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第三十九話「嗚呼!Power Bookerのセレナ〜デ(そりゃないぜ)」
1999年8月7日23:30 日本 珠洲 狼煙館其の参
秋葉カニカニ団にとって、ようやく長い一日が終わろうとしていた(やっと24時間、なんつ〜濃ゆい一日なんだろ)
とりあえずミケくんと、団長、heads, あつこの4人で「松の間」を占領することにした。
荷物を置いたあと、あつこが着替える間、他の三人は隣の「竹の間」に行くことにした。
障子を開けるやいなや、なんとPBを取り出して数人がタムロしていた。
あつこが着替え終わって「竹の間」現れると三人は取って返し、自分たちのPBも運び込もうと部屋に戻った。
震える手で各自のバッグを開けてせわしなく愛機を取り出した。
ミケくんのPB550C, 団長とheadsの2400C、三人とも小脇に抱えて「竹の間」になだれ込む。
そこで待ち受けるのはSakaの540C、Maroの2400C、クロネコの5300C、KMの3400C、たつゆきのDuo2300C が火を吹いて待ち構えていたのだった。
なんとその総数8台、全部Macintosh Power Bookであった。
こんなトコロを狼煙町の駐在さんに踏み込まれたら、場所柄 北のスパイと間違われて撃たれるやもしれないと冗談で笑った。
みんなバッテリ〜が満タンとは限らないので(Maroの家で起動してたりしたから)早くもコンセントの奪い合いになった。
まるでモノポリ〜を地で行く争奪戦が水面下で繰り広げられていた。
Sakaが手に入れたばかりの540Cを広げて夢中でキ〜を叩いていた。
皆自慢のソフトやセッティングをしてるのだった。
人のMacはワカらないのだが、これがまた面白い。
他人のマシンをのぞき込んではあ〜でもない、こ〜でもないと議論に花が咲いた。
先程の不気味な狼煙館のイントロなど、とっくの昔にドコかに吹き飛んでしまっていた。
しかし、ミケくんにはこの狼煙館に入った時から気になって仕方のない事があった。
先程からどうしても頭を離れなかった。
その時、「ジャぁ〜〜〜〜〜んんん」(゚o゚;) はぅっっ←ミケくん
一際デカい起動音がミケくんの背後に鳴り響いた。
KMの自慢の世界唯一4スピ〜カ〜仕様、ついこないだまで世界最速のノ〜ト Power Book3400C/240だった。
「ラップ現象かと思ったらラップトップでした(^_^;)ゞ」(ミケくん談)
「ビックシしたぁ〜、ウルセ〜〜〜よぉ〜そのノ〜トΨ(`o´)Ψ」ミケくんが叫ぶ。
「わはははは〜、4スピーカーは伊達(註: イタチと読んではイケマセン)ぢゃない〜。」←このコメントKM先生のトコからパクりました。
イ〜サでネットワ〜ク張ろうにも、ケ〜ブルは持ってないわ、ソフトは入ってないわで大騒ぎになって、
結局ほとんどのマシンがスタンドアロ〜ンでイジっていたのだった。(^_^;)ゞ端から見ると結構マヌケだった。
それでもSakaは果敢にも外部に接続しようと、えいやっっと電話線を引っこ抜きモデムカ〜ドに突っ込んでいた。
が、しかしうまく接続できないようだった。KMやRankerのその道のプロ軍団がアシストに走り、
ようやくBBSに繋がった時は、すでに日付が変わろうとしていた。
傍らで見ていたミケくんは、気を抜いた瞬間に暗黒の奈落へと落ちていき。
不本意ながら、ひと足早く夢心地に浸っていた。


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