煤竹の2尺9寸管

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九州の友達から送ってもらった、煤竹で作りました。作りましたといっても根っこもついていないのでただ節を抜いただけですが、まあまあ鳴ります。煤竹のグラデーションがとても綺麗で澄んだ夜空に雲がかかっているような感じです。音も素朴な響きがあるので、月音(つきおと)と名付けました。

ちょうど庭の枯葉が綺麗だったのでその上で撮って見ました。
節またぎで、根っこはまったくありません。
「つきおと」の字が煤竹の模様の間に面白く描けました。
少し節を残しています。
根っこの無い管尻はこの通り薄っぺらな肉厚ですがいい音します。
中塗りもせず、歌口も入れずです。結構丈夫なもので、このスタイルで何年も使っている尺八もあります。

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