屁理屈 Kaikou. 働くために働かない仕事なんだから無理してでもやんなきゃダメじゃん、というヒトがいるが、多分間違っている。 毎日するある作業中は血圧が上がって血管キレそうになる、というヒトがいたが、たぶんそんな困った気合いは入れぬほうがよい。 働くのは、苦を逃れて楽をするためである。 食べるものがない、寝る屋根がない、着る服がない(お洒落な、という意味ではないっス)、言いかえるとそれらを買えない、という苦労を逃れて、ラクをするために働くのだから、ラクをするための仕事で要らぬ苦労をするのは、たぶん本末転倒なのだ。 手を抜くべきだ、と云っているのでは無論ない。 よほどモノすごい報酬が貰えるなら別かもしれないが、仕事は、ストレスを溜めまくってまでするものでは、たぶんないのだ。 仕事上の技術を習得する、という一面においては、たしかにストレスを溜めてでもやるべきではある。ストレスをかけないと、未経験の技術など身につくものではないのだから。しかし毎日毎日毎日毎日繰り返す作業で、毎日毎日毎日毎日ストレスを溜める、などというのは、単に大馬鹿野郎であろう。(ストレスを溜めるのが好きで好きでどうしようもネェ、というのなら無理には止めないが、その場合でも大馬鹿野郎には違いあるまい) 働くのは楽をするためで、苦しまぬためだ。まじめに、誠実にやるのは当然だが、働いて苦しむことはない。 苦しんで働くのが仕事、と思っているヒトがいるなら、それは、多分間違っている。 2001/09/01 |
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