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2000年12月25日 クリスマスのメンバーズプレゼント付きアンケートの当選発表など・・

このサイトでメンバーになっていただくと、おしらせメールがときどき届きます。今回初めてメンバー限定のプレゼント付きアンケートをしてみました。とっても参考になるご意見をたくさんいただいてうれしかったです。

当選者は山田・Cさんと、佐々木・Cさんです。おめでとうございました。抽選はフェアにするため私のパートナーが行いました。。。

山田さんにはうすみどりの指輪    佐々木さんには金魚の指輪   を差し上げます

  

●アンケートの中で、「こんな指輪があったらいいな」というイメージをたくさんいただきました。

早速ふたつ、みっつ、つくってみましたのでご覧下さい。感想をお寄せいただいた方の中からまた1名様にペンダントを差し上げます♪(ひっそりしたプレゼントキャンペーンですね)

   「暖炉のイメージの指輪」       「すみれみたいな花の模様」        「青い水中花」

 ●これからも、つぎつぎにみなさんからいただいたイメージの指輪をつくっていこうと思います。すてきなのがいっぱいあるんですよ。「銀の異素材をつかわないで、硝子だけで月を表現した指輪」「エメラルド色の海の中を魚の群が泳いで銀色に光っているような」「フルーツみたいなの」「ビー玉みたいな指輪」「トルコ石色の指輪」「ベリドットグリーンを蜂蜜色でサンド」「クリスマスツリーみたいにカラフルな」「フロスティホワイトの指輪」「5月の若草が日に透けて輝いているみたいな」・・・・まだまだたくさんあるんです。

最後に、昨日つくったクリスマスケーキをみなさんにも・・・見るだけだけど。21pと18pがピラミッドになっています。なにしろ大人と子供合計30人で食べたんです。

中にはいちごと、グランマニエ風味のカスタードクリームがサンドされています。私の結婚式のウェディングケーキとおそろいなんです。。車で友人宅まで運んでいる最中にぷるぷる揺れてだんだんピサの斜塔みたいに斜めにずれてきて大変でした。スポンジももうすこししっとり、シロップを含ませてもよかったかなー。

おいしかった♪

2000年12月23日 (まだ22日の夜遅くですけど) 硝子の指輪をオーダーする男性は・・

アクセサリーって、まだまだ女性のものって思われているみたいですが、硝子の指輪やペンダントをオーダーしてくださる男性のお客様も実はけっこう多いのです。たぶん3割くらいかな。

半分は、ご自分用に注文なさいます。あと半分は好きな女の子や奥様へのプレゼントです。たぶん今これを読んでいるみなさんの中にも、♪プレゼントした♪してもらった♪っていう方もいるはず!
指輪やペンダントを自分でつけたい、という男性は、きっと綺麗なものがナチュラルに好きなんだろうな、そんなおしゃれを楽しめて幸せな人だなあ、って思います。

で、彼女にプレゼントしたい、といってオーダーされる方は・・・ずばり相手の女性がうらやましいなー!って思います。もし私が誰か好きな人に、私のために色やデザインを考えてつくってくれたものをプレゼントされたら・・・って想像しただけで、ため息だなあ。それと同時に、もし喜んでいただけなかったらどうしよう〜って不安もいっぱい。硝子を溶かす手が緊張・・・(笑)。ほんとです。

これまで男性が女性にプレゼントした指輪たちをちょっと紹介しちゃいます。

      
   桃の指輪             秋の夕焼け            晩夏の海

 菫色の指輪:ペア

  
       深い透明な紺色               明るい春の空

桃の指輪はお父さんから娘さんへのプレゼント、秋の夕焼けは恋人へ、晩夏の海は20周年の結婚記念日に、菫色のペアリングは結婚式に使う、まさに結婚指輪です。

深い透明な紺色、明るい春の空・・・これも彼女へのクリスマスのプレゼントらしいです。

みなさん、お幸せにね!

2000年12月22日 和菓子のこと

こんにちは!風邪をひいて昨日は会社を休んでしまいました。胃に来る風邪で、めちゃくちゃ気持ち悪かったです。でも持ち帰った仕事をしつつ、クリスマスのオーダー最後の発送もしたりして、けこう生産的な一日でした。一日中ぱじゃまだったけど。みなさんも気をつけてくださいね。

よく見るコーナーのアンケートで、「デザインチェックのコーナーに次いで多かったのが、驚いたことにこの「作者のひとりごと」だったのです。ほんとかなーーーー????そこで更新しよう!と思ったわけです。みなさんありがとう。

さて、和菓子のこと。私は中学生くらいからものすごく和菓子が好きになりました。それも上生菓子といわれる、練り切りやこなし、ぎゅうひなどでつくるきれいなお菓子です。その当時(大昔みたいな言い方ですね)、ケーキの作り方の本はあっても、和菓子の作り方の本は無かったんです。そこで浅草の合羽橋に行き、和菓子の道具を売っているお店に行き、和菓子職人が読む専門雑誌を探し、やっときみしぐれやら練切りなどの大好きな和菓子のレシピをget!白花豆や和三盆糖を入手し、あんをつくるところからスタートしました。大学生になると、裏千家の茶道部に入り、そのころはかなりいろんな和菓子を作れるようになっていたため、お正月にはおせちに加えてきれいな冬の和菓子をデザインしてさまざまにつくり、外国人のお友達なども招いて簡単なお茶会をしたりしました。(これが練りきり。ちょっと和菓子サイトからいただきました)

硝子の指輪の7月の作品にも「桃色の水饅頭」とか「水牡丹」とか、和菓子の名前が出てきますが、どれも私が好きな和菓子です。

和菓子の世界はとても奥が深くて、創作するのはとても楽しいのです。おいしい、市販品にないような甘さの、豆の香りがふわっと立つあんをつくれば、あとはそれをつかって何をつくっても味は保証つき。

いつか、アトリエができてワークショップなんかをするようになったら、手作りの和菓子をお出ししてみたいなと思ってます。

さて、ここに「和菓子がオーダーメイドできるサイト」があります。面白いので見てみてね。

「京菓子司 総本家 よし廣」

http://www.yoshihiroseika.com/index2.html

ではでは、また!

 

2000年12月20日 アンケート、たくさんきて、うれしかったです

先日、これまでのお客様とお知らせメンバーになっていただいた方を対象に、プレゼント付きアンケートを実施しました。その中で、「こんな指輪があったらいいな」っていうイメージを書いていただいたのです。これがとっても素敵なイメージばかりで、もうはやくつくってみたくてしょうがないんです。  「緑色の湖のそこで、小魚のむれの うろこが、ちらちらと日の光を反射しているような・・」
「自分の中に深く深く潜り込んでいけるような・・」「フルーツ!!      レモンやメロンやバナナやキュウイ・・・・      原色ではなくて、やわらかくて少しぼやけた色でイメージしてしまいました。      おいしそう!! 」「クリスマスツリーのようなカラフルな感じ」「赤が混じったオーロラ」などなど・・・。それから多かったのは、シルバーと組み合わせたリング、男性用のリングでした。

「あったらいいな他のアイテム」では、ストラップがすごく多かったです!あとはペーパーウェイトのようなさわって和むオブジェ、ブレスレット。ストラップは検討してみようかなと思いましたが、
紐を何にするかですよね。太めの革紐かな〜。実は、ストラップといえば、お客様のひとりが組みひもをやっておられて、お願いして私のストラップを組んでいただいたのです。すごい立派です。硝子玉はりんどうの指輪とおそろいの色で、私がつくりました。下の写真です。私の愛用カラーアイモード。バッグの肩ひもにくっつけられるように、ストラップは金具で輪を開いたり閉じたりできます。

こんなチョーカーも作ってもらったんです。黒のシルクの組みひもです。素敵なんです。

 

話はもとにもどると、サイトの改善ポイントはリンクのページがフレームの中に現れるというのが一番多くて、これはお客様のひとりが、タグの付け方を教えてくださって、たった今なおしたところです(なおってる?)。田中さん、ありがとう!

あとは壁紙が荒くて文字が見にくいっていうのも多かったです。確かに!もっとなめらかな感じのバックに変えようかなと思います。

とにかく、たくさんの励ましのお言葉、楽しいアイデア、ありがとうございます。

引き続きクリスマス直前までアンケート募集してますのでどうぞ!プレゼントの当選発表はクリスマス当日、25日の予定です。

2000年12月16日 おうち建設中!建築現場より

今日は今建設中の新居の様子を見に行きました。コンクリート打ち放し、周囲を壁で囲んですっぽりとプライベート空間に住む、都会の暮らし向きの設計です。特徴のひとつには「バリアフリー」があります。とてもモダンなデザインですが、車椅子でも生活できるようになっています。これは父が車椅子なせいもありますが、将来のことを考えて、長く自立して暮らせるようにといろいろ勉強しました。道路から全く段差がありません。思い切ってホームエレベーターもつけました。

8月から施工に入ったのですが、やっともうすぐ1階の壁と天井のコンクリートを打つという状況!遅れに遅れています。

下は、10月21日の写真です。地下のコンクリートを打ち終わって1階に鉄筋を組んでいるところです。

縦横比が3:1という細長い地形です。そこをさらに細く中庭と居住スペースに割っています。

こちらは今日の写真です。二階の床部分に上がって配筋をチェックしています。写っている女性は建築家。座っている男性は現場監督です。ちょうどこの下の一階が工房になります。

小さいけれど、いろいろ考えて使いやすく設計してもらいました。あそびに来てね!

できあがるのは、4月か5月になりそうです。また報告するかもです。

家を設計するなら建築家に頼んでいっしょにつくっていくのは本当におすすめです。家のプランは単なる間取りではありません。家族の考え方や価値観、いろんな夢が設計途中に予想もしないくらいクリアになってきて楽しいことこの上ないです。それから、一生住むつもりだったら、ぜひちょっと気遣いをしてバリアフリーにしといたらいいと思います〜!

2000年12月12日 完璧にただの独り言です

今日は相模原にある女子美術大学でちょっと講義をしてきました。実は、女子大って、生まれて初めて足を踏み入れたのです!なんか別世界のような広々したキャンパスに綺麗な校舎、そこに麗しい若い女の子ばかりが工房で木や金属やスタイロフォームをばりばり削っていたりする、不思議な場所でした。高校も大学も男性がすごく多かったし、職場も男性中心なので、なんだかとても新鮮でした。

いつものことですが、講義の内容はユニバーサルデザイン。私の昼間のお仕事(?)、プロダクトデザインの関連として、だれにでも使いやすいデザインとは?っていう内容です。女性は長生きをするし、子供を産んだりもするので、いわゆる元気な壮年男性よりもずっと世の中の弱者に対して理解するのが容易です。それでも若いデザイナーが、自分とは違う視力や聴力を持つ状況を想像して、ほんとにつかいやすいデザインをするのは至難の業。視覚を失った状態をシミュレーションしながら、普段食べ慣れているはずのお菓子を選んで食べたり、手探りで自分の財布の中身を数えたりしながら、触覚に訴えるデザインや、音や臭いといった、視覚以外の感覚をフルに使えるデザインの仕方について考えます。

こういう考え方はホームページのデザインにも当てはまります。ナビゲーションがわかりやすく、また、目の見えない人が音声リーダーにかけてもちゃんと理解できて、視覚に頼らなくても情報が伝わるサイトをつくるにはどうしたらいいか。

そのあたりについては、アメリカのW3Cという団体がとても細かいガイドラインを設けています。その辺の勉強を今しているところです。わかってくると実にお恥ずかしいことなのですが、実はこのサイト、あまりユニバーサルにはできていません。フォントの指定とかの仕方を知らないままつくってしまったんです。画像にもほとんどタグをつけていないし、はやく改善しなくちゃと思っています。

いつもみなさんと言葉のやりとりをしながら、イメージを形にし、指輪をつくっています。ときどきデザインスケッチみたいなものを送って下さる方もいらっしゃいますが、基本的には視覚を介在させないで言葉のイメージだけでデザインしたいと思っているのです。ときには、画像情報よりも、みなさんの心にあるイメージを伝える「文章」のほうが、ずっと視覚的でくっきりとした豊かなイメージを持っていたりします。人間が普段得ている情報の大部分は視覚情報だそうですが、それを遮断したとき、普段は眠っている、他の間隔が呼び覚まされていくことがあります。

みなさんも、時にアイマスクをして、普段から聞いている音楽を聴いたり、住み慣れた自分の部屋でアロマオイルを炊いたり、大好きな人と寄り添ったりしてみたらどうかなー。きっとびっくりするくらいいろんなことを感じると思います。ワインの香も際だって感じるし、蜜柑の皮の冷たさも気持ちよかったりします。

長々と独り言しました。ここまで読んでくださった方、どうもありがとう。

おやすみなさい!

 

2000年12月10日 

今日は私の37歳の誕生日なんです♪♪

「いえもう、めでたくなんかないですよ〜」とかなんとか人には
言いながら、実は
いくつになっても誕生日は好きです。

昨日はお友達からとーっても綺麗な黄色とクリーム色の薔薇の花束をいただいて、びっくり。
会社の同僚たちからは、ガラスの指輪ケースとか、ガラスのペンとか、ローズアロマの透き通ったキャンドルとか、きれいなプレゼントもいっぱい。ちょっとブルー気味だったこのろごの気分がすっかり明るくなりました。

どうしてみんな歳をとるのをいやがるのでしょう?
だんだんきれいでなくなるから?

歳と共に失っていくもの以上にいいことがたくさんあったら、
一年が過ぎてよかった、ってことになるんじゃないかなーと
思いながら暮らしています。今のところ収支はプラス!
少なくとも60歳くらいまではプラスでいきたいな、と思います。

12月は落ち着かないけどやっぱり大好きな月です。

命がもう少ししかないといわれて久しい私の父と、また「あけましておめでとう」
と言えそうでうれしいこのごろでもあります。

2000年11月28日 

4ヶ月ぶりにひとりごとです。あれからいろんなことがありました。
暑かった夏も終わり、バーナーの炎が心地よい秋も過ぎ、もう冬です。
雪の結晶みたいな指輪をつくりたくて試作しては失敗しているところです。

哀しいこともいくつかありました。
幸せっていうのは、いったい何なんでしょう。
楽しい、心から幸せ、って思える瞬間の積み重ねかなあ。

子供がいて、健康で、何不自由なく、とかいう条件というか、
客観的状況=幸せというわけじゃないん ですよね。

それでもその条件のひとつでも欠けてしまったら幸せでなくなるから
守っていくものなのかな。幸せのバランスシートをつくるように。

明日は大学で講義をします。年に数回のことなんです。
なのに今日に限って声が出ない風邪にかかってしまいました。
うーん。どうやって授業をしたらいいかなー

 

2000年7月23日 

お久しぶりです。夏の間は硝子制作はとーっても暑いんですけど、炎の美しさは暑くても寒くても同じ!

硝子も涼しげな色合いがきれいです。今週は東京硝子工芸研究所で蜻蛉玉の集中講座を受けています。

秋を前に、伝統的な蜻蛉玉に使われるレース模様や花模様を使った指輪を作りたくて。試しに作ってみたのがトップページの花火の指輪です。これから、いろいろなオリジナルパーツを作ってみたいなと思っています。

硝子の玉の中に閉じこめられた小さな花や宇宙。

興味のある方は、8月31日から、新宿高島屋で現代の蜻蛉玉作家さんたちの展覧会が開かれますので是非いらしてくださいね。

 

2000年6月11日 

ロニセラ・ヘクロッティーの指輪をペンダントとセットにしてみました。(右)

13日から2週間弱、アメリカに行きます。昼間のお仕事(?)で、東海岸の国際会議に出て、SFに寄って帰国します。合間を縫って硝子素材発掘に行って来ます。日本に無いような色のもの、特にきれいな赤を探しています。

アメリカのアクセサリーはなかなか個性的なものが多いです。硝子のアクセサリーをみつけるのも楽しみです。が、美しい花や風景、海のイメージを写真に撮ってこようとも思っています。もちろん、ちゃんとお仕事もしてきます!しばらく留守にしますが、メールは読めると思います(たぶん)。ではでは。。。。

透明無垢の赤の硝子を探しています。この硝子はめのうのような縞模様がきれいです。

2000年6月8日 

明るい緑色に真っ赤な新芽がきれいでした。こんな感じの指輪も作ってみたいです。赤はとても発色がむずかしく、思ったようなイメージになりにくい色です。

東京の紅葉の新芽です

2000年6月5日 

紫つゆくさをみつけました。透明感のある落ち着いた紫は品が良くてとても素敵です。

紫色のグラデーションです 

紫露草をイメージしています。大人の色あいです。

2000年6月3日 

東京でも紫陽花が咲き始めました。つぼみの薄き緑色から薄いブルーやピンクに色づき始めたところがとても好きです。今日試作してみる予定です。

ところで木曜日に風邪をひきました。すごーく気持ち悪くて寒気がして、貧血も起こして悲惨でした。昨日一日中寝ていたらころっと治りました。単なる寝不足だったのかしら?

みなさんも気をつけてね!

 

 

tyとても薄い、かすかなピンク(半透明)に乳白色の白、クリアの黄緑などを重ねています。まだつぼみに近い、かすかに色がさしている紫陽花の色をイメージしました。

2000年5月29日 

薄いブルーグレイの涼しげなビスカリア。6月になったら、あじさいのイメージに重ねていくつかブルー、紫のシリーズを作ってみようと思います。

いまのところはTOMOYOさんの青紫の色合いに映してみました。

 



ビスかリア:もともとは群生して咲く野の花です。野原に何気なく咲くのが似合う、楚々として風にゆられるちいさな花です。

この青紫はとても涼しくてひそやかな色合いです。この指輪はまだ仕掛品です。

2000年5月28日 

街を歩きながら見つけた花です。
ロニセラ・ヘクロッティーといいます。

名前が難しいので指輪の名前は赤葡萄にしましたが、もともとはこの花の色合いを映してみたものです。



オレンジの入ったピンクと薄紫、濃い紫、濃い赤紫などがいっしょになった可憐な花です。このごろカメラを持ち歩いて、目に留まった風景や花、空などを撮っています。紅葉の赤い新芽や雑草の小さな花など、目を向けると実にきれいです。


「赤葡萄」・・・
実は ロニセラ・ヘクロッティー


2000年5月21日 

5月の指輪から「ナイトラベンダー」を紹介します。
私が育てているラベンダーの紫はとても淡くて花びらは透けるくらい薄くて涼やかです。
そして、夜見るラベンダーは薄青です。そんなイメージを指輪にしました。



半透明の淡い紫にクリアの紫を重ねたシンプルな指輪です。この色は、太陽光や白熱灯の下ではピンクがかった薄い紫です。これを蛍光灯の光で見ると、薄いブルーグレーになる、ちょっと不思議な硝子です。

「ナイトラベンダー」

2000年5月20日 

ベランダに咲いた薔薇です。コクテールという種類で、一重のひかえめな花を咲かせます。内側が薄いクリーム色で、外側は少しオレンジがかったピンクの花びらがとてもかわいらしくて大好きな種類です。

この花の色を指輪にしてみました。



薄い黄色と明るいピンクのグラデーションの細めの指輪です。 おいしそうです。


「薔薇-コクテール」

2000年5月12日 

ガラスのことばっかり書いてても飽きちゃうので、今日は関係ないお話・・・。

アフガニスタンの女性がひどい目に遭っているということはご存じですか?今日、アメリカ在住の友人からあまり知られていないアフガニスタンの96年以後の女性の非人間的な扱いを非難し、UNに訴えるための電子署名を求めるメールが届きました。私に届いたメールには、スウェーデンから始まって、イスラエル、フランス、イギリス、アメリカ・・・とメールチェーンが世界各国を回って署名を連ねていました。日本は私が初めてでした。

アメリカではメールを使った署名活動は一般的なのでしょうか。デマのウィルス情報やたちの悪いチェーンメールと、今日受け取ったメールの違いを判断することは誰にもできないのです。でも、内容に共感したことと、これを送ってきた友人が信頼できる女性だったことだけを確証として、私も信頼できる友人数名にチェーンをつなぎました。

この署名が何かの意味を持つか、ただのいたずらなのか・・・。発起人のアドレスは明記されていたので、これからの動向を追いたいと思います。それにしてもインターネットというのは本当に瞬時に共感する人を集結する力があるのですねえ。それと同時に上手に隠した悪意やいたずらによる被害もあっという間に世界中に被害が広がるんですねー。善悪や常識を判断するのはあくまで個人。知らないうちに加害者に荷担しているかもしれない・・・。デジタル未開人に近い私はやたらに不安です。

2000年5月9日 

先日、青山のKARANISで内田先生のとんぼ玉をみてきました。直径2センチほどの玉の中に、小さなヘビイチゴの花と実と葉が本物のように咲いていました。他にも、サボテンや海の中のイメージ、孔雀の羽のイメージなどが小さな宇宙のような透明の球体の中に浮かんでいました。いったいどうやってできているのでしょう?写真だけでしたが、雪の結晶をモチーフにした作品がとてもきれいでした。烏瓜の花をテーマにしたものもとてもすてきでした。

アメリカのホームページでも、glass bead で検索するといろんなものが見つかります。同じとんぼ玉でも、日本のものとは全く感覚が違う作品が色々見られます。不器用な私には一生かかっても到達できそうもない世界ですが、バーナーワークの基礎として一度しっかり習ってみたいなとも思いました。

2000年5月8日 

ゴールデンウィークも開け、久しぶりにオフィスまで歩きました。いい風でした。5月って最高の季節だな。なんというか、子供の頃から一月ごとに心の中に特定の色のイメージがあるんです。5月は、あの、希少価値のある繭、なんといいましたっけ、山繭蛾だったかなあ、ああいう、ごく薄い緑色のイメージです。今日はそんなイメージの指輪をしていきました。新緑とも違う、今頃の日差しとも違う、感じる5月の空気の色なのかな。

2000年5月6日 

なんとなく街を散歩してみました。庭の木々の中でひときわ満開なのが白やピンクのハナミズキです。花屋さんにも行ってみました。いろんな花の苗が売られています。濃いピンクのサフィニアが出ています。ベランダの手すりからあふれるように垂れ下がって咲く、ペチュニアに似た多年草(宿根だったかな)。

ついこのあいだ、土の上に水たまりができたような茶色の指輪や、雨雲のようなグレーの指輪をつくってみたばかりです。でも、夏はあんなサフィニアのような、目にまぶしいような色もきれいですね。ショッキングピンクの指輪をつくってみようかな。

2000年5月5日 

今日は高尾山に登ってきました。新緑がとてもきれいでした。人もたくさんいたけど、裏道は日陰の細い山道が続いて、涼しくて気持ちの良い一日でした。

山道の影になったところには、薄紫の「しゃが」が美しく咲いていました。見たこと、ありますか?うすいうすい紫の、アイリスやあやめの仲間の野の花です。3枚に分かれた花弁の中心には薄黄色の部分があって、細かいひだひだがあります。なんとも可憐で、ほの暗い木陰でぼうっと光るように咲いていました。小さい頃から好きな日本の庭草です。
たち壺スミレもたくさん咲いていました。これも懐かしくて大好きな花です。名前はわからないけれど、白にピンクの細い筋の入ったすみれもみつけました。ワインレッドのオダマキもすてきでした。紅葉も薄緑にちょっと紅を差したような、のちいさなたけとんぼのような種をつけていました。

今日見た緑や草花の色を指輪にしてみようと思います。あさってくらいかな。

2000年5月4日

新宿OZONEのクラフトフェスティバル2000が無事、終わりました。
お店に来て硝子の指輪を手にとって下さった方、買っていってくださった方、ご注文下さった方、どうもありがとうございました。「わぁ、きれい」って言っていただけると、ほんとにうれしかったです。

指輪は、イヤリングやペンダントとは違って、鏡がなくても自分の目に触れ、手で触れることの多いアクセサリーです。手に取ったときのひんやりと冷たい感じ、つるんとした感触をもっと大切にしていきたいと思います。触れても気持ちの良い指輪。テクスチャーもすりがらすのようなもの、彫刻をしたようなもの、バーナーワークではなく、パート・ド・ヴェールの指輪もつくってみたいです。さっそく新宿のハンズに行って、新しい道具や材料を仕入れてきました。サンドブラストとワックスワークも始めようと思います。

それから、サイズが最初からぴったり合わないと、ちょっとがっかりした顔をして帰ってしまわれる方が多かったです。サイトからのご注文では、最初は何度か調整したりしなければならないかもしれませんが、二度目からはぴったりのものがつくれるようにしてきたいと思います。指輪のサイズの測り方はどうぞこちらへ。

2000年5月3日

今日が初めての直接展示・販売でした。昨日はカードや指輪の磨き仕上げなど、夜中の2時ごろまで準備をしてました。

このイベントに参加するのは初めてでしたが、いろいろな方に見ていただけてよかったです。
自分でも気に入っていたものを手にとっていただけるとドキドキしました。薔薇色の指輪もすぐにお嫁入り(笑)、夕焼け色のものもサイズを直し次第、知らない女性のところに・・・。気に入って使っていただけると良いのですが。親心というか、ちょっと心配なくらいです。


4月の指輪でご紹介したクリアに金が入ったものは、おそろいのイメージのイヤリングのご注文をいただき、その場でデザインスケッチしました。「そうそう、こんな感じで、ここをもうすこし丸く・・・」、そんなお客様とのやりとりは楽しかったです。さっそく創ってみようと思います。

では、また明日・・・。

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