そもそもどせいさんというのは、糸井重里氏がプロデュースしたスーパーファミコンソフト「Mother2」に登場する人達で、ストーリーも中盤に差し掛かった頃に訪れる“サターンヴィレッジ”なる不思議な村に現れます。
名前からすると、どう考えてもセガサターンを意識してあるような気もするのですけど、プレイステーションのソフトで登場したのならともかく、スーパーファミコンのソフトなので洒落っ気というより、単に面白そうなイメージとして付けられたのかなァって感じです。
ともかく脱力感いっぱいの台詞と独特のフォントで表示されるので、Mother2の中でもっとも印象に強いキャラクターなのは言うまでもありません。
ちなみにMother2のフツーのフォントがどんな風かというとこんな感じです。比べてみるとどせいさん達の言葉がいかにヘンなのかが判ります。
ゲーム中のイベントで、どせいさん達をさらっていた“げっぷー”を倒した直後、村に続く洞窟で遭ったどせいさんの言った台詞。
「げっぷ げろげろの においが ぷーん」
…なんですか、なにか私が臭いとでも?
確かに戦闘中にげっぷーにげろげろを吐きかけられましたけど、それが何か?
たまに哲学的なことも言います。
…なんでしょうね、“むつかしいこと”って。
この独特のフォントスタイルと倒置法的な奇妙な言葉回しは、単にゲーム用として糸井氏が考えたついたものなのかと思ったら、じつはどせいさんが生まれたあるきっかけがあるのだそうです。 そのきっかけというのは糸井氏が主催している「ほぼ日刊イトイ新聞」の中に書かれていました。ココ 尚、このページは見て頂ければ判る通り1998年の11月23日付けの日記として書かれたものであり、当然ほぼ日刊イトイ新聞のサイト内には既に存在しないページです。しかし検索サイトであるGoogleで“土星さん”と検索すると、このページを発見することができます。これはGoogleのサーバー内に残されていたデータから参照されたものだからです。 これはそのページデータを一旦保存してから表示しやすいようにページソースを加工したものであり、残念ながら許可なども取っておりません。 だから、もしここを見たとしても誰にも言わないでね…。 |
これでお分かり頂けたと思いますが、私の書いた“どせいさんのぞう”はまったく似てないんですね。
まァ、どせいさんとはこういうものかと納得していただければ幸いです。
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