アニマアニムス・煮詰まってきた



音楽のコード(和音)にマイナーコードと

メジャーコードがありそれぞれに耳に受け

とめた時の印象が違う。

マイナーコードは暗く寂しく聞こえ

メジャーコードは明るく楽しく聞こえる。

どうもそれは国や民族言語にかかわらず

多くの人が同じような印象を持つらしい。


そして心地よい楽曲には

よく似た幾つかのコード進行があり

ヒットメーカー達はそれを意図せず

または意識して知っている。


形状においてもブーバとキキ効果のように

言葉の音と形状が一致する。
(オノマトペにもイメージ効果がある)


なんの確証もないのに太った人はおおらかに

痩せたひとは神経質に思い込んでしまう。

クレッチマーの体型と性格類型論は

大雑把な傾向があるだけで絶対ではない。



ゲシュタルト心理学を確率にたとえれば

コインを投げて連続3回表が出たとすると

今度こそは裏だろうと思っている自分がいる。

しかし表裏の確率は次も2分の1である。

少ない回数なら偏りも生まれるけれど

それを100回200回と続ければ

表も裏も出る回数は同じに収束されてゆく。

ちなみに〇は表●は裏

(〇〇〇)(〇〇●)(〇●〇)(〇●●)
(●●●)(●●〇)(●〇●)(●〇〇)
3回とも表は1/2×1/2×1/2=1/8
1/8の偏りですが、でも確率はある。
2回表のでる確率は3/8
3枚同時に投げて3枚表の確率も同じことです。
4回とも表は1/2×1/2×1/2×1/2=1/16

なんだ賭け事の話か?


ゲシュタルト心理学をアニメにたとえれば

主人公の小さな変化を小さな時間に連続させ

そこに音声を挿入すればいかにも

主人公が動きまわり何か話しているように

思える。

こんにちはーほなさいなら

ただ細(こま)切れの静止画像の連続に音声を

挿入しただけなのに。


<古い脳、新しい脳>

約700万年前にやっと二足歩行を獲得した

猿人が現る、その頃は文字も言葉もないので

猿人は猿人以前の歴史などから

学べることもなかった。

先例もなければ地図も本もタブレットもない。


それでも

今では考えられないくらいに生存の危機

が多発した当時なのに、

祖先達は生き延びて子孫を残した。

古い脳(爬虫類脳・哺乳類脳)とまだ小さい



新しい脳(大脳新皮質)しか持ちあわせ

なかったのに。


毒魚や毒キノコを食べて死んだり

黄色と黒の生き物に襲われたり

猛獣や恐竜に食べられて死んだ者も

大勢いたに違いない。


文字や言葉がなくとも

そんな危ないという情報や生き方

などを記録していかなければ未来永劫

生き残れない。


幸いにも二足歩行なので

空いた両手の指先が器用になり脳の発達

が可能になった。(指先は大切ですね)

古い脳から発せられる人類共通の

生命エネルギーは新しい脳によって

抑えられたりイメージしたり

信号(言葉)に置き換えられたりして

意識(新しい脳)を

形成していったことでしょう。


懐中電灯で例えれは゛無意識の古い脳は

電気を蓄えている電池で新しい脳は

光に置き換える電球でその光に映る

ものによってはっきりと認知し

意識を形成する

という構図でしょうか。どうでしょう。


もし新しい脳が人間並みに発達し

高度な教育を受けた猫がいたとすれば

その猫が見る人の姿や自意識や死生観は

それは、夏目漱石の「吾輩は猫である」

(おそらく夏目漱石自身を猫に投影した)

ということになるのでは。

お前の話は繋がりがない

点と点が結び付き面になるのさ

ジョブズ の言葉パクッただろう


煮詰まってきた。


ではいよいよユングの言う

アニマアニムスの存在とは。

科学的に実験や観察を通して

行動から得られるものを数値化(統計)

してゆく実験心理学からすれば

精神分析学の

寝て見る夢とか自由連想、投影とか

魔法使いのように催眠術をつかい

視覚化できないものを分析解釈してゆく

のは関心がないものかもしれません。


でも

ゲシュタルト心理学ならば

行動の瞬間的な現象を科学的に

とらえても

群盲、象を撫でるがごときに

象の全体の姿を見渡すことはできない。


さてユングの研究者(河合隼雄氏)のやさしく

解説してくれた本によれば

アニマにもアニムスにも段階があるらしく

アニマ(女性性)なら

一、生物(性)的な段階
二、ロマンチックな段階
三、霊的な段階
四、叡智の段階

アニムス(男性性)なら

一、力の段階
二、行為の段階
三、言葉の段階
四、意味の段階

漢字で書けばもう

アニマ・アニムスの片鱗が

見えます。

そしてアニマ・アニムスには

自身の魂(根幹)としての側面もあります。

では次はその段階を自分なりに

語りたいと思います。

余談ですが最近ミスが多くて

あれっどうしたんだろうと

呆けています(苦笑)。


こんな乱文に迷いこんだ方

それでもここまで読んでくださり

ほんとうにありがとうございます。

では心地よい安らぎある日々を。


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