第3回エポック43選手権
グランドチャンピオン決定戦
ストッククラス参加マシン
ストッククラス
グランドチャンピオン決定戦も選抜レースと同じ方法での予選になります。
選抜レースの順位により2組に分け、10分間のフリー走行のタイムアタック中のベストラップにて準決勝のグリッドが決定します。
ちなみに選抜レースでのポールポジション獲得タイムは以下のようになります。
第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | 第4戦 | 第5戦 |
たーつぁん | 麻婆 | たーつぁん | 麻婆 | 麻婆 |
6秒47 | 6秒81 | 6秒62 | 6秒57 | 6秒43 |
ちなみに、第2戦のPPタイム6秒81は選抜レース最終戦に当てはめるとなんと7位というタイムになります。
だんだん前回行われた選抜レース最終戦のレベルの高さが良くわかりますね。
以前は6秒台に入れば速いと言われて来ましたが、現在ではほとんどの選手が6秒台のタイムを叩きだすようになりました。
今回も6秒台中盤の争いになると思われます。
ここで改めてストッククラスのレギュレーションをおさらいしておきます。
マシン | SPEC1&SPEC2 基本的に無改造 |
ボディ | エポック製ボディのみ使用可能(クリアボディ使用可) |
タイヤ | SPEC1&2用ともに使用可能 (削りなどの加工も可) |
サスペンション | フロント&リアのスプリングの変更&加工ともに不可 フロントの車高調整用のスペーサーの入れ替えのみ可能 |
ホイル | オプションのアルミホイールの使用可能 |
以上のように非常にセッティングポイントが少なくマシンの差が出にくいのがストッククラスです。
内輪ではマシンの性能差が少なくテクニック勝負になるストッククラスを「ダウンヒル」、
圧倒的なマシンパワーで迫力のある走行を見せるオープンクラスを「ヒルクライム」と呼んでいます。
選抜レースの結果から、以下のようなグループ分けになりました。
Aグループ | マシン | Bグループ | マシン |
たーつぁん | (C)AE86(とうふ屋) | 麻婆 | (C)R34GTR(グリーン) |
ワッキネンさん | (C)FC3S(赤) | TETSUさん | (C)R34GTR(黒) |
zealさん | (H)インプレッサWRC | クロさん | (C)AE86(蛍光黄) |
キャノピーさん | (C)FC3S(キャノカラー) | アツシさん | (C)R34GTR(オレンジ) |
Wさん | (H)ロックタイトGTR | 三十路黄熊さん | (H)ハコスカ |
Sさん | (H)カストロールGTR |
予選
Aグループ
このグループは6秒中盤の戦いになりました。
トップタイムをたたき出したのはワッキネンさんで6秒62。
それに続いてたーつぁんが6秒67。
ハードボディのzealさんが6秒73、キャノピーさんの6秒78とここまでが6秒台のタイムとなりました。
Bグループ
このグループでは上位3台のとんでもないタイムの応酬となりました。
トップタイムを叩きだしたのは麻婆!
タイムはなんとストッククラスのコースレコードとなる6秒36。
それに続くのは6秒43のTETSU選手。
この6秒43は今までのストッククラスのトップタイムと同タイムです。
さらにクロ選手も6秒49とAグループをはるかに超えるタイムが続発します。
このタイムアタックを見ていた、Aグループトップタイムのワッキネン選手はzealさんの勧めもあってレース中にもかかわらずアルミホイールの購入を決意していました。
アルミホイルを購入中のワッキネン。
予選の結果、準決勝は次のような組み合わせに決定しました。
グリッド | Aグループ | タイム | Bグループ | タイム |
1位 | 麻婆 | 6秒36 | TETSUさん | 6秒43 |
2位 | クロさん | 6秒49 | ワッキネンさん | 6秒62 |
3位 | たーつぁん | 6秒67 | zealさん | 6秒73 |
4位 | キャノピーさん | 6秒78 | アツシさん | 6秒80 |
5位 | Wさん | 7秒24 | Sさん | 7秒30 |
6位 | 三十路黄熊さん | 12秒90 |
ここまでの走りを見た感じではBグループで走行した上位3台のマシンが3強と言った感じでした。
4位のワッキネンさん〜8位のアツシさんまでの選手に関してはファイナル入りへ向けかなりの混戦が予想されます。
しかし今回もレベルが高いですね。
選抜レース第2回の時のPPタイム(6秒81)は今回のレースではなんと9位!
いやはや信じられないです。(汗)
セミファイナル
ここからは20周のラップタイムでの争いになります。
そのため、予選のような一発のタイムよりも、安定した走行が求められます。
Aグループ
このグループは6台での走行になります。
タイム的には上位2人が抜けている感じですね。
ストッククラスのコースレコードホルダー VS オープンクラスのコースレコードホルダーの対決に期待です!
いよいよスタートです!
オープニングラップをトップで帰ってきたのはR34GTRの麻婆選手。
2番手には蛍光イエローのハチロクのクロ選手がぴったりとマーク。
3番手にはキャノピー選手、4番手にはW選手、なんとたーつぁんは5番手までボジションダウン!
麻婆選手がこのまま逃げ切るかと思いきや・・・・・・
「すみませ〜ん。赤旗です・・・。」
と、おなじみのカウントミス。
再レースとなりました。
まあ、良くあることです。(涙)
しかし、再レースでも麻婆選手が逃げ切り、トップでゴール。
タイムもオープンクラスに迫る2分19秒台の好タイム。
2番手にはクロ選手が2秒遅れの2分21秒のタイムでゴールしました。
3番手はキャノピーさんの2分25秒。
4番手はたーつぁんの2分28秒。
ファイナル進出はこの後のBグループ次第となりました。
Bグループ
Aグループで2分30秒を切るタイムを4台ものマシンが叩きだしてしまったため非常に厳しくなってきたファイナアルへの道ですが、BグループはAグループよりも1台少ない5台でのレースになりますので高記録が期待できます。
Bグループスタート!
まずトップでで通過したのは予想通りTETSU選手。
そして、こちらも予想通り激しい争いになったのは2番手争い!
ワッキネン選手、zeal選手、アツシ選手の三つ巴の争いになります。
そんな中2番手争いから抜け出たのはアツシ選手でした。
このまま順調に行くかと思いきや、なんとストレートで痛恨の転倒!
場所が場所だけに復帰に時間がかかってしまいました。
アツシ選手これは痛い!!
かわって2番手にたったのは第3回選抜レースオープンクラス優勝のワッキネン選手!
準決勝から新兵器のアルミホイールを付けた効果で非常に安定感が高くなったマシンを駆り2位を走ります。
3番手にはハードボディのインプレッサWRCを駆るzeal選手!
レース中盤は5台走行の恩恵か接触も少なく綺麗にレースが進行します。
しかし!5番手走行中のS選手のマシンがフェンスに激しくヒット!
その衝撃でタイヤが外れてしまいました。
しかしその後は大きな変動も無くレース終了。
ファイナルへ向けタイムが気になります。
順位 | NAME | 20L |
1位 | 麻婆 | 2.19.500 |
2位 | クロ | 2.21.840 |
3位 | TETSU | 2.22.900 |
4位 | キャノピー | 2.25.900 |
5位 | たーつぁん | 2.28.750 |
6位 | ワッキネン | 2.29.740 |
以上ファイナル進出 | ||
7位 | zeal | 2.32.490 |
8位 | アツシ | 2.44.920 |
9位 | W | 3.02.630 |
10位 | S | 3.21.610 |
11位 | 三十路黄熊 | リタイア |
以上の結果ワッキネン選手までの上位6台がファイナル進出となりました。
結果的に2分30秒というスピード勝負になってしまったため、安定重視のzealさんのハードボディのマシンが予選落ちという形になってしまいました。
各グループ上位3台というルールならファイナル入りできただけに悔しい結果ですね。
今回はグランドチャンピオン決定戦ということで車検も厳しく行われました。
第2回のグランドチャンピオン決定戦ではルールの解釈を誤認していた選手が車検で引っかかってしまいましたが今回は全員車検を通過することが出来ました。
ファイナル(ストッククラスチャンピオン決定戦)
ついに6人のファイナリストが決定しました。
メンバーを見てもどの選手がグランドチャンピオンになるのかまったくわかりません。
さて、決勝6番グリッドのワッキネン選手ですが、レースのインターバルでアツシ選手に借りたM7のフィーリングが気に入り、レース直前にプロポをスイッチすることになりました。
これで、このレースM7を使用した選手は3人と半数になりました。
決勝1レース
決勝は2ヒートの合計タイムで争われます。
その為、第1ヒートは順位も大事ですがそれよりもタイムを気にしなければいけません。
いよいよスタートです!
ポールスタートの麻婆選手が絶妙のスタートを切りますが、後続のマシンに巻き込まれます。
激しいスタートとなった第1コーナーを制したのは2番手スタートのクロ選手!
2番手に上がってきたのは、4番手スタートのキャノピー選手です。
3番手には麻婆選手、4番手にはTETSU選手。
少し遅れて5番手にたーつぁん選手、6番手にワッキネン選手といった展開になっています。
トップのクロ選手が一気に逃げの体制に入る中、麻婆選手がキャノピー選手のマシンを捕らえ2位に浮上します。
さらにトップのクロ選手が第1コーナーでクラッシュしている隙にとうとうトップに立ちます!
しかしトップに立ったことで焦りが出たのか1コーナー後のS字で痛恨のクラッシュ!
あっさりトップをクロ選手に明け渡します。
しかし、この時点ではまだトップクロ選手から4位キャノピー選手まではまだ2秒差の間に入る大激戦!
さすがファイナルですね!
しかし、左セクションでキャノピー選手のマシンがノーコンになってしまったのかマシンが不安定な動きでコースに復帰できません。
この場所は前回から、キャノピーZONEと呼ばれているノーコン地帯なのです。
これはキャノピー選手痛い!
その後、麻婆選手が猛烈にトップのクロ選手にプレッシャーを与えるテールトゥノーズの争いを演じ、3位のTETSU選手が約2秒遅れて追う展開でしたがトップ2台がクラッシュ!
麻婆選手がクロ選手を弾き飛ばす形になってしまいました。
それに動揺したのか、次のコーナーで麻婆選手転倒!
一気に追いついたTETSU選手を含めた3台が1秒差の中に入る大激戦になりました!
この後全車綺麗な走行で大きなクラッシュも無くレースが進行しましたが、突然3位を走行中のTETSU選手のマシンに異変が発生!
右セクションのS字コーナーでノーコンが発生。
まったくコントロールが効きません。
コントロールが復活した時にはトップグループに約半周の差がついてしまいました。
時間にして約2秒ほどのことですが、致命的なトラブルでした。
本人のミスでないだけに悔やまれますね。
トップ争いは2台に絞られました。
相変わらず2台の差は0.5秒!
トップのクロ選手のマシンに麻婆選手がプレッシャーをかけ続けます。
ラップタイムは麻婆選手のマシンのほうが若干速いものの、うまいライン取りで抜くチャンスをまったく与えてくれません。
周回遅れの処理も非常にうまく、まさに磐石の状態。
逆にあせった麻婆選手のミスが増えてきました。
結局最後まで安定して逃げ切ったクロ選手がトップゴール。
0.6秒遅れの2位で麻婆選手がゴールしました。
NAME | 20L | |
1位 | クロ | 2’22.950 |
2位 | 麻婆 | 2’23.550 |
3位 | TETSU | 2’29.530 |
4位 | キャノピー | 2’34.130 |
5位 | たーつぁん | 2’39.080 |
6位 | ワッキネン | 2’40.410 |
グランドチャンピオン獲得へ王手がかかったクロ選手。
決勝第2ヒート
ストッククラスも残すところ1レース。
最終順位はタイムによって決定する為、第1ヒートで上位にいた選手も油断は大敵です。
前回の第2回グラチャンオープンクラスでは、麻婆選手は5秒以上あった差を2ヒート目でひっくり返され3位から5位まで落ちたことがあります。
ファイナルに進出したマシンを見ると、
ハチロク2台、R34GT−R2台、FC3S2台と非常にバランスがいいですね。
カラーリングもバラエティーに富んでいて見ている人も楽しめそうです。
さあ、第2ヒートのスタートです!
後がない麻婆選手はこのレース絶対にクロ選手に先行してゴールしなければチャンピオン獲得はありません。
しかし、その気合が空回りしたのか麻婆選手は第一コーナーで痛恨の転倒!
一気に最下位に落ちてしまいます。
逆に第1ヒートトップのクロ選手がオープニングラップを制しチャンピオンへ向け逃げの体制に入ります。
クロさんより下の順位になった時点でチャンピオンの可能性のない2位以下の選手はこのままクロ選手の逃げ切りを許すことは出来ません。
どの選手もファイナルまで残ったつわものぞろいです。
このまま終わるとは思えません。
さあ順位を振り返ってみましょう。
トップを走行するのはあいかわらずチャンピオンへ向けて爆走中のクロ選手。
2位にはなんと6番手スタートのワッキネン選手が上がってきました。
最後尾スタートということで、先行車の様子を見ながら落ち着いて走行したのが功を奏したようです。
3番手にはたーつぁん選手、4番手に麻婆選手、5番手にTETSU選手、6番手にキャノピー選手と続きます。
この時点ではまだまだ全車同一ラップです。
どのマシンにもチャンスはあります!
レースも中盤に差し掛かり2位を走行中のワッキネン選手がフェンスにヒットしている間に麻婆選手が2位に浮上!
4位争いを演じているTETSU選手はノーコンのためペースが上がりません。
2位に上がった麻婆選手は奇跡の大逆転へ向けとんでもないハイペースでトップのクロ選手を追走します。
そのペースはストッククラスとは思えない怒濤の6秒22というとんでもないタイムを叩きだします。
麻婆選手カツカツです!!!
しかしその気合も空回り。
ラップタイムこそ速いのですがミスも多くトップを走行中のクロ選手に追いつきそうで追いつけません。
逆にくろ選手は、僕のマシンを確認しながらの安定した走行で非の打ち所のない走りを見せます。
その結果、最後まで集中力をもって走行したクロ選手が決勝第2ヒートも制し、完全勝利でストッククラスのタイトルを獲得しました!
レース終了直後、クロさんの口から
「はぁぁぁぁ緊張したぁぁぁぁ」
とレースの感想を話していました。
レース展開、レース運び、ライン取り、全てにおいてパーフェクトな走りでした。
逆にマシンにアドバンテージがありながらそれを生かせなかった僕の走りは非常に荒いものでした。
今回の結果はドライバーの差となって現れたように思います。
さあこれでストッククラスの全レースが終了しました!
注目の最終結果はこのようになりました!
ストッククラス最終結果(敬称略) | |||||
NAME | 1ヒート目 | 2ヒート目 | ベストラップ | 合計タイム | |
優勝 | クロ | 2’22.950(1) | 2’18.780(1) | 6.220 | 4’41.730 |
2位 | 麻婆 | 2’23.550(2) | 2’20.530(2) | 6.490 | 4’44.080 |
3位 | TETSU | 2’29.530(3) | 2’28.770(4) | 6.580 | 4’58.300 |
4位 | ワッキネン | 2’40.410(6) | 2’26.630(3) | 6.630 | 5’07.040 |
5位 | キャノピー | 2’34.130(4) | 2’39.180(6) | 7.000 | 5’13.310 |
6位 | たーつぁん | 2’39.080(5) | 2’38.970(5) | 7060 | 5’18.050 |
ノーコンに苦しみながらも安定した走行で粘ったTETSU選手が3位入賞。
最終レースで3位にはいる意地を見せたワッキネン選手が4位。
マシンの不調にないたキャノピー選手が5位。
練習不足ながらファイナル進出を果たしたたーつぁんは6位と言う結果になりました。
クロ選手おめでとうございました!
この調子でオープンクラスも頑張ってください。
また、他の選手は、クロ選手のW制覇を阻止するよう頑張ってください!
第3回エポック43選手権
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