このページは映画に関するものです。
映画館やレンタルビデオやWOWOWなどのテレビで視聴した映画をリストアップしました。☆がついているも映画は気に入った映画です。満点は☆が3つ。




  
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●映画館で鑑賞した映画のご紹介

○これから見たい映画は、レイチェルの結婚、誰も守ってくれない、エレジー、007/慰めの報酬、
--- 2009---
【レスラー】 シャンテシネ
アカデミー主演男優にノミネートされたミッキーロークの映画です。人間の魅力、愚かさ、老いとは、家族とは、など、少し重いテーマを真正面から 描ききっている。最後のシーンもジーンと心に響く。生きるってなんだろう。

【夏時間の庭】 テアトルシネマ ★
オルセー美術館とジュリエットビノッシュのキーワードが気になって見に行った。世代が変わり、価値観が変わっても変わることが ない人間の思い。
3世代の家族、親子の現代の生活をていねいに描いている。 最後の、子どもたちが自分の感性を素直に演じるシーン、軽快なテンポの音楽で、、、印象に残った。また、オルセー美術館に行きたくなってしまった。

【レイチェルの結婚】 ル・シネマ ★
羊たちの沈黙のジョナサン・デミ監督、巨匠シドニー・ルメットのジェニーの脚本、アカデミー主演女優賞ノミネート アン・ハサウェイ。 過去の悲劇という重いテーマだけに、ホームビデオのようなドキュメンタリータッチでリアル感を出されると、とても心が痛い。家族の運命をひとりひとりの感情がそのまま響いてくる。 人間として生きてゆくことの喜びと痛み、愛と孤独を見事に描き出している。フィラデルフィアと同じように、あまり何度も見たくなる映画ではないが、いい映画と言える。

【スラムドッグ$ミリオネア】 シャンテシネ ★★
英国のダニーボイル監督の作品。アカデミー賞8部門を制覇。予想していたとおりおもしろい映画だった。もう少し、ハッピーエンドとは違う展開、 もう一癖あるかなと最後まで疑っていたけど、想定していたよりすんなりとエンディングを迎えた。生きるためにすべてを受け入れる、そこに無駄がないという 解説にあるように、ジャマールの純粋な志に引き込まれた。人生を変えるのは、結局のところ、どうにもならない外部の力だけでなく、それに屈せず歩き続ける 私たち自身の脚力だと(角田光代)。

【フロストxニクソン】 シャンテシネ
第37代アメリカ大統領ニクソンの社会派ドラマ。イギリスの人気テレビ司会者フロストが1対1のインタビューで事件の真相をあばく。ニクソンの 不敵な態度と反面の不安を表に出す態度を描き出すなど、人間の複雑な心理をテンポ良く表現する。

【ロルナの祈り】 恵比寿ガーデンシネマ
ベルギーの巨匠・ダルデンヌ兄弟の最新作。カンヌ映画祭で脚本賞を受賞。愛情豊かなロルナの心の変化がとてもリアルに丁寧に描かれている。 人間の生命力を感じることができる。

【おくりびと】 横浜シネマリオン ★★
ひさしぶりにまわりを気にしていられない、自然に涙があふれた。ひとりの人間が死ぬということ、それはとてつもなく大きなこと。 そこに真摯に接することで、愛する人、大切な人がみえてくるような気がする。いろいろなことを考えさせてくれた。感動しました。
映画のエンディングで、脚本が小山薫堂だった、のがとてもびっくりした。

【パリ Paris】 ル・シネマ☆
監督:セドリック・クラピッシュ、出演:ジュリエット・ビノシュ、ロマン・デュリスのフランス映画。パリでひたむきに生きる男女の愛と孤独、さまざまな境遇の人々の人生を描いている。 映画は答えを教えてくれるわけではない。映画を見終わった後に、自分は、、、と考えさせられる映画です。

--- 2008 ---
【ラースと、その彼女】 渋谷シネクイント ☆☆
2008年アカデミー賞脚本賞にノミネートされた心温まる奇跡のリアルファンタジー。等身大のリアルドールを恋人と勘違いする不思議な関係を温かく包みこむ、兄夫婦、近所の人たち、 人間味あふれ、ジーンときてしまった。彼を取り巻く人々のセンチメンタルでちょっぴり可笑しなこころの再生物語。ぜひ、ご覧ください。

【英国王給仕人に乾杯!】 銀座シャンテシネ ☆
イジー・メンツェル監督、チェコの映画。ひとりの小さな男のユーモアあふれる人生、波瀾万丈で人間味あふれるもの、最後のシーンなどじっくり味わえる、とても興味深い映画だった。

【MAMMA MIA! マンマ・ミーア!】 ゲートシティ大崎 試写会
苦手なミュージカル映画だったが、あまり違和感なく鑑賞できた。出演者が、メリル・ストリープ、コリン・ファース、ピアース・ブロスナンなど よく知っている俳優だったからかもしれない。歌唱力はよくわからないが、演技力は他の作品でよくわかっている。 自分の人生がもっともっと好きになる!というメッセージのとおり、ポジティブな嫁ぐ娘と送り出す母がお互いと自分自身の人生を見つめ直し、そして、 相手が、自分が、この世界でかけがえのない存在であることに気づき、新たな道を切り開いていく。映画をみた後に、また、エーゲ海に浮かぶギリシャの小島に行きたくなった。

【その土曜日、7時58分】 恵比寿ガーデンシネマ ☆
巨匠シドニー・ルメット監督最新作。フィリップ・シーモア・ホフマン/イーサン・ホークなどそうそうたる個性的な俳優が緊迫した人間ドラマを演じている。スリリングな展開で最後まで楽しませてくれる。お勧めです。

【近距離恋愛】 日比谷みゆき座
パトレシア・レンプシー主演の恋愛映画。テーマはおもしろいし、ハンナ役の女優はきれいだし、期待していたんですけど、つくりがどたばた劇で荒く、あまり感情移入できず、いまいちでした。

【百万円苦虫女】 シネセゾン渋谷 ☆☆☆
とてもリアルに描かれていてジーンと感動でき、共感できる、おススメです。夢物語ではない、ラストも気に入った。蒼井優がかわいい。タナダユキ監督も好きになった。 主題歌「やわらかくて きもちいい風」原田郁子も映画にマッチしていた。 もう一度、見てみたくなる。


【崖の上のポニョ】 銀座スカラ座 
待ちにまった宮崎駿監督の作品だったけど、ちょっと期待した映画とは違ったかな。ハウルからこどもに素直に楽しんでもらえるようにシンプルなつくりに しているようというのが感想です。

【ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン】 シネマGAGA! ☆☆☆
とってもおもしろいイギリス映画。日本で上映する予定はなかったのに、署名で上映にこぎつけたという珍しい映画。 はじめから終わりまで、スピード感があり、かまえずに声を出して笑うことができるオススメの映画です。


【ぐるりのこと】 シネスイッチ銀座 ☆☆☆
橋口亮輔監督。のんびりとした進行のところどころに緊張感のある場面がちりばめられ、こころを強く揺さぶられた。あっという間のエンディング。 重いテーマを意識させない、リリー・フランキーの演技がとてもよかった。木村多江は、ひとりの人間の生を正直に演じている。 法廷シーンをみせることで、これまで起きた悲惨な事件を思い出させることが目的だったようだが、残忍な犯人と被害者とのやりとりは観ていてつらくなった。 もうちょっとシーンを減らすなどなんとかして欲しかったなーー。


【JUNO(ジュノ)】 シャンテ・シネ ☆☆☆
おもしろい!!!ひさしぶりに、思いっきり笑えて、ホッとでき、とっても楽しめる映画でした。オススメです。 主人公のJUNO エレン・ペイジのストレートな感情表現、言葉、行動がよい。家族が、JUNOをひとりの人間として真正面から関わっているのが映画を落ち着かせてくれる。 人間にとってなにが大切なのか、思い出させてくれる。アニメを使ったイントロダクション、音楽も、映画にマッチしている。


【さよなら。いつかわかること】 シネスイッチ銀座
ジョン・キーザック主演映画。新聞の記事の評価もよかったのと、ジョン・キューザックのファンだったので、見に行った。難しいテーマを扱っているが、あまり重くならないように さらっとしたつくりにしている。でも、映画の最初から最後までひっぱられたテーマに対し、自分だったら、という仮想を追いつつみなければならない。子どもたちの素直な演技がとても印象的だった。

【THERE WILL BE BROOD】 シャンテシネ ☆☆
マグノリアのポール・トーマス・アンダーソン監督の作品。アカデミー主演男優賞をダニエル・ディ・ルイスがとった。長時間で、ひさしぶりにみがいのある映画だった。主演男優賞をとるのもよくわかるパワフルな映画だった。音楽もマッチしていた。 最後まで結末がどうなるのかわからない。最初は少し寝てしまったが、途中から目が離せなくなった。人間とは、人生とは、宗教とは、いろいろ考えさせてくれた。

【マイ・ブルーベリー・ナイツ】 渋東シネタワー
ウォン・カーウァイ監督の恋愛映画。ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウが主演。ノラ・ジョーンズが失恋から立ち直る過程をロードムービーで表現している。 さまざまな登場人物の恋愛や人生が演じられ、見終わった後に、人生の教訓めいた言葉が心に残る。道を渡る(ものごとを成し遂げる)ことは難しくない、ただ、そこに目指す人がいればたやすいこと。人との関係の中で、期待や信頼により、人間は強くなれるのかもしれない。

【4月、3週と2日】 銀座テアトルシネマ
2007年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞。リアルな演出で最後までハラハラした映画だった。テーマが重くて、見終わったときには疲れきってしまった。すばらしい映画なのかもしれませんが、あまりお勧めはしません。

【プライスレス 素的な恋の見つけ方】 ゲートシティ大崎
ひさしぶりに試写会のチケットが当たった。オドレイ・トトゥ、ガド・エルマレのテンポのよいフランスのラブコメディ。優柔不断を効果的に使ったり、相手の独占欲を うまくコントロールしたり、お金持ちのせっかちだったり、と参考になることはあったけど、クライマックスであまり感動できなかった。カップルで軽い気持ちでみるのにオススメです。

【かつて、ノルマンデーで】銀座テアトルシネマ
「ぼくの好きな先生」のニコラ・フィリベール監督。30年前に製作された映画のロケ地を再訪して撮り上げた、ドキュメンタリー。ノルマンディーの農民の普通の生活の 中に、さまざまな人生、笑いと涙たっぷりの多彩な人間模様が広がっている。でも、リアルなのはいいが、もう少し、ドラマ、脚色が欲しい。

【潜水服は蝶の夢を見る】 シネカノン有楽町2丁目
2008年アカデミー賞主要4部門ノミネート作品。ジュリアン・シュナーベル監督。撮影賞にノミネート、カメラの視点がとてもユニーク。あたかも自分が主人公と同じ境遇を体験しているような 気持ちになってくる。声に出せない感情がとてもよく理解できる、例えば、きれいな女の人の前に、別の男性が入ってきたとき、とか。 左眼の瞬きだけ、全身不随。そのときにどうやって人間性を維持するのか。記憶と創造力から生み出されたシーンがとても印象に残っている。

【陰日向に咲く】 有楽座 
宮崎あおいの二役に興味があり、映画館にあしを運んだ。割引日だったこともあり、館内は満員、人気があった。小説を読んでいなかったので、ストーリーがわからない 状態でみたので、この先、どう展開するのか、楽しみであり、期待を裏切られるのではという不安であり、だったけど、まわりの人がすすり泣く声で少しさめてしまって 感情移入できなかった。人がおりなす人生はつながりを持つ。ひとりひとりは理屈で行動するのではない、すれちがってしまうかもしれないが、自分の感情に正直に生きていくしかできない、 というわびしさ、を素直に感じることができる。

【迷子の警察音楽隊】 シネカノン有楽町2丁目 ☆
うまく気持ちを相手に伝えられない登場人物が個性的な人間とのかかわりの中で徐々に人間味を持ってくる。ひとりひとりの人間の特徴を際立たせる演出はとてもよかった。ホッと一息つきたいときにオススメな映画です。

【ウエイトレス 〜おいしい人生のつくりかた】 シャンテシネ ☆☆
主人公である、ケリー・ラッセル(ファンです)が自らの力で自分の幸せを探していく家庭がテンポよく描かれている。個性豊かな人たち、いろいろな名前がつけられたおいしそうなパイと、 最後まで映画を楽しめた。オススメです。

【アフター・ウェディング】 シネカノン有楽町 ☆
胸を突き刺すような深い感動を感じた。限りある命を知ったとき、あなたは愛する彼女に何を遺せますか。苦悩し、その答えを実行する、翻弄される家族、親子、男と女。 人を深く愛する心とその裏に潜んだ孤独、そして家族の大切さの本当の意味が語られている。(パンフレットより)


【パンズ・ラビリンス】 シネカノン有楽町 ☆
社会派のファンタジー映画。主演のセルジ・ロペスの魅力的な表情にひかれ、映画館に見に行った。アカデミー賞も受賞している。スペイン映画。
予想はしていたが、強烈な印象を残した。現実とファンタジーの間を行き来しながら、映画は進む。結末がみえず、ハラハラどきどきする場面が多い。ファンタジーの世界で いきいきした表情をしている主人公が唯一の救い。人間の創造性のすばらしさは、現実逃避から生まれるのか。考えさせられる映画だった。


--- 2007---
【めがね】 銀座テアトルシネマ
かもめ食堂の、荻上直子監督の作品。出演者も、映画の流れも良く似ていた。ねむくなるかなと思っていたけど、なにか起きるのではないか、という意識が高くて 最後までしっかりみてしまった。たそがれる、なにもしない、ということの大切さ、自然の中で、ゆっくりと過ごす、生きる上での基本的なことを教えてくれる。 ここにいる才能、たそがれる才能、日頃の会話では出てこない言葉である。食べること、話をすること、自然にたたずむこと、ゆっくり生きれば、恐いものはない。 登場人物の人生の問題には、具体的には触れないが、どんな問題もこの方法で解決できることを教えてくれる。 市川実日子のファンだけど、他の出演者に比べると、自然体の度合いが負けているような気がした、ほかのメンバーが強敵だし、若いからしょうがないと思うけど、ちょっと残念。

【天然コケッコー】 シネスイッチ銀座
夏帆が主演ののんびりした映画。脇役で、夏川結衣、佐藤浩市が固める。森の音を聞くなど、感覚を大切にしている。

【ダイハード4】 横浜ムービル
個性的なキャストと展開がはやく楽しめた。

【地球交響曲 ガイアシンフォニー−第六番ー】 東京都写真美術館ホール
今回は、すべての存在は時空をこえて響き渡っている、という音をテーマにしている。龍村仁監督がインタビューを中心にしたドキュメンタリー。 メインの3名の中で、ロジャー・ペインという海洋生物学者が、クジラが歌を歌う、というテーマがよかった。

【バベル】 日比谷スカラ座
アカデミー賞を騒がせた話題作。くらい、人間は救いようがないのか。世界の3大悲劇のひとつに日本も入ってしまった。 いい人間がいつのまにか悪人になってしまう、人間は人間を信じることができないしくみを作ってしまった。BABELの神話で言葉が通じなくなって しまった人間はこれからどこに向かうのだろうか。

【ハンニバル・ライジング】 有楽町日劇PLEX
ギャスパー・ウリエル、日本人役のコン・リー出演。 ハンニバル・レクターがどんな環境から育ったのか、とても興味があったので、映画館に足を運んだ。人間のみにくい部分を強調する戦争という場に おいて、純粋な子どもが徐々に残酷な悪人に変わっていく様がたんたんと語られていた。最後の方はちょっとひいてしまうほど、、、

【リトル・ミス・サンシャイン】 横浜ニューテアトル
以前から見たかった、やっとみることができた。素朴であたたかい気持ちにさせてくれる映画でよかったが、個人的には少々もの足りなかった。個性的な出演者の演技はよかったけど、シナリオにもう一工夫あるとよかったと思う。


【今宵、フィッツジェラルド劇場で】 Bunkamura ル・シネマ
疲れていたので、うとうとしてしまった。刺激の少なく、古き善き時代を思い出させ、安心してみることができる人間ドラマ。さまざまなところにユーモアが盛り込まれていた。

【フラガール】 シネカノン有楽町 ☆☆
日本アカデミー賞の作品賞などの賞を独占した話題作。見る機会が持てず、とうとう1000円の割安料金の時期になってしまった。 予想したとおり、感動を味わうことができて、とてもよかった。主演の松雪泰子、助演の蒼井優が、個性的で実力のある脇役の中で、すばらしい演技をしていた。 個人的には、蒼井優の訛りのある言葉と凛とした美しさのギャップが心に残った。最後のシーンの蒼井優の笑顔が忘れられない。


【世界最速のインディアン】 銀座テアトルシネマ
ニュージーランドの最南端から、アメリカユタ州へ向かう、アンソニー・ホプキンスのロードムービー。夢の大切さを実感させてくれる。主人公演じるバート・マンローが日々の生活の中での言葉がとてもいい、ストレートに心に届いてくる。リスクを恐れない、危険が人生に味をつける。

--- 2006

【イカとクジラ】 新宿武蔵野館 ☆
ニューヨーク・ブルックリン生まれのノア・バームバック監督・脚本。演技派女優ローラ・リニーが出ていた。両親が離婚した子供たちというシリアスなテーマを題材にした映画だけに感想は少々ずしりと重かったというのが正直なところ。長男がカウンセラーにイカとクジラの話をする部分がとても印象に残った。自分では理解できない行動にでてしまう、頭で理解できても心や身体は理解できない、大人も子供も同じように悩んでいるが、答えは見つかるのだろうか。

【ワールドトレードセンター】 日劇 
実話をもとにしたまじめな映画。家族愛と人間愛をめいっぱい表現している。でも、あまり感動しなかった。

【トンマッコルへようこそ】 シネマスクエアとうきゅう ☆☆
パク・クァンヒョン監督。音楽を久石譲が担当している。興味を持ったのは、脚本とオールド・ボーイのカン・ヘジョン。予想していたとおりよくできていた。


【カポーティ】 横浜ニューテアトル 
アカデミー賞を受賞した作品。人間はちょっとしたきっかけで人生がかわってしまう。同じ素養を持っていても、環境や判断ひとつで大きく変わってしまう。最後は、主人公が犯人に感情移入してしまうため、観客も同様に疲れてしまう。

【トランスアメリカ】 横浜ニューテアトル ☆
アカデミー賞2部門にノミネートされた作品。女優のフェリシティ・ハフマンが、性同一性障害の男性の役を演じる。映画をみてから、女性が演じていたことを知った。なにかわからないけど、フェリシティ・ハフマン演じるフリーをみているとワクワクしてくる。人間が生きることは、恥ずかしいことだし、かなしいことだけど、そんなことを気にしなくなる人間性の豊かさを思い出させてくれる。

【ダヴィンチ・コード】 横浜ムービル
話題作のため、時間前に30人ほどの列ができていた。トム・ハンクス、オドレイ・トゥ・トゥが主演。小説もほかの資料もみていなかったが、テンポがよく、まあまおもしろかった。悪者たちにも貫禄がある人を、豊富に使えば、よかったと思う。少し、物足りなさを感じた。

【ロシアン・ドールズ ☆】 シャンテシネ
スパニッシュ・アパートメントの続編。さまざまな国籍の男女間の恋愛ドラマ。アップテンポで展開されるけど、ちょっと上映時間を長く感じた。心の中を映像で表現したり、現在から過去に場面が急展開したり、おもしろくしたい気持ちはわかるけど、こりすぎの感があり、前編の方がよかったかな。


【RENT ☆】 銀座東劇
以前から、サントラの音楽CDを携帯ウォークマンで聴いていたので、映画に入り込みやすかった。脚本は、シンプルな展開でとてもわかりやすかった。ミュージカルによる歌やダンスをフルに使った表情豊かな演技に魅了された。人生には愛が必要である。

【ククーシュカ ☆】 渋谷シネアミューズ
以前からとても興味があった映画。ル・シネマのRENTが満員だったので、飛び込みで観たけど、とても満足。
フィンランド最北の地、ラップランド生まれのサーミ人、アンニ=クリスティーナ・ユーソがとても魅力的な演技をしている。3人の出演者がそれぞれ母国語が異なるというシュチュエーションの中での会話なので、はじめは、じれったさがあったが、徐々に、不思議とほっとしてくるのはなぜだろう。言葉を捨てることが人間の豊かさを取り戻すことになるのだろうか。美しい風景とともに深く心に残る映画である。デザインが魅力的に感じたので、ポスターB2版を購入した。
ちなみに、「ククーシュカ」とはロシア語で鳥のカッコーのこと。

【ブロークン・フラワーズ ☆】 シャンテシネ
インディーズ出身の個性派監督ジム・ジャームシュの作品。ユーモアと悲哀に満ちたロードムービー。独身男性がむかしの女を訪問するほど、滑稽なことはないと思う。過去だけが存在し、現在も未来もありえない、話もはずまない、気まずさだけが残る。だけど、不思議なことに主人公に徐々に人間味が戻ってくる。何が正しいかはわからないが、さりげなく気づかせてくれる映画だと思う。

【かもめ食堂 ☆☆】 恵比寿ガーデンシネマ
荻上直子監督、群ようこの小説の映画化。見終わった後に、炊き立てのごはんで作ったおにぎりが食べたくなる。
映画は、フィンランドのヘルシンキにおにぎりをメインにした食堂を舞台にしたものがたり。決してありえないような展開なのに不思議と映画に入り込んでしまった。個性的な出演者が視聴者がいだく、なぜヘルシンキに日本の食堂を作るのか、なぜフィンランドの人はボーっとしていられるのか、など、疑問を投げ掛けあう。その場で答えをだすが、ちゃんとした回答は見つからない、深い意味はよくわからない。映画が進むにつれ、意味を探ることが無駄であることに気がつかされる。なぜ、という会話がなくなっていく。食べること、が人間にとって重要なことである。そして、なんらかことを決める際に、理由はいらない、些細なことがきっかけであっても構わない。ひとりの人間が生きていくことは難しいことではないと、小林聡美のすばらしい演技が教えてくれる。最後のシーンが忘れられない。


【リトルイタリーの恋】 シャンテシネ
オーストラリアにあるリトルイタリーの恋物語。兄弟愛と恋愛が入り乱れたコメディタッチの映画だが、人を愛することの難しさやいとおしさを感じることができるいい映画だった。イタリアの女性はとても情熱的でロマンチックでした。


【好きだ、】 渋谷 アミューズCQN
石川寛監督。宮崎あおい、永作博美、西島英俊、瑛太が出演。日本らしい感情を押し殺して、淡々と映画だった。タイトルの好きだ、という言葉を言うためには、追い詰められた環境が必要だったのだろうか。ハッピーエンドでよかった、、、

【メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬】 試写会 安田生命ホール
トミーリージョーンズの初監督作品。カンヌ国際映画祭主要2部門受賞。自分の生き方を貫く男の生きざまをゆっくりしたテンポで描ききっている。個性的な登場人物がさまざまな課題を投げかけてくる、考えさせられる映画。

【フライトプラン】 渋谷ピカデリー
全米で2週連続No.1のヒットを記録したジョディ・フォスター主演のサスペンス・スリラー。
脚本がよく、ジョディフォスターの演技もよく、わくわくしてとても楽しめた。人間は自分の都合でころころ考え方がかわる、その中で、ジョディフォスターの信念の強さが印象的だった。悪役に迫力がなかったのがちょっと残念。

【PROMISE 】 試写会 大崎ゲートシティ
中国映画界の巨匠チェン・カイコー監督が、真田広之、チャン・ドンゴン、セシリア・チャンという日本、韓国、香港のトップスターを主演に迎えて贈る壮大なエンターテインメント歴史絵巻ファンタジー。
運命(PROMISE)をテーマにしているけど、あまり感動しなかった。もう少し、CGによる脚色を少なくして、本題である運命を人間のありのままの表現で演出した方がよかった。真田広之がすべて中国語で違和感なく、表現豊かに演じていて感動した。

【僕のニューヨークライフ anything else ☆☆】 恵比寿ガーデンシネマ
ウディ・アレン監督のNYを舞台にしたコメディ映画。ウッディアレンを思わせる若いコメディ作家が、ヘンテコな先輩や恋人に振り回されながら、ちょっとした人生の教訓を示してくれる。好きなタイプの映画です。人生の岐路に立ったとき、結果はどうあれ、自分でなんらかの決断しなくてはならないということを実感させてくれる。

【天空の草原のナンサ】 シャンテシネ
モンゴルの自然を舞台にした映画、人間にとって何が大切か、思い出させてくれる。原題は、The Cave of the Yellow Dog 黄色い犬の洞窟。少女ナンサと子犬ウォーホルを中心に、映画は進む。仏教の輪廻転生の考えが根底にある。前世は何だったの?人間に生まれるためには、米粒が串にささるくらいの確率なんだよ、たとえ死んでも魂は死なない、など、普段の生活の中での会話で使われている。


【キング・コング】 相鉄ムービル
昔の映画をちゃんとした形で見たことがなかったのでみた、超大作、よくできていた。ジェラシックパークのような恐竜との格闘シーンや原住民との戦いなど迫力がありすぎて、少々飽きてしまった。昆虫と格闘するシーンはいらない。ナオミワッツのステップをコミカルに踏んだ舞台を真似たシーンとキング・コングとコミュニケーションが徐々に成り立っていく過程が印象的でした。

■レンタルビデオ、WOWOW、機内など
・スパイダーマン3 ・バッテリー ・ザ・シューター
・バブルへGO!!タイムマシンはドラム式
・トンマッコルにようこそ
・ホテル・ルワンダ
・クラッシュ
・マッチポイント
・グエムル
・はちみつとクローバー