学校のときに1つ作った記憶があります。飛んだか飛ばなかったか記憶が定かではありませんが、小刀を使って竹を削った感触はなんとなく覚えています。凧揚げは随分やった気がしますが作るのも飛ばすのも下手くそでした。3つ下の弟はタコ糸2巻きだか3巻き分飛ばせる凄腕で、何機か糸が切れてなくしていたはず。僕は大人になっても凧はうまく飛ばせません。簡単にできてよく遊んだのがパラシュートでした。スーパーのビニール袋やゴミ袋を切り開いて作りました。単純だけど勢い良く空に向かって飛び上がったパラシュートがゆらゆらゆっくり降りてくる姿はとても好きでした。懐かしくなってきたのでそのうちまた遊びたいなぁ。
上の写真は、なつかしのスチロール飛行機、今回の帰省中にとうとう主翼が折れてしまいました。しかしこの後セロハンテープで修理してまた空を飛べるようになりました。小さな子ども達が飛ばすには丁度良いようです。
<紙飛行機 第2号>
飛ばせるのは天気の良い週末だけなので、飛行機工作は毎夜15分程度のスローペース。金曜の晩に出来上がるようにペース配分をします。前回のレポートの最後でパーツの切り出しをした「子供の科学」掲載の紙飛行機の第2号機の続きです。1号機の反省をいかして今回は慎重に組み立てます。具体的には胴体と主翼、胴体と尾翼の接着時に垂直や水平がきちんと出すこと。もう1つには胴体との接着前に主翼に15度の上半角をつけることの二つを意識しました。前回上半角は胴体との接着後につけたため、あちこちゆがんでしまいました。
出来ることと言えば一つ一つの作業を丁寧にするくらい。しかしこれが難しい。早く全体像をみたいために大雑把だったり適当にしてしまいたくなる気持ちを抑えて、必要以上にゆっくりのんびり作っていきます。
主翼にはカッターの背で折り線をつけ先に上半角をつけました。胴体側ののり代も折り線をつけておいてきっちりあわせます。水辺尾翼の垂直はありあわせの木材二つで簡単な治具をつくり垂直を出しました。
治具というと格好良いですが、板二枚に挟んで固定しているだけです。輪ゴムをぐるぐる巻いて固定しましたが、この後ホームセンターでクランプを買ってきてそちらに付け替えました。予定通り金曜日の晩に接着剤の乾燥を待つだけという状態になりました。1号機と比べかなり正確に作ったので滑空時間も延びてくれるんじゃないかと正直かなり期待しました。
<飛ばしてきました>
土曜日のお昼近くに、できたばかりの2号機を持って近くの小学校のグランドへ。子ども達には折り紙の飛行機を用意しましたが遊具が魅力的のようで、飛行機には見向きもしません。子どもは放っておいて一人で飛ばします。今回は自信作だったのですが、風も強くきれいに滑空してくれません。キャンパーや水平尾翼をいじって調整を続けますが、よしっという具合にはなりません。30分ほど苦しんだでしょうか。ようやくまぁまぁな状態になりました。
角度や勢い、投げ方もいろいろ試して飛ばしました。しかし風にあおられ飛んでくれません。もう帰ろうと投げた最後のチャレンジでやっと6秒ちょい飛んでくれました。やったと思いましたが滑空途中でグランドから飛び出し、隣接した植え込みの木の枝3mくらいのところに引っかかってしまいました。不満足な状態で機体もなくなっちゃうんじゃ目も当てられません。そばの石垣に飛び乗ってなんとか救助成功。
土曜は昼食後と夕方に、翌日曜の夕方には家の裏の駐車場でそれぞれ15分くらいずつ飛ばしました。日曜日の夕方には風もやみ、ようやく気持ちよく滑空を始めてくれました。今回の最長滑空時間は8秒弱。思うようには飛んではくれません。滑空時間は長いと1分というくらいですから僕の腕が悪いに決まっています。うーん、悔しい。お正月にリトライしましょう。
<100円飛行機再び>
年末年始に千葉の実家に帰省しました。数年前から置きっぱなしのスチロール飛行機もいよいよ主翼が折れそうです。在庫があれば嬉しいなと近所のおもちゃやに出かけました。幸い値段も変わらず1機入手(総額表示で105円にはなっていましたが)。デザインは1種類でプリントが4,5種類あるようです。早速組み立てて家の前で飛ばします。投げるとプロペラが勢いよく回り気持ちよく滑空していきます。2枚目は飛んでいるところを撮影しようとトライしましたが・・・シャッター切れたのは着陸後。さて飛行機はどこでしょうか。
帰省中に紙飛行機3号機を作りました。これは前回作った2号機と同デザイン。「子供の科学」についていた型紙を厚手のケント紙にコピーしたもので作ります。早く公園に行きたいと子ども達に急かされながら1時間くらいで完成。犬の散歩に出る父と一緒に公園に行きました。子ども達はブランコやら滑り台で遊び、父は犬と遊び、僕は紙飛行機の調整に夢中と、何も一緒に出なくってもよいじゃないかというくらい皆ばらばらに遊びます。急いで作ったのが災いしたか、3号機は2号機以上に飛んでくれませんでした。やはり大雑把に作ってはいけません、反省。意気消沈して一枚も写真撮っていませんでした。
この公園、野球のできるグランドがあり、お正月には凧揚げの親子連れでにぎわいます。2日の夕方にはこのグランドで僕のとは比べ物にならないくらいよく飛ぶ飛行機を飛ばしてらっしゃる方がいらして、しばし見とれてしまいました。うーん、どうやったらあんなにきれいに飛ぶのだろうか。修行を積まなくては・・・。当面は「滑空時間10秒」が目標です。
<ピーナッツスケール>
まずは工作環境を整えようと、工作板を作ることにしました。何をやるにしても形から入りたがるのです。ホームセンターで厚手のベニヤ板(450mmX600mm)と4mm厚のバルサ板を買ってきます。ベニヤのサイズに合わせてバルサ板を切って木工用ボンドで貼り付けます。ボンドが乾いたらレーシーM10の設計図をセロテープで貼り付け、サランラップをかぶせて出来上がり。主翼のリブの切り出しから始めようと思いつつ、なかなかその先に進みません。
工作板を作ってから1ヶ月近く何もしないまま過ぎてしまいました。1月最後の週になってやっと主翼のリブの切り出し作業を始めることができました。材料の中でも一番薄い板にプリントされている印刷線に沿ってカッターを入れていきます。気をつけないとすぐパキッと割ってしまいそうです。作業初日は30分でリブ7枚を切り出しました。印刷線より少し大きくカットしてリブが全部切り出せたら紙やすりでサイズをあわせようと思っていましたが、並べてみると全然そろっていません。大きい分には良いのですが、見事に線の内側を切ってしまっている部品がいくつも・・・。こういうところに性格ってあらわれるんですよね、トホホ。後でサイズあわせの楽しみがあると思いましょう。
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