房総半島は道の駅だらけ 1

まず、手始めに…、まずはなんといっても、房総半島に上陸しなければなりません (あたりまえですが)。でも、ウチから房総半島って、結構遠いんですよね。都心経由で、 京葉道路 or 湾岸線 or 国道14号線 or 国道357号線を使うと、距離だけでなく時間もかかるし。 なので、しかたなく、東京湾アクアラインを使うことにしました。

浮島ICまでは、意地で一般道のみで到達。だって、東京湾アクアラインって、距離や時間は かからないけど、お金がかかります。

3000円、高っ!!
浮島ICからは、海底トンネル部分。一直線なので、ビュンビュンとばせます。でも、BMWさんとか メルセデスさんとか怖いので、そこはほどほどに。で、トンネル部分の出口付近になると、 オレンジ色の暗がりの中でもわかるほど、勾配が急になります。そして、出口を抜けると、 その左右には東京湾の海面、前方には海ほたる、そしてその向うには空が見えます。 坂道を登るのではなくて、空へ昇る感じがします。きっと逆方向へ走ると、坂道を下るのでは なくて、地の底へ落ちていく感じがするんだろうな。

海ほたる。 皆さんも名前はご存じでしょうが、ようは、アクアライン上にあるパーキングエリアです。 なのですが、とにかく、でかい。地上4階建て+屋上広場付きのビルが、海の上に鎮座している のは、きっと航行中の船から見たら、異様なのでしょうが、逆に、こちらから海を見ると、 風景は爽快です。

川崎方面 木更津方面

僕は今回、自家用車(この言い方も古いな)でやって参りましたが、なんと、橋の両側の都市を結ぶ 都市間連絡バスのバス停もあり、そこのフロアから、京都駅の大階段みたいな(そこまでではないが) エスカレーターを上り、PAの施設を利用したりできます。

バス停 エスカレータ

とはいっても、肝心の施設は、それほどでもないです。もちろん、パーキングエリアの レベルは越えてはいますが、ハコがやたら大きい他は、一介のサービスエリアでしかないです。 そんな状況と、あまつさえ少ないアクアラインの利用者のため、人もわりとまばらです。 採算も、どうだろう。みやげ物屋で、JFAグッズ売ってたくらいだし。あとの施設は、 巨大な橋やトンネルに付き物の建設資料館的なものがあるくらいです。

建設資料館

と、散策しているうちに、お昼時。食堂に入りますと、ここは結構垢抜けてます。 高速道路の食堂って、内装、味ともに、ひとむかし前の社員食堂か阪急食堂レベルで、 べらぼうに値段が高いのですが、最近は民間の専門店も入るようになってきましたし、 今回利用したフードコートも、こぎれいな木目調で、見晴らしも良かったです。 値段と味は、可もなく不可もなく。

食堂

再び車に乗り込み、東に見える房総半島へ向けて出発。今度は海上に架かる一直線の橋です。 先ほどと違って、かなり強い潮風が影響し、普通の速度で進んでいても気が抜けません。 海苔の養殖が見え始めたら、陸地はすぐそこ。房総半島に上陸です。道路もカーブを刻むように なり、風もいくらか、おさまってくれました。しばらく進んで、木更津JCTからは 館山自動車道に入ります。ここでいったん千葉市方面に向かい、宮野木JCTからは 東関東自動車道を東に向かいます。成田の手前、富里ICで高速を下り、 って、ちょっとまって。木更津からここまで、アクアラインの倍は走ったのに、 2200円ですか。

やっぱり3000円、高っ!!

気を取り直しましょう。 高速を下りて、国道296号線を東に進路をとり、30分くらい走ると、多古町にある 道の駅「たこ」に到着しました。

たこ外観 たこ看板

ここの印象は、だめ。今回訪れた中で、一番新しい道の駅なのに…。デザインコンシャスで すらない、長細い建物。それも、屋根以外は何故か二棟に別れていて、そのうち一棟は、一階で 勘定、二階で食事をとらせる謎の軽食施設。みやげ物屋にめぼしい特産品も無し。ほんとに トイレと自販機と公衆電話のためだけに立ち寄るべき施設です。大丈夫かな、この先。

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