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エポック ヨンサン選手権
グランドチャンピオン決定戦

最終更新日 10月17日


ついに、第一回ヨンサン選手権が終了。
総決算ということでいろいろなことがありました。
本当なら一気に今日の出来事を書きこみたいのですが、なにぶん時間がないので日記が出来た分をどんどんアップしていこうと思います。
数日くらいかかるかもしれませんがお楽しみに!

すぐに結果が知りたいという人は<エポックHP>で確認してくださいね!


レース直前 スペック1 スペック2準決勝 スペック2決勝 コースレイアウト 耐久レース


レース直前

いよいよ、泣いても笑っても今日が決戦です!
普段出場しているレースと違いヨンサン選手権はお昼1時に開場です。
朝、ゆっくり起きてから来ても十分間に合います。
今日も8時半頃に起きて、お風呂に入ったり食事をして来たりのんびりしてきたのですが、開場の10分前にはついてしまいました。
田宮GPなどで5時起きなどでレースにいくのとはえらい違いです。

会場にはすでに亀田さんが到着していました。
何をしているかと思えば<CCDカメラ>のセッティングをしています。
ヨンサンの上に載せてオンボードカメラを体感したいとの事でした。
録画機能付きの液晶TVも持ちこんでいるようです。

そうこうしているうちに参加者がどんどん集まってきます。
さすがにグランドチャンピオン決定戦ですね。
みんな気合が入っているようです。
ほとんどの選手が早々と来ている中、アツシ選手だけは2時頃にゆうゆうと到着しました。
まったく余裕です。
まあ、それがヨンサン選手権の良いところだと思うんですけどね!
(過去に僕もレースぎりぎりの2時50分に到着した事もありましたし・・・)

練習を開始しようとすると亀田さんがCCDカメラ搭載ヨンサンを走行させていました。
さすがに重量物をハコスカのルーフに乗せているのでスピードは出せないのですが、カメラに写っている画面は迫力万点でした!
もう、300キロオーバーの世界です。
他の車をラップしたりされたりするとまた、めちゃくちゃかっこいいです。
マッハ号と一緒に走らせたいですね。

練習走行のほうですが、ニッケル水素4セルの調子がまずまず良いようです。
全体的にふらつく感じはあるのですが、スピードがとても速いため9秒台に入るスピードがでます。
しかし、直線などでふらついたり、ハイサイドを起こしたりで安定して走らせる事が出来ません。
でも、ラップタイムが速いので第一レースにはこちらを使用したいと思います。

続く・・・


今日はさすがにグアム旅行がかかったチャンピオンシップということで、雑誌の取材の方が来ています。
RCマガジンも最近は取材のあとの掲載が早いので恐らく11月発売の12月号には今日のレースを掲載してくれるのではないかと思います。
どのくらいのスペースでしょう?
希望としては「カラーページで見開き1面!」だといいのですが・・・
・・・モノクロページでない事を祈ります。
お願いします!RCマガジンさん。(と、ここまで書いて取材に来た人がワールドの人だったらまずいですねえ・・・)(汗)

さあ、とうとうレース開始の3時になりました。
今回からマイクを使ってアナウンスをするようです。
むう、やっぱり最後は盛り上げ方が違う!
エポックの気合が伝わってきますねえ。

どういうわけか<アフロかつら>をかぶった、エポックの石居さんがレースの進行をつとめます。
(そういえば、ヨンサンスクエアに来た当初、奥の部屋(現在のピットスペース)にアフロヘアやパーティー用のマスクとかがあったんですよね。
なにに使うのかな〜?って思ってたのですがまさかここでもってくるとは!
おそるべしエポック!
(第2回のときはRTペガサスだって、ふふふ)

グランドチャンピオンシップのルール説明の後早速レース開始です。
スペック1クラスは参加人数が4名のため選抜レースでの結果がそのまま予選結果となり、いきなり決勝レース。
スペック2クラスは選抜レース順位の奇数番がAグループ、偶数がBグループとなり準決勝を行います。
そして、タイムにより上位10人が決勝レースにこまを進めることになります。

レース進行は
スペック2 Aグループ予選1ヒート
       Bグループ予選1ヒート
       Aグループ予選2ヒート
       Bグループ予選1ヒート
スペック1 決勝レース
スペック2 決勝レース
グランドチャンピオン決定戦 表彰式
1時間耐久レース
1時間耐久レース 表彰式

と、なります。
本来ならば、レース進行順に予選からレポートしたいところなのですが、わかりやすくするためスペック1クラス決勝レースよりレポートします。


スペック1クラス グランドチャンピオン決定!

さあ、いよいよF1日本グランプリ&スペック1クラスグランドチャンピオンの栄冠を賭けレースがスタートします!
スペック2クラスとのダブルエントリ―が禁止となるため、スペック1クラスで優勝経験のある、私<あさばあ>や亀田さん他、高橋さん福山さんもスペック2クラスにエントリーした為、参加人数が4人と寂しいレースとなってしまいました。
しかし、人数は少ないですがタイムは3セル仕様のスペック2と遜色のない、それどころか15周のスプリントでは、選抜レースNo1に輝いているスペック1ですので、きっとすばらしいレースが展開されると思います。

参加選手の紹介です。
ポールポジションは
第9回大会スペック1クラス優勝。
第8回、第10回大会でも準優勝をしている、今大会の大本命!<アツシ>選手!
アツシ選手は第4回大会でそれまで無敗を誇っていた亀田選手のスペック2をハードボディ&ノーマルプロポで破り優勝した伝説の人となっています。
それゆえ、エポックのスタッフや他の参加選手から
「レールの上を走っているくらい毎回同じ所を走ってる。」
といわれるほど評価が高いです。
他のスペック1クラスの参加者には申し訳ないですが、「ナリタブライアンがダービーに出走したときのような単勝支持率」だったと思います。
以下、青木さん宮川さんと続きます。

スターティンググリッドを見てびっくりです!
なんとスペック2クラスで圧倒的な支持率を誇るGT−Rのクリアボディを使用する選手が1人もいません。
予選トップ3はそろってbBを使用しています。(アツシ選手のマシンはタウンエースですが・・・)
これは意外な展開です。

さあ、いよいよスタートです!
スタートで飛び出したのはポールスタートのアツシ選手ではなく青のESSOカラーのbBの青木選手です!
そのぴったり後ろにアツシ選手。それに続いて宮川選手が追いかける展開。
トップ青木選手をぴったりマークするアツシ選手。
それをしっかり抑えて逃げる青木選手。
お互い1ミスしたら終わりという展開のままノーミスで周回を重ねます。
途中アツシ選手が仕掛けますがサイドバイサイド、テールツーノーズの展開でお互いぶつける事なく綺麗&白熱したレースが展開されます。
お互いのラップタイムもほぼ同じようです。

このまま、青木選手が逃げ切ってしまうのかと思っていたレースが動いたのは8周目でした。
コーナーで、インをほんの少し開けてしまった青木選手のマシンのインにアツシ選手が飛び込む!
青木選手も必死に立てなおしますがアツシ選手にとうとう、先行を許してしまいます。

その後は1周ごとに0.3秒、0.6秒とホンの少しずつ引き離していきます。
マシンが4台しかいない上に悪質なブロックをするマシンはいない、非常にクリーンなレースだったので快調なペースでラップを重ねます。
それでも、グランドチャンピオンやF1観戦チケットのかかったレースです。
アツシ選手にはすごいプレッシャーがかかっているはずです。
何が起こってもおかしくないのがレースなのですから・・・

しかしそんな周囲の不安もなんのその、結局最後までノーミスでゴールイン!
見事第一回スペック1クラスグランドチャンピオンの栄冠を勝ち取る事が出来ました。
まわりのギャラリーは余裕の走行にに見えましたが本人は相当なプレッシャーの中で戦っていたはずです。
それでも、レース中ミスのないように大事に最後まで走りきったのはさすがだと思います。
レース中あせってペ−スをあげず最後まで自分のペースを守った堅実な走りと、強引な走りで相手にぶつけるなどのアンフェアな走りの一切なかったクリーンな参加者あってのレースでした。
全10戦行われた選抜レースでもこんな見ごたえのあるレースはなかったと思います。
さすが、グランドチャンピオン決定戦ですね!
なんにせよ、アツシ選手おめでとうございました。


スペック2クラス 準決勝

さあ、スペック2クラスの準決勝戦です。
まずAグループからスタート。
Aグループは7台中6台が4セルと、超激戦です。
ポールスタートは斎藤選手、以下井戸川選手、、福山選手と続きます。
FRP、Tバー仕様の高橋選手は自己タイムが速くなってきた終盤の選抜レースに出場できなかったため6番手スタートとなり、立ち位置も最初から反対側で練習していました。
ほぼ全員が9秒台のベストを持っていて誰がトップになるかはまったく予想がつきません。

そして、緊張のスタートです!
真っ先に飛び出したのは斎藤選手&福山選手でした!
4セルの有り余るハイパワーバトルの中満を持して福山選手がトップに立ちます。
現在RC活動はヨンサンのみというレース経験を考えるとまさに脅威です!
しかし、その後緊張からかコースに接触してしまいその間に斎藤選手他に抜かれてしまいました。
結局、このヒートトップは斎藤選手。
以下鈴木選手、吉田選手、福山選手、高橋選手、井戸川選手、坂井選手と続きました。
斎藤選手はレース中に9秒台のベストラップをたたき出しています。

次にBグループです。
こちらは4セル仕様は7台中4台です。
ポールスタートは選抜レース最終戦で2位に上がった私<あさばあ>
2位はこのところ調子を落としている、亀田さん。
以下、猪野選手、柳選手、中村選手、勝俣選手、佐山選手と続きます。
3セルと4セルとでは圧倒的にスピードが違うので7台程度の台数であれば4セル圧倒的有利な展開になると思います。
緊張のスタートです!
第1コーナーに飛びこむ、トップのあさばあ。
しかし、いきなりS字コーナーに突き刺さります。
その間にトップは亀田選手に変わります。
あさばあは4番手にポジションダウン。
レースはトップ亀田選手、2位猪野選手、3位勝俣選手、4位あさばあという展開!
このとき僕は、勝俣選手が4セルを直前に投入した事を知らず、3セルで走っていると思いこんでいたため、
(3セルに負けるわけにはいかない・・・)
と、かなりあせっていました。
(レース後に4セルを使用していたと聞きました。勝俣さんごめんなさいm(__)m)
しかし、あせりからなのかマシンの調子が悪いのかとにかくまっすぐ走ることが出来ません。
ハイサイド、壁走り、蛇行・・・
この、大一番で情けないかぎりです・・・
そんな中、猪野選手がレース中にとんでもないタイムをたたき出しました!
なんと、
<9秒52>です!
もちろんコースレコードです。
いやはや、驚異的ですね。
しかし、トップは亀田さん。
レースもそのままの順位で終了。
亀田さんは、2分44秒07と第1ヒートのトップに立ちました!
2位には斎藤選手。あさばあは7位。
意外なことに井戸川選手が10位と沈んでいました。

1レース目が終わって、僕はかなりへこんでいます・・・
これで、第2ヒートは4番手スタート。
あとがありません・・・
しかもそんな傷心の僕にさらに追い討ちをかける出来事がありました!
それは、
「決勝グリッドは第1、第2レースの<合計タイム>できまります!」
ぐはあ・・・
そりはないよ。
らって、どっちかのベストってかいてあったのに・・・
(よくレギュをみると、15周のスプリントとしか書いていないのです。よく読もうね麻婆君)
悪いときには悪い事が重なるものなんですねえ・・・。
これで、現状トップの亀田選手とは16秒の大差。
現在7番手の位置では立ち位置が取れるかとても危険です。
正直1〜3番の立ち位置が取れなかったらアウトだと思っているので。
ますます、ブルーです・・・

そんな中、ストレートだけ速いニッケル水素4セルマシンをあきらめ、スペアカーのニッカド仕様にマシンチェンジする事にしました。
9秒台のコースレコードを出している猪野選手がいるので迷ったのですが、とにかく第2ヒートをまとめないと話にならないので確実な選択をすることにします。
なんとか、第2ヒートで挽回したいですね・・・


さて、予選第2ヒートの開始です。
Aグループは第1ヒートで、総合3位に入っていた鈴木選手がトップゴール。
2位に吉田選手が入りました。
たーつあん選手はレース中に計測ミスがあったため、この時点でのタイムは保留になってしまいました・・・

Bグループは後のない僕が1ヒート目の順位の4番手スタートになります。
しかし、幸運な事に2番の立ち位置を使う事が出来、なんとか追撃が出来るチャンスは残りました。
上位に進出するにはミスなくたんたんと走りきるしかないとおもって望んだ準決勝第2ヒートでしたが、レース序盤でフェンスに激突!
亀田選手にあっさり先行を許してしまいました。
しかし、その後はコンセントレーションを高め、ものすごい集中力で走りトップの亀田さんとの差をつめていきます。
タイムのほうも亀田さんと同タイムの10秒150まででています。
しかし、序盤のミスが響き結局2番手でゴール。
トータルタイムの総合結果の発表を待ちます・・・

集計の結果、TQは2回連続でB組トップの亀田選手!斎藤選手が3番手、第2ヒートで意地を見せた僕が5番手に残ることが出来ました。
計測ミスのあったたーつぁん選手は結局マーシャルのミスではあるものの、10秒のタイム加算となり予選順位も7位から9位へ落ちてしまいました。
高橋選手は9番手。選抜レースで2回の優勝をしている井戸川選手は痛恨の10番手。
以上が予選の通過者となりました。
結果からすると、予選通過者全員が4セルマシンとなり、スペック2クラスというよりは4セルクラスという展開になりました。


スペック2クラス グランドチャンピオン決定戦!

いよいよ、泣いても笑っても2ヶ月半の戦いに終止符が打たれます!
予選5番手の僕は運の良い事にベストの立ち位置の2番を使用する事ができます。

そして、緊張のスタートです!
10台の4セルマシンがうなりを上げて第1コーナーへ飛びこみます!
その中をトップで通過したのが、ポールスタートの亀田選手!
それを追って3番手スタートのSAITOU選手。
そして、なんと、準決勝第1ヒートで7番手とまったくいいところがなかった僕<あさばあ>がここにきて3番手に浮上!
ここまではインコース スタートの上位3台が抜け出る形になりました。
トップ亀田さんが抜け出す中、2位SAITOU選手とのデットヒートを制しとうとう2番手に浮上!
「この展開はいける???」
と、、まさにいつもの展開に準決勝の不調を忘れ快調にトップの亀田さんを追います。
しかし、ラップタイムやトップスピードでは他のマシンに劣っているため、周回おくれのマシンにてこずっているとすぐ、順位が入れ替わってしまいます。
しかし、それはどのマシンも一緒のようで、毎周、毎周順位が入れ替わる混戦になりました。
しかも、4セルの有り余るパワーにクラッシュが多発してどの車が同一ラップで、どの車が周回送れなのかまったくわかりません。
そんなドサクサの中、なんととうとうトップの亀田さんもクラッシュに巻きこまれ、2位にいた僕が満を持してトップに立つことが出来ました!
が、しかし直後のまたもやクラッシュに巻きこまれマシンが反転してしまいます・・・・
コースが狭いため復帰する間に順位を落としてしまいます。
この後も、2位〜4位あたりを抜いたり抜かれたりしていますが走っている時点でどの車と争っているのかがまったくわからずに走るしかありませんでした。
レース終盤、2位で走行していましたがここで、またもクラッシュに巻きこまれマシンが反転・・・
とうとう、2位の車にセーフティーリードを作られ、3位に入るのがやっと。
リザルトを見ると4位も2秒差でせまっていました・・・

優勝したのは、ここにきて復活した、亀田選手!
後日送られてきたメールに勝利への秘密が書かれていて、<やられた〜>と思いました。

残念ながら目標としていた、タイトルの獲得や2位になってスペック1クラス優勝のアツシ選手と一緒にF1を見に行くのは出来ませんでしたが、激戦の中3位に入る事が出来とても良かったと思います。
2ヶ月半戦ってきて、最後に亀田さんが復活するとはまったく予想できませんでした。

グランドチャンピオンの亀田さん、おめでとうございました!


最終結果 
スペック1クラス グランドチャンピオン   アツシ選手 <bB>
スペック2クラス 
グランドチャンピオン   亀田 選手 <サバンナRX7>

最後に
レース前の日記のボディテストで
「サバンナRXー7は4セルにむかないようです。」
なんて、書いていたのにあっさり完全優勝をされてしまいました・・・
むむ、立場がないです。(泣)


エポック ヨンサンスクエア コースレイアウト

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