再び国道296号線を出発し、東へ暫く走ると、JR総武本線とほぼ並行している国道126号線に つきあたる。銚子方面へ左折、北上して、犬吠埼へ向かうことにする。この日は雲行が怪しかった のですが、銚子市内に入るころにはついには小雨模様となっていました。銚子有料道路は通らず、 抜け道で(カーナビ様ありがと)犬吠埼に到着。
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十年くらい前に訪れたときは、晴れ渡ってて爽快な景色が見渡せたのだけれど、今日は水面も空も 鈍い色なので、灯台と記念碑だけ撮って、すごすご戻ります。みやげ物屋の駐車場へと向かう道は、 両側に色々な露店が。やきそば・フランクフルト類は言うに及ばず、場所柄、海の幸の名前も。 ほら、あじ・はまぐり・さん…
サンガを焼いて食うだとォ!?ええ根性しとるやないけ ワレ。しかも「銚子名物」で「自家製」なうえに「定食」までありやがる。いったいなんなんだ、 と思い、注文しようかと思ったけど、財布の都合と時間の関係で、断念。謎は謎のまま。
[時間の関係]と言ったのは、実は、銚子電鉄の発車時刻が迫っていたから。実は、ここを訪れた もう一つの理由は、銚子電鉄に乗って、観音駅のたい焼きを食すためだったのだ。銚子電鉄は、 JR総武本線の銚子駅と、犬吠の一つ先の外川までを結ぶ、ローカル私鉄。十年くらい前に ここを訪れたときの交通手段でもありました。そのとき、途中の観音駅の構内に「たい焼き屋」 があるのに驚いて、ためしに1尾、食したところ、けっこう美味しかったので、今回も食べて みようか、と思ったのです。
駐車場が無料とは言え、やや申し訳ない気がしたので、みやげ物屋さんで、たんまりお土産を 購入してから、車のトランクに置き、急いで駅へ。犬吠埼から1kmほど歩き、犬吠駅に到着。
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このように駅舎は、なにやらエーゲ海ちっくなデザインを基調にしているっぽいです。 また、駅前広場には、昔、銚子電鉄で走っていたと思しき電車を改造したレストランも ありました。
写真を撮っているうちに、遮断機の警報音が。方向は、…銚子方面だ! 切符を購入し、 そそくさとプラットフォームに向かう。既に停車していた車輌に乗り込むと、後ろでドア が閉まる。間に合った。電車に10分強ほどゆられて、観音駅に到着。さあ、注文するぞ、 前みたいに餡こが良いかな、それともクリームとかに挑戦してみるか、と思ったら、嗚呼…
休みでやんの。まさかここでも、すごすご道を 引き返すハメになるとは。やっぱり、ツイて無い日なのか。しょうがないので、駅舎と帰りの 電車を被写体に収めただけで、犬吠へと戻ります。
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犬吠埼のみやげ物屋へと戻りました。車に乗り込み、先ほど来た道を引き返します。 その途中、見晴らしの良い場所に公園があったので、車を止めて見ました。すると、 よい眺めでした。九十九里の海岸が一望です。この日始めて報われた気がしました。
あとは、再び国道126号線へ出て、ひたすら南下するだけ。ですが、2kmくらい進んだ ところで途中で左に折れ、県道に入ります。この県道は、九十九里海岸のほぼ間際を 通っているので、たまに左手に海が見えたり、窓を開ければ潮騒の音が聞こえることも あります。また、道の両脇には、サーファーや海水浴客相手の民宿や休憩施設も 数多く見受けられ、県道を走っていても、ルーフにサーフボードを載っけた車と 何台もすれ違いました。
県道を30kmくらい南下すると、九十九里町の片貝というところに出ます。ここからは、 九十九里有料道路を使って南下します。料金は410円。終点の一宮町まで、15km強の区間を ほぼ一直線に走行できます。それに、ホントに海の側を通ります。この時点では、既に 空も暗がり始めていたので全ての景色を堪能できたわけではないのですが、渋いです。 「場末的な西湘バイパス」といった感じのする風景and道路です。
一宮町からは国道128号線に入り、20分位南下して、大原町にあるホテルに到着。 ここは、次に訪れる道の駅に一番近い市街地でもあります。そうなんです。 明日だけで7つの道の駅を訪れるのです。