同棲はじめました









 「ねぇ どうしてそんな風にいっつも私の言葉をはぐらかすの?」


 うわ 来た来た


 「本当は私の事なんかなんとも思ってないんでしょう?」


 今日はいきなり回転数が上がりそうだな


 「私はこんなにこんなに好きなのに! 好きなのに!!」


 うーん 6000回転くらいかな


 「鬱陶しいんだったらそう言ってくれればいいじゃないッ!」


 や、そうは言ってないでしょ 大体それ言ったら君凹むだろ


 「なによなによなによっ! いっつもそうやって何も考えてなくて俺は関係ありませーんみたいな顔しちゃって!」


 もともとこんな顔なんだって 君そこが良いって言ってたじゃん


 「もういい! もう知らないッ あんたなんかどーにでもなっちゃえば良いんだわッ」




 昨日、そう言って部屋を飛び出した彼女ですが、次の日にはまた私の部屋にいました。
 でも、彼女は何もしません。以前はしてくれていた、手料理を作ってくれる事も、紅茶を淹れてくれる事も、膝枕をしてくれる事も。
 少ぅしはにかみながら電話を取る姿が大好きだったのですが、今は一緒の部屋に居るだけです。






 うすぼんやりとした姿で。






TOP  謎TOP  back  next