大分旅行記1

去る2001年5月25日から2001年5月27日にかけて、大分に旅行しました。

初日。まず、東京駅から大分行きの寝台特急富士号に乗り込みます。今回乗り込むのはB個室寝台 "ソロ" という寝台席です。 下は、その列車の最後尾と、"ソロ" のある車両の写真です。

寝台特急富士 寝台特急富士ソロ

B個室寝台というのは、一番安いB寝台と同じ料金で、個室の中に据え付けられた寝台に泊まることが出来ます。 その中で、"ソロ" というのは1人用の個室寝台です。普通のB寝台の写真が下左、今回泊まったB個室寝台の写真が下右です。 ともに入口から撮ったものです。見比べてみてください。

B寝台入口 B個室寝台入口

個室寝台の中は、大人一人が寝泊りするだけのための最小限のスペースが与えられ、その他に、鏡、読書灯、空調が 特別についています。オーディオサービスは休止中でした。その写真がこちらです。

B個室寝台

この寝台席に乗車して、16:56分に東京駅を発車します。車内には食事をするところも食事の販売も無いので、 あらかじめ、駅の売店でお弁当を買っておきました。メシ時まで、さっそく寝台車にゴロ寝。やっぱ個室は良い! こんな真っ昼間と呼んでもいいような夕刻でも、人目を気にせずにゴロゴロできます。

そのうち、横浜、静岡、名古屋に停車。それら大都市の駅では、仕事を終えて帰宅する人がホームに並んでいます。 車窓の外のそんな光景をよそに、ゴロ寝したり、駅弁食べたり。こういうのも、なかなか気分がいいものです。

紹介が遅れましたが、この列車には、ロビーカーというものがついています。文字通り、ロビーです。 あえて言うならば、ルノアールから喫茶店メニューを無くしてレールの上を走らせた感じといえば、 かえって解りにくいと思います。つまりは、下の写真がそれです。

ロビーカー

ゴロ寝に飽きたら、ロビーカーでまったり。まったりするのに飽きたら、個室寝台でゴロ寝。東京からそんなこんなで 過ごしてきて、岐阜を過ぎる頃にはもう23時過ぎ。就寝します。改めて思うのは、個室寝台は、セキュリティの面からも オススメということです。これで、普通のB寝台と同じ値段だから、おトクでないわけがありません。

ガタンという振動で目を覚ましたのは、翌朝7時過ぎ。車内放送によると、機関車の付け替え作業を行うとのこと。 また、ここで数分間停車するので、朝食はこの駅の売店で購入できる旨の放送も流れました。私はここで、 ふく天うどんを食べました。そういえば、下関では「河豚」のことを「ふく」と読むのですね。

列車が九州に入っても、僕はと言えば、ゴロ寝&まったりを続けているだけです。しかも、途中の駅で、後から来た 特急列車に抜かされたりもします。こっちも特急列車なのに…。そんなこんなで、午後9:47分、大分に到着しました。

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