日繭
記八



水無月はJune


(6/6) 昨晩遅くから降り出した雨も小雨になる。児童文化研究会ゲキ部会脚本合評に顔を出しに行く。出来上がった脚本の段階でな押せるところをなおしてしまおうと云う会。できるだけ建設的な意見を心掛けて発言してものの、不満の方が多い合評だった。脚本だけでなくその根本的な部分が十分考え込まれていない印象を持った。すべてに責任を持って引っ張っていける演出がここ何年か出ていないためだろうか。なんて云うと偉そうでいけないですね

「ロミオ+ジュリエット」をまた借りてくる。ディカプリオがどうこうではなく面白い映画。半分程見たところでテレビで放映される「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」に切り替える。映画→原作→映画ち見て来たのだが、アン・ライスの原作を映画のキャストのイメージで読んでいたのでもう一度映画をみたいなぁと思っていたのだが、原作の持つ抱負なイメージ、雰囲気、怪し気なニュアンスを画面に出し切れず、ストーリーを追い掛けるのに精一杯と云う映像化の弱点を確認。原作の方が何倍も面白い。


(6/7) プランターで育てているミニトマトを半分以上間引きする。「ロミオ+ジュリエット」の後半部分をみる。ジュリエット役のクレア・なんちゃらといウ女優さんが可愛い。引き続き「知ってるつもり(細野正文)」を見る。「タイタニック」に乗っていながらも生還した日本人。


(6/13) 昼過ぎに起床。気持ち悪いのはおさまるが頭が痛いのは相変わらず。

「イングリッシュ・ペイシェント」を見る。アカデミー賞を獲った作品だそうだがそれほど良い映画には思えなかった。現代から過去を回想して話が進む手法は非常にオーソドックスなものだと思う。が、現在と過去を交互に出していく場合、そこで現在、なり過去のシーンを出す意義が感じられなければ無駄な時間になってしまわないだろうか。映像がとても綺麗だったのが印象的。ようは不倫モノではないかと云ってしまうとそこまでだが。


(6/14) 雨、雨、雨。全く良く降る。仏W杯日本の第一戦、対アルゼンチン戦。キャプテン翼世代の夢今ここに叶うと云った感あり。試合結果は残念ながら0−1で負け。


(6/15) 退職願提出。受理してもらえ胸をなでおろす。


(6/16) 渋谷のチケットセゾンで「フィリップジャンティカンパニー」のチケット購入。 7月5日14時席を選んで買えたので良かった。東武東上戦、坂戸で踏み切り事故があったらしくダイアが乱れている。発車まぎわの各駅停車に乗る。


(6/17) 6時45分起床。朝のJ−Waveはジョン・カビラでないと目が覚めない。 東武東上線10分遅れ、山手線事故で内回り運行見合わせなどアクシデントに遭遇。 最近都内では電車事故が多い。


(6/18) 「真・天狼星ヴァンパイア 6巻」栗本薫が発売されていたのでまだ買っていたかった4巻5巻とあわせて購入。栗本MLでも話題にされているが、事件にきちんとケリはつくのだろうか。読む前からドキドキ。

1冊だけと思い4巻に手を伸ばしたら4、5、6と立て続けに読んでしまい久々の徹夜本


(6/20) 7時起床。表のプランター4つ(ミニトマト、ミニトマト&風船かずら、ローズマリー&カモミール、マリーゴールド&おじぎ草)と朝顔2鉢に水やり。

フランスW杯 日本対クロアチア 0−1で負け。ふぅ

「レベル7」「パーフェクトブルー」共に宮部みゆき著を購入。


(6/21) 日帰りで父の日孝行。夕方から北習志野の僕の実家へワインと花束を手みやげに遊びに行く。


(6/22) 大雨でえらく寒い。朝のJ−Wave、「東京TODAY」ワールドカップに行っているジョンカビラに変わって今週は「小曽根真」氏なるジャズピアニストが登板。朝からジャズでも結構面白い。


(6/24) このところ毎朝朝顔が新しい花を咲かせている。小さい花だがとても気持ちの良いものだ。


(6/25) 大半の会社は今日が「給料日だぁ」と朝のラジオでジャズピアニストがそう云って喜んでいた。へん、どうせ僕はちがいますよぉだ。


(6/26) 新宿紀ノ国屋でものは試しとミステリMLでときどき話題にのぼる「はやみねかおる」氏の作品を買ってみる。面白いと良いのだが。

フランスW杯第3戦対ジャマイカ戦観戦。点を取れそうなところで決められないのもさる事ながら、ボール運びがなんともお粗末。後半呂比須のアシストで中山の入れた1点に日本全国が狂喜。「よっしゃぁ!」と叫んだのは僕だけではないはず。


(6/27) 読書の一日。「平成お徒歩日記」宮部みゆき、「人形はこたつで推理する」我孫子武丸の2冊を一日かけてゆっくり読む。

映画「若草物語」を見る。★★★☆
ウィノナ・ライダー(ジョー)、クレア・なんたら(べス)、インタビューウィズヴァンパイアでクローディアやっていた女の子(エミリー)と案外知っている顔ぶれだったので驚き。


(6/29) 仕事帰りに渋谷の中古レコードやヘ。一枚買うだけのつもりで入ったのに気がつけばCD5枚も購入。全てジャズ。セロニアス・モンク、アート・ブレーキー、トミー・フラナガン、グレン・ミラー楽団。
このなかではトミー・フラナガンが聴いていて耳に心地よい。


(6/30) 「バイバイスクール」はやみねかおる、購入。吾妻ひでおの挿し絵がのほほんとして雰囲気をかもしだしていて良い。最近面白い小説が見つからないと子どもの本のコーナーに行く事が多い。昔読んでものすごく面白かった作品や、結構世界の名作なんかも読みやすい形で出ているからね。

松谷みよ子の「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズを読みなおしたいと思って探しているのだがなかなか見つからない。誰か見かけたら教えてください。



繭八庵
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