第四十話「狼煙岬、夜更けのトランペット計画」 1999年8月8日00:00 日本 珠洲 狼煙館其の四 |
ミケくんがうたた寝を始めた時、ある計画が持ち上がった。(筆者は寝ていたのでココからの会話はあくまでも想像である) 静かに540Cのモニタを閉じているSakaの口から耳を疑うような発言が飛び出した。 「KMさん、トランペット持ってきてるんだよねぇ〜?」 「え?いや、まぁ〜・・・日頃の習慣で」ビクビクしながら答えるKM、あまりに突然の事で答えが要領を得なかった。 Sakaの目がそのKMの動揺を見逃さなかった(-_-- )☆キラリ 今にして思えば、あの時に持ってないと一言ってれば・・・・KMの胸に去来したものは何だったのだろうか、一瞬の逡巡が命取りだった。 Sakaの目が再び悪戯っぽく輝く、何かを企んでいるときのSakaの目だった。 「じゃ〜灯台登って、演奏会でも開くか、トランペット独奏の」 「マジっすかぁ〜?カンベンしてくださいよぉ〜」KMの目には涙が滲んでいた。 「ええ?Sakaさん、本当に行くの?灯台」さすがのMaroも驚いて聞き返した。 「今からかいな、ほんまに行くんかぁ?」どっちでもいいとばかりにYayoiは事の様子を窺った。 「日本一のステ〜ジだと思うな、あの灯台は」Sakaのセ〜ルスト〜クがまくし立てるようにKMに降り注いだ。 たつゆきは事の成り行きを楽しんでる風にも、眠たい風にもとれる笑顔を見せていた。 「見晴らしが最高だぞ〜、遠く大陸まで見渡せるんだぞ、あの灯台は」身振り手振りでSakaが説明している。 「イイねぇ〜聞きたいなぁ、KMさんのペット」唐突な計画にクロネコも乗り気になっていた。 「灯台って、岬の先端の灯台のこと?」あつこが不安そうな面持ちで訪ねる。 「へへ、いいカモカモ〜、ちと酔いざましに丁度」headsは手を叩いて団長を見た。 「マジっすかぁ〜?いいですよ行くんだったら、行きましょう〜!」さすが団長であった。 「だろ〜?ちょっと足元が暗いんだけど、夜は照明なしだからあそこは」サラリとした表情でSakaが詰めにはいった。 KMの額に油汗のツブが大きくなり始めた。「でも、何を吹けばいいのか・・」 「サスケがいいよ、アタシはサスケが気に入ってるんだけおどなぁ」たつゆきが寝転がりながら話に入る。 「あれはおめぇ・・ギャグだってば」必死に抵抗するKM 「ギャグでイイよ、ギャグで〜〜、そういう所なんだから」とSakaが笑って答える。 「真っ暗なの〜、怖いなあ、でも行ってみたい〜」あつこが最果ての地に立つ灯台に興味を示した。 「明かり持っていかないとなんないけどね、みんな懐中電灯持ってるでしょ?できるだけたくさん持って行こう」Sakaは 「行くしかないっしょ〜〜、こ〜なったら」Rankerは早くも立ち上がって、上着を着ていた。 「行こうっっ!!行きましょう〜!こんな機会滅多にないし、まだ宵の口だよ」MBXがひときわ高い声で叫んだ。 「行きましょう!ちょっと懐中電灯ゼンソン号に取りにいってきます〜」団長が立ち上がってひと足先に部屋を出ていった。 「仕方ないっすねぃ、んじゃ〜ちょっとだけですよぉ〜、も〜変な事になっちゃったなあ」KMもまんざらでもない様子で立ち上がった。 「よっしゃ〜決まり!!決定ぃ〜、さぁ〜行くぞ〜みんな〜、ほらミケくん起こせっっ」Sakaが叫んだ。 「Oo。。(_ _).......ZZZZZ ズゴゴゴォオオ」ミケくんは寝ていた。 Oo。。(_ _))ヽ(^^ )起きれぇ〜〜ミケくん え?・・・ゴシゴシ(-_\)(/_-)ゴシ なに?ウソ・・・まぢでぃ? |