アルウィンと下栗の里:1

去る2004年3月中旬、松本方面と南信方面に行ってまいりました。 まず初日は、松本方面に向かいました。松本市と塩尻市の境にある サッカー・ラグビー専用球技場 「 アルウィン」での、ヴァンフォーレ甲府 vs 川崎フロンターレを観戦するためです。

松本の手前、諏訪で高速を降りて、諏訪湖北岸を走ります。 途中、岡谷市での名物「塩天丼」を食べます。天麩羅に丼タレではなく 塩をふりかけて食すのですが、この組み合わせがとても美味しい。 もちろん味自体でも美味しく、名物になるだけのことは有ると思いました。

岡谷

ちなみに隣はレトロ風ラーメン屋です。地元のかた的には、こちらのラーメン屋のほうで よく行列を作ってるみたいですが。それにしても、各地のご当地ジャンクフードって、 このごろ流行りですよね。

さて、ここからは国道20号線で塩尻峠を越え、途中から国道19号線を北に折れ、 信州スカイパークの方面にしたがって県道等を走らせ、アルウィンに到着。 と、いっても、一時間前くらいに到着したため、場内駐車場は満杯で、道路を ずっと南下した、工場団地内の臨時駐車スペース(ほぼ路駐)に車を停めます。

ここから徒歩で競技場へ向かいます。公園の敷地内に入ると、競技場が見えてきました。

アルウィンA

向かって左側がメインスタンドの屋根、右側がバックスタンドの屋根です。 ゴール裏には屋根無いのか…。あ、言い遅れましたが、この瞬間、 若干降雪しております。寒かったよう。

さてさて、停めてある車のナンバーとかステッカーや、同じく 徒歩移動する人々のウェア等を見ても、明らかに甲府ホーム(川崎アウェイ)。 松本で開催されてはいますが、それは甲府のホームである 小瀬陸上競技場が、芝生張り替えなどによる改修中のための措置で、 実はこの試合、甲府のホーム開幕試合だったのです。

と、状況説明できるくらいの時間歩いて、競技場に到着。 場内は、専用スタジアムならではの臨場感でした。

アルウィンC
アルウィンB アルウィンD

ラグビーでも使用するから、両ゴール裏は少し広めですけどね。 サッカースタジアムとしてよりも、大学ラグビー部の夏の菅平合宿における 打ち上げ試合で使われる、ということのほうで、 ご存知の方のほうが多いのかもしれません。

サッカーのために本格的に使われたの、2002年ワールドカップの際の、 パラグアイ代表チームの合宿地として、と記憶しています。 アウェイゴール裏には、記念プレートが設置されていました。 パラグアイと言えばおなじみ、ホセ・ルイス・チラヴェルトや、 当時監督だった、イタリアのチェザーレ・マルディーニの プレートもありました。

アルウィンE アルウィンF

さて、いよいよ試合開始、なのですが、ここにきて降雪量が若干多めに なってきました。遠くの山々は、見えない状態です。

アルウィンG

試合内容については、より詳しいことを書いているサイトが多々あるので、割愛。 ハーフタイムごろには、雪はピタっと止み、視界が確保されました。

アルウィンH

後半以降は、天気は晴れる一方。やはり専用スタジアムなので、近くでプレーが 見れて非常に臨場感があります。この競技場に難点があるとすれば二つ。 一つは、交通アクセスの面。駐車スペースも先述したとおりで、鉄道の駅からも 臨時シャトルバスが無ければかなり遠いです。そして二つ目は…

アルウィンI

すぐ隣が松本空港の滑走路のため、ジェットエンジンが 無視できない大きさの音を響かせる点です。フィールド上の戦術指示も、 ゴール裏のコールも、離着陸の瞬間は、かき消されます。 でも、観に来て良いと思えるには充分のスタジアムでした。

試合後すぐに、中央道を南下して、飯田で宿泊。翌朝早く宿を発ちます。 2日目の目的地は、下伊那郡 上(かみ)村。ここに、素晴らしい風景を 見に行きました。はじめに謝っておきますが、私の拙い文章と撮影では、 とても表現しきれない、行った者勝ちの、素晴らしい場所でした。

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