◆ おはなし部会 クリスマス公演 ◆
on 2004/12/18 Sun
2004年の学園祭も終わってしまいました。雨の中での大変な片付けだった月曜の夕方から仕事に戻ったので、余韻にひたる余裕もなく慌しくいつもの仕事のリズムに戻っていました。それで時間を見つけては共活から撮ってきた写真を眺め、レポートを書き、「石ころ会」サイトの学園祭実況部の更新を再開したのが11月の後半からでした。
12月に入り、今度の会報はどんなことを載せようかなと考えているときに、自分が現役だった頃の12月は、巡回公演、クリスマス会、クリスマス公演とどの部会もいそがしい時期だったことを思い出しました。今はどうなんだろうと各部会長さんに聞いてみると、おはなし部会と、人形げき部会が同じ日の午前と午後に公演をするというではありませんか。子ども会部会も例年通りクリスマス会をそれぞれの子ども会で行うとのこと。学園祭の時にはゆっくり見ることもできなかったし、1日に2部会の公演を見られるチャンスなんてなかなかない、これは是非にでも見にいこうと決めました。
よし、じゃぁ会報にはそのお知らせをして、ついでに学園祭以外の現役やOBOGの活動を紹介するコーナを作っちゃおう。そうだ、クリスマス公演をそのレポート第1弾にしようと目論んだわけです。18日は朝から1日公演を楽しんで、運がよければ僕以外のOBも時間を作って見に来てくださるかもしれない、誰かに会えるかなとちょっぴり期待して出発したのでした。
<はじまっていました>
開演は10時と聞いて間に合うように家を出たのですが、乗り継ぎでまごつき少し遅刻してしまいました。児童室に到着するともう最初のお話が始まろうとしているところでした。1年生のボランさんが「タンタンのハンカチ」です。スケッチブックに描かれたキャラクタがとても愛らしい作品です。主人公おさるのタンタン君の持っているハンカチが遊びの中でいろいろな小道具に変わっていきます。最後はマントにして飛び立つと、ハンカチがどんどん広がって真っ赤な夕焼けになるというにくい仕掛け。ぼらんさんはちょっと緊張しているようでしたが、にこにことお話を進めていました。ほんわかした楽しい作品でした。
続いてはゲームです。ゲームはもへぴぃさんの「サンタの煙突くぐり」(あれ、肝心のもへぴぃさんが写っていません)。チーム対抗での新聞で作った煙突をくぐります。こんな風にくぐるんだよと見本を見せるために前に出てきたのに穴が小さすぎたり、大きすぎたりで自分が潜り抜けるときに新聞破っちゃってたじごろー君のキャラクターがナイスでした。
ゲームが終わると休憩です。学園祭の時はお客さんが一気に減ってしまいなくても良いのにと思う休憩ですが、こういうのんびりと小さい子達と楽しむ公演形態の時にはあっても良いのかなと思いました。トイレに行ったり、水を飲みにいったり、そばにいるおにいさんやおねえさんと遊んだり、子ども達ものびのび過ごしていました。おはなし部会OBのあんびぃ君もやってきました。
<クリスマスはサンタクロースのヒゲだらけ>
今日の公演の司会は1年生のぽて君。サンタクロースに扮し、プレゼントの箱から演目が出てくるという趣向でした。毎回必ず子ども達の中から1人箱を開ける子を決めて手伝ってもらっていました。何が出てくるんだろうと選ばれた子どももわくわくしながら箱を開けている様子が印象的でした。上の写真はそうやって出てきた作品のタイトルを一緒に広げてみんなに見せているところ。
休憩後の作品はびきにたんたん君の「クリスマスはサンタクロースのひげだらけ」です。絵本を見せながらの読み聞かせ。表紙を見た瞬間に「あっ懐かしい」と思い出しました。小さな頃近くの図書館で何度も見た記憶のあるものだったからです。素朴な絵と、びきに君の語り口とがとてもあっているように思いました。
<工作>
続いては2年生のちよこさんが進める工作です。きらきらの折り紙と画用紙を使ってクリスマスカードを作ります。ツリーのてっぺんにつける星も三角に折った折り紙を3つ組み合わせる簡単な方法で、小さな子ども達もきれいに作れる良く考えられたものだと感じました。
お話を二つ聞いて、ゲームと工作をしてもう今日の公演はおしまいだなと思っていると大きな木にはられたプログラムの下のほうに少しすきまがありマス。もう1つあるのかなぁ。サンタクロースが出てきたりしてなんて思っていると、おづやらおまけがあるようです。
<クリスマスケーキをはいどうぞ>
2年生のライダーさんと1年生のじごろー君がパネルシアターやちいさなキーボードの用意をしています。パネルシアター「クリスマスケーキをはいどうぞ」です。
要所要所でキーボードの伴奏にあわせて2人の歌が挿入されます。場面が変わる場転やケーキを作っているところなどのタイミングで歌が入るのでとてもテンポ良く話が進んでいきます。片方がパネルの人形を操っている間にもう1人が次に使う道具を用意していたり、キーボードの準備をはじめたりと息もピッタりです。お話も簡潔で分かりやすく子ども達もどうなるのだろうと終りまでぐっと集中しておはなしに吸い込まれていました。僕も写真を撮るのを忘れてしばし見とれてしまいました。これは面白い、良いものを見せてもらったと写真を撮りながら1人喜んでおりました。
最後は今日来てくれた子ども達と一緒に記念撮影をして公演は終了しました。学園祭のようなお客さんの出入りの多いあわただしい雰囲気の公演よりも今回のような落ち着いたのんびりした公演のときによりおはなし部会のよさは出るのだろうなと考えながら、今度は人形げき部会の公演会場、北越谷公民館に向かったのでした。
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