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ストッククラス 予選

さあ、いよいよグランドチャンピオン決定戦最初のレース!
ストッククラスの予選が開始になります。
予選は選抜レースの順位下位から順に1分間のタイムアタックをして、ベストラップにより予選順位を決定します。
僕は選抜レースでトップタイムをマークしているので、予選は最後のアタックになりました。

選抜レース通過は12人でしたが第一回グランドチャンピオン決定戦スペック1クラス3位のわかやみ選手は事前に不参加を表明していたので、11人で行われる予定になりました。
が、予選開始時間ぎりぎりになっても佐山選手が来ません。
ぼくたちは、
「寝坊かな?」「やっぱ寝坊??」
と、口々に心配し始めました。
過去に佐山さんは寝坊の実績がありましたから。(笑)
しかし、予選開始ぎりぎりの時間になんとか間に合いました。
練習時間はありませんが・・・
11時になり、簡単にドライバーズミーティングを行った後早速予選が開始されます。

<参加マシン紹介>


   

   

   

さすがに最終戦だけあって綺麗なマシンが多いです。
え?僕の車ですか・・・
聞かないでくださいよ・・・はうう・・・
前回チャンプのアツシ選手がbBを使用しているのをはじめ、クリアボディ全四種がそろいました。
前回はスペック1クラスでは<bB>スペック2クラスでは<GT−R>に偏っていましたが、今回はバラエティに飛んでいて見ているだけでも楽しいですね。

予選は順調に進みました。
ストッククラスは一切無改造なので、スピードが遅くどれだけ失速させないかがポイントになります。
そんな中、練習走行もできなかった佐山選手は、意外にも10秒台を出す快走を見せてくれました。
逆に、チャンプアツシ選手はマシンのスピードが相変わらず遅く、11秒を切る事が出来なかったようです。
さて、ここからは優勝のきたいがかかるトップ5のタイムアタックです。
まずは、元祖電飾!のたーつぁん選手の登場です。
マシンは<藤原とうふ店仕様のトレノ>です。
選抜レースではあまりいい記録を残せませんでしたが、前日の練習では<10秒42>をたたき出していて、かなり調子がよいようです。
その好調を維持しているのか、今日もいきなり10秒台に入り、記録も<10秒880>のタイムを出しました。
次は選抜レースで優勝経験もある高橋選手のアタックです。
トップスピードはずば抜けて速い感じはしませんでしたが、安定感のある走りをみせ、10秒95と、まずは10秒台に入ることが出来ました。
さらにこのあと、オープンクラスでの優勝候補の2人<吉田選手><鈴木選手>が登場し予想どうりの快走を見せ、10秒43、10秒42というストックの限界ともいえるタイムをだし好調をアピールしました。

さあ、いよいよ僕の出番がやってきました。
先週の選抜レースではぶっつけでいきなり10秒34という信じられないタイムをたたき出していますが、今週の練習では10秒の中盤までしか出せていないので少々不安が残ります。
マシンはヨンサンスクエアに来た初日にヨンサンスクエアで購入した<カストロールスープラ>ベースです。
全車種中唯一ホイールが白いマシンで第一回選抜レース、第2回選抜レースともにトップ通過のマシンです。
補修パーツ入荷直後にバッテリーを交換したほかはモーター交換すらしていないマシンなのですが、衰えをまったく感じさせないマシンです。
しかし、予選では連戦のダメージが残っているのか、全ラップで10秒台に入る好走を見せたものの、記録は10秒60とあまり納得の行くタイムは出せませんでした。
フィーリング的にはスピードがいまいちだったように思います。

以上で予選は終了しました。
今回はグランドチャンピオン決定戦という事で慎重に車検が行われました。
そんな中、11台中3台のマシンが車検に引っかかってしまいました。
そのうちの一台はなんと、予選2位の鈴木さんです。
これは、フロントのスペーサーの規定の認識の誤認で車高の調整のみ可能というレギュレーションが自作スペーサーも使用可能と思ってしまったことが原因でした。
そのため、ルール上順位降格で最後尾スタートになってしまいますが、快く受け入れていました。
すばらしいですね。
通常のRCレースでは一悶着あってもおかしくないシーンだったのですが、ここまで和気あいあいと運営してきたヨンサン選手権を象徴する出来事でした。

本来この後にセミファイナルがあったのですが、参加選手が12人に満たない為セミファイナルの意味がなくなってしまい、予選の結果で決勝のグリッドが決定という事になりました。

 今回は厳正な車検が行われました。(真剣ですねえ。)

*ストッククラスの(スペーサーによる車高の変更可能)とは、マシンに最初からついているスペーサーの上下の位置による調整のみ可能という意味になります。(一切無改造がストッククラスの基本ルールなので。)
説明が足りなかったかもしれないですね。

決勝レース チャンピオン決定!

決勝レースはスペック1のエントリーがあるため2グループ制になります。
鈴木選手の降着により予選2位に繰り上がった僕はAグループのポールポジションになります。
以下、たーつぁん、高橋さん、アツシ、青木さん柳さんの6人のグループになります。

<Aグループ 第1ヒート>
このヒート要注意はやはり、<たーつぁん>です。
前回、番外編の時に撮ったビデオで僕のラインを研究したとのことで、その言葉どうりなのかどうかはわかりませんが、たしかにラインが安定してきた気がします。
プレッシャーにも最近強くなってきたようですし、序盤僕の後ろにずっとついてこられたら、選抜レースの時のように僕がプレッシャーでつぶれてしまうかも知れません。

 決勝Aグループ。

緊張感が漂う中、注目のスタートです!
ポールスタートの僕はうまくスタートを決め逃げ切りに入ります。
しかし、僕のラインを見ながらついていくとの<藤原拓海>ばりの作戦のたーつぁんがぴったりマーク。
前回チャンプのアツシ選手や高橋選手はクラッシュにより出遅れてしまいました。

決勝になり調子の出てきたスペック1で10秒49と予選以上のハイペースで飛ばしながらもたーつぁんはなかなか離れません。
なんとたーつぁんも10秒57のハイペースで追ってきていました。
レースも中盤に入り周回遅れが出てきたところで、僕とたーつぁんの差が一気に詰まります。
1ミスで順位が入れ替わる展開!
しかし、その緊張に負けたのはたーつぁんでした。
ストレートで痛恨のクラッシュ。
大きく差が開きます。

このまま逃げ切りかと思ったのですが12周目に僕がシケインでクラッシュ!
その間に差が詰まります。
しかし周回遅れの処理に手間取ったたーつぁんとの差は4秒!
その差は最後まで詰まることはなくそのまま、20周。
3分40秒66のタイムで暫定トップに立ちます。
2位には5秒遅れでたーつぁんが続きました。

<Bグループ 第1ヒート>
Bグループは5台での走行になります。
予選で降着になった鈴木選手や、ポールポジションの吉田選手が注目選手です。
第1ヒートのトップタイム3分40秒が当面の目標になります。
なにしろ、20周レースははじめてなのでこのタイムが速いかどうかいまいちよくわからないのです。

 決勝Bグループ。

さあ、スタートです!
このレースはいきなり波瀾です。
四番手降着だった鈴木選手が第1コーナーの多重クラッシュのすきをついていきなりトップに立ちます!
2位には中村選手。
注目の吉田選手は最下位まで落ちてしまいました。

この後吉田選手と鈴木選手の差は半周まで広がりますが、吉田選手が怒涛の追撃を見せます。
そしてレース終盤鈴木選手がシケインで痛恨の転倒!
吉田選手との差が一気に詰まります。
その差1秒!
しかし、追撃もここまで。
結局はそのままゴール。
タイムはトップの鈴木選手が3分48秒15.
2位の吉田選手が、3分49秒88でした。

この時点で僕は2位に5秒差。3位4位には8〜9秒差をつけラクな展開になりました。
やはり当面のライバルはたーつぁんになりそうです。

<Aグループ 第2ヒート>

さあ、いよいよチャンピオンに王手をかけた最終レースです。
ここを無難に走りきりチャンピオンを確実なものにしたいです。

 優勝に王手がかかった僕のトレノ(スペック1)

今回もうまくスタートを切って逃げ切りに入ります。
たーつぁんも第1ヒートと同じようについてきます。
タイムも第1ヒートより100分の1秒速い10秒56のタイムで追います。
が、しかし今回はどんどん差が開きます!
なんとここへ来て僕のスペック1は10秒39というとんでもないタイムをたたき出していました。
あせったたーつぁんはヘアピンコーナーで痛恨の転倒!
大きく差が開きます。

この後、周回遅れのパスに戸惑いクラッシュなどミスが目立ちましたがマシンの調子に助けられ、チャンプ獲得に向けプレッシャーの中走り続けます。
結局、最後まで安定感を保ちトップでゴール!
タイムも3分40秒55と第1ヒートのタイムを上回るタイムでトップゴール。
Bグループ決勝を待たず、ほぼ確実にチャンピオンを確定させました。

<Bグループ 第2ヒート>

優勝する為には3分30秒台、2位以内に入るには3分42秒と厳しい展開になった鈴木選手&吉田選手。
優勝はさすがに厳しくなりましたが普通に走りきれれば2位は十分に狙える位置にいます。

この、第2ヒートですが吉田さん&鈴木さんのバトルで終始盛りあがりました。
かなり熱いレースでした。
第1ヒートの結果でポールスタートになった鈴木選手がスタートから逃げたのですが、常に吉田さんとの距離が近くワンミスで順位が入れ替わっていたのですが、その回数が10周までの間に6〜7回程度ありました。
その後も、逃げる吉田さんを1秒差で鈴木さんが追う展開が最後まで続きました。
2台の差は常に1秒!
途中周回遅れをパスするたびにどよめきがおこりました。

 大興奮のバトルを演じた吉田選手&鈴木選手。

しかし、最後まで吉田選手が逃げ切りBグループトップゴール。
2位には鈴木さんがはいりました。
注目のタイムですが、やはり序盤のタイムロスが大きく、吉田さんが3分49秒54、鈴木さんが3分50秒26となりました。
この時点で僕の優勝&たーつぁんの2位は確定しましたが、3位争いは微妙になってしまいました。

ちなみに優勝は僕ですが2ヒートの合計タイムは7分21秒21。
2位のたーつぁんは7分29秒910。
そして、3位争いは・・・・
<7分38秒41>VS<7分39秒42>というたった1秒の差で
<鈴木選手>が3位には入りました!
吉田選手は残念でした。
注目された前回のチャンプアツシ選手は9位という不本意な結果に終わりました。

今回のレース、僕のヒートではコントロールの難しいヨンサンで僕のマシンを先に行かせる為にコースを譲ってくれたAグループのクリーンな走行のおかげで大きなミスもなく念願のチャンピオンのタイトルを取る事が出来ました。
みんさんありがとうございました。
2位に入ったたーつぁんもおめでとうございました。


休憩

ストッククラスが終わり、ランチタイムになりました。
本来12時には終わっているはずだったのですが、時間が押してしまいランチタイムとフリー走行が一緒になってしまいました。
そんななか、ストッククラスには不参加だったヨンサンキング<亀田選手>が登場しました!
亀田さんは、オープンクラスの準備があるようでしたが、僕達は激闘の為お腹がすいたのでみんなでコンビニへ行きました。

  
<バイクで登場のキングとコンビニ帰りのみなさん。>



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