仙スタ/ORO観戦記 仙台スタジアム

去る2001年10月6日から2001年10月8日にかけて、東北の2大"ビューティフル"スポーツ施設(勝手に命名・勝手に選択)を 訪れる旅をしました。

初日に訪れたのは、仙台スタジアム。ベガルタ仙台のホームスタジアムです。このスタジアム、 サッカー専用なためピッチと観客席との距離が近く、陸上トラック付き競技場では味わえない臨場感があります。 で、数あるサッカー専用スタジアムの中でもさらに特筆すべきは、駅から歩いてすぐ、ということです。 この条件を満たすスタジアムは、仙台スタジアムと、佐賀県の鳥栖スタジアムぐらいでしょう。

お昼頃に仙台駅に到着。そこから仙台市営地下鉄に乗り込み、終点・泉中央へ向かいます。地下鉄は4両編成ですが、 仙台規模の都市なら、これで充分なのでしょう、混雑していませんでした。途中、台原駅付近から、地下鉄は地上に顔を 出すようになります。そして終点、泉中央駅に指しかかろうかというときに、線路脇に見えてくるのが、今回の目的地、 仙台スタジアムです。このスタジアムの美しさに、おそらく始めて訪れるであろう観客から、驚嘆の溜め息が漏れます。

なお、この地下鉄、全編成に、「かんばれ! ベガルタ仙台」というステッカーがついています。仙台市にベガルタ仙台という チームが着々と根をおろしていることが、このことからもうかがえる様な気がします。少なくとも、東京、横浜、京都、 大阪、神戸では、こういうステッカー見たことありません。他の地下鉄のあるJクラブのホームタウンはどうなんでしょう。

地下鉄A 地下鉄B

泉中央駅を出ると、そこにはショッピングセンターが立ち並び、多摩センターとか千里中央で降りたときのような 感覚です。もともとこの泉中央駅付近は、「泉市」だったのですが、仙台市が政令指定都市になるあたって、両市は合併 しました。ただ、その頃も今も、仙台市街へ通う人のベッドタウンという面は、変わっていません。そして、そのベッド タウンの中心駅のすぐそばに、仙台スタジアムはあるのです。実際、歩いて五分もかかりません。

スタジアム外観

中に入って、ピッチを見た瞬間、鳥肌が立ちました。噂には聞いていたのですが、ピッチと観客席との距離だけではなく、 ピッチ自体も、観客席自体も、どれをとっても申し分ないです。ベガルタ仙台サポーターによる熱狂的な応援が、これに 加わると、よりいっそう、「ここヨーロッパちゃう?」という幻想を抱かせてくれます。

スタジアム外観

はやく我が京都サンガもこうなって欲しいなあ、という、贅沢な独り言に耽りつつ、試合はキックオフ。 この日のカードは、仙台vs新潟。前半、新潟が先制したものの、その後仙台は、4点を叩き込み、結果、4-2で 仙台の勝利でした。この勝利で、J1昇格への足固めができた仙台ですが、その応援だけは既にJ1級。観客も12,000程入って、 それもトップクラスです。よくきくと、12,000人でも「少ないほう」だとか。つくづく京都も、「今日は5,000人も入った」 とか言ってないで、頑張って欲しいと思いました。

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