大平山ツーリング


2000年6月17日
水が奇麗でした
永野川...だと思う

 同じツーリングクラブに入っているバリオス乗りのプーさん(仮名)が、大平山に紫陽花を見に行くという事を聞き、丁度梅雨の中休みで天気も良さそうなので急遽予定を変更して便乗。プーさんはヒジョーにアクティブな女の子で、バイク歴1年なのに結構上手に走る。もちろんフリーターではない。
 4号バイパスも125号バイパスも越谷からの下りではよく流れているので、加須インターまで下道を使い待ち合わせの佐野SAへ。

 佐野SAにはカワサキ車が集団が・・・同系統のバイクの集団というのは同じバイク乗りでも一寸近付き難い雰囲気があるのは気のせいだろうか?
 くまさんは既に来ていて、一息ついてから以前大平山に行った事があるくまさんの先導で出発する。クウォーターマルチの「ふぃーん」という音は聞いていてなかなか楽しい。栃木インターで東北道を降り、南にある大平山に向かう。県道11号から大平山へは一本道で、太平山公園の入り口には駐車場があるが時期が時期だけに渋滞していたので、途中にあったCD機の駐車スペースにバイクを停めさせてもらって(無許可)歩く。

 手前の道の紫陽花は見頃だったけど、肝心のあじさい坂のは少し早くて3分咲きくらいだった(見頃は6月下旬から7月上旬)。山頂にある大平山神社までは距離にしてわずか600mの石段を登るだけなのに息があがってしまい、会話をかわすときにはさりげなく、且つ必死で息の乱れを押さえたりしていた。
 神社にお参りをして、そばにある展望台から景色を眺める(この展望台のすぐ下まで車で来る事ができる)。夜景は奇麗らしいが昼の風景は感心するほどの事はなかったけど、すぐに戻るほど体力が回復していなかった。さらに情けないことに、石段を下りる時に疲れで足が震えて踏ん張りが利かなくなっていた。すれ違った3,4歳の子供の方が元気とは・・・。

 近くのコンビニで腹を満たして県道32号で横根山を目指す。ある程度山の方に近付いて来ると永野川沿いを走るようになる。この川がなかなかの清流で一寸気になっていたら、後ろを走るプーさんも川を見ながら走っているようなので、スペースを見つけてバイクを停めた。
 川の傍に行って見るとここのところ雨が続いていたのに奇麗な水で、カワトンボ科かイトトンボ科と思われるトンボが2種類ほど飛んでいた。この辺の科のトンボは結構水質にはうるさいんじゃなかったかな。
 この日は暑かったので、ぼんやりと川の傍にいるだけでもなかなか気分が良かった。

 柏尾峠に近付くと、道幅はほとんど一車線になり脇から木や草が張り出してきついコーナーが連続する僕好みの道(悪路)になる。柏尾峠には申し訳程度にスペースがあり、展望台らしきものがあるけどまったく無視して横根山へ向かう道を北上する。こちらも狭いワインディングだけど路面は結構しっかりしている。
 途中にある前日光牧場のゲートを通過しても相変わらず森の中なので道を間違えたかと思うけど、しばらく行くと急に視界が開けて牧場の中を走る道になる。去年も来たのだけどここに至るまでの道の暗さのおかげですごく気持ちの良い開放感を感じることができる。

 前回は営業していなかった終点の店がやっていて、焼肉(バーベQ?)とお土産屋だった事が分かった。車で入れるのはここまでで、この先は横根山山頂と井戸湿原のトレッキングコースになっている。
 牧場なので僕もプーさんもソフトクリームを期待していたのだけど普通のアイスしかやっていなかった、残念(もちろん頂きました)。ここは山の頂上の一部がくり抜かれたように牧場になっているため、周囲から隔絶された感じがあってなかなか気分が良く、のんびりと過ごせてしまう。

 柏尾峠を越えて反対(西)側は来た道(東側)よりもかなり路面が荒れていて、水はけも悪い。僕は決して速いわけじゃなけど、下りや回り込むようなカーブに苦手意識は無いので気にならない。
 結構対向車が頻繁に通るのであまり距離を開けないようにバックミラーでプーさんを確認しながら走る。後ろを走るときは前のライダーのラインをトレースする事が多いし、対向車は1台目のバイクとすれ違った時点で左によけているので後続のバイクとの距離が近い方が安全だと思うから。ちなみにこの県道はR122から1kmくらいは広い二車線なので西から峠に向かう人はだまされないように。

 R122は交通量も少なく、適度にコーナーもある広いルートなので快適に流して草木湖畔の草木ドライブインで休憩する。悪路が好きでもペースが上がらないので3千〜4千回転という、カタナでは一番振動が多い回転域になってしまい手首が鈍ってしまう。まぁ、煙草飲みは何かと言い訳をして休みたがるものです。
 小腹が空いていたので拳骨ドーナツ(串刺しにされた丸いドーナツ、名前忘れた)を喰う、三口で飽きるけどもったいないので全て平らげた。プーさんは焼き饅頭を選択していた。のんびりと草木湖を眺めた後、太平山で疲れた体に気合を入れて帰路に就く。

 R122を南下し、R50を過ぎてからは県道69号で17号バイパスへ向かい利根川手前の休憩所で解散。特に観光をしたりワインディングを走り込んだりはしなかったけど、ひなびたルートを選択したせいかツーリングしたぞという充実感が結構あった1日だった。





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2001年07月10日作成
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