日繭
記八



1月は疾風怒涛 (の前半)

(1/1) 目が覚めると虫になっていてあれ吃驚という事もなく、平穏無事に新年1999年の朝を迎えました。朝と云うよりは昼ですね、起きだしたのは(笑)ごーしゅは今年もスキーに行ってしまっているので両親と我々夫婦の4人でお説料理を頂きました。(まるみとじゅどーもすこしおすそわけにありつけたようです)連日の夜遊びがたたってか気がつけばぐーすか昼寝をしていたりして、あっという間に一日が終わっていました。


(1/2) 船橋にある父方の祖母の家に親類が集まって一緒に夕食を食べました。叔父が船橋駅の側で小料理屋をやっているのですが、お店から新鮮な魚を持ってきて美味しい料理を食べさせてくれました。

祖母の家にも猫がいます。「メイ」と云う名前のメス猫です。彼女は昔は結構気性の荒い猫だったのですが最近はずいぶん大人しくなって、可愛らしくなりました。彼女の冬の定位置は床に敷いたホットカーペットの上らしく、夕食の最中刺身や煮魚などでつろうとしてもどしっと座ったまま見向きもされませんでした。


(1/3) 午前中の内に実家を出て埼玉県は寄居の妻の実家へ。船橋駅で途中下車して叔父から大きな発泡スチロールの箱をもらい上野から高崎線に乗り込みます。発泡スチロールの中にはカレイ、あいなめがそれぞれ一尾、はまぐりが数キロはいっていました。道理で重いわけだ。

寄居では家族でトランプしたり、ウノをしたりして過ごしました。先月見はぐった「ソムリエ」の最終回も遊びながら見る事ができました。このドラマの中での菅野美穂の「むかーつくー」は耳に残ってしばらく忘れない事でしょう。主役の稲垣悟郎以上に印象的なキャラクターでした。誰も役や得点計算の方法を知らないのにとりあえず何でもありの麻雀が思いのほか盛り上がりこの日も遅くまで遊んでいました。


(1/4) ビデオを良く見た一日でした。まず朝食を食べながら、昨晩ビデオに撮っておいた「古畑 vs SMAP」面白かったのですが、長過ぎ。各キャラクターと古畑が絡みが少ないのが勿体無い。お汁粉を食べて、少し散歩をしておやつをつまみながら再び麻雀が始まり「眠れる森」の最終回を再び見ました。これもやっぱり物足りない。最後木村拓哉は死んだの?と皆気にしていました。もうどっちでも良いやと云う感じ。そして最後に「MEMORIES」はじめてみた時にはとても面白かったのですが今回は、うつらうつらしながら画面が動いているのを眺めていたので印象に残っていません。ちょっぴり残念。夕食後遊び納めに坊主めくりをして帰りました。

さて、妻の実家では犬を飼っています。「ころ」と云う名前のメスのゴールデンレトリバーです。彼女も人なつこい犬で、僕は犬は苦手だったのですが、その苦手意識はころに限ってはなくなりました。


(1/5) 「カウボーイ・ビバップ」エピソード5「堕天使たちのバラッド」、6「悪魔を憐れむ歌」、7「ヘビィ・メタル・クイーン」、8「ワルツ・フォー・ヴィーナス」を見る。 夜中眠れなくて起きてしまう。年賀状書いて、おかしな映画を見てしまう。 映画が終わったら明け方4時。それから就寝。


(1/6) のんびり起きて、妻と二人志木に買い物に出かける。森博嗣の新刊「地球儀のスライス」がそろそろ出るようなので何件か本屋を見て回るが収穫は無し。都内でなければ発売前日には手に入らぬか。夕食はシチュー。いまだ書き終わらぬ年賀状の最後の十数通を書き、就寝。


(1/7) 早起きが気持ち良い朝でした。今日は七草がゆの日です。昨日のうちに米を研いでおいて電子ジャーでおかゆを炊きました。茹でた七草を入れて美味しくいただきました。年末からの暴飲暴食にこのシンプルなおかゆが実に美味しかったです。食後しばらくしてから、昨晩ようやく書き終えた年賀状の最後の数枚を出しに行きがてら黒目川の岸辺を散歩してきました。朝早くから岸辺のベンチでぼーとしている人、結構いるものですね。

図書館に行ってきました。以前から読みたくて買おうか迷っていた本を借りてきました。読んでみて面白かったらきっと買ってしまうでしょう。「死の蔵書」「幻の特装本」どちらもジョン・ダニング「図書館の死体」ジェフ・アボット「蒼穹のかなたに 上」ロバート・ゴダード「塔のなかの姫君」アン・マキャフリィ。
(1/8) 朝から寒い一日です。この季節、ダイニングの窓からちょうど朝日が上ってくるのを毎朝見る事ができます。冬以外は林に生えた木々の葉で朝は日陰になってしまうのですが、ほとんど葉を落としてしまった今の時期はその枝の隙間から朝日が差し込みます。なんだか元気の出る一瞬。

日テレ「フィフス・エレメント」を見る。世界観の緻密さと物語のチープさのギャップがなんともいえず面白い。DJ役で出ていたクリス・タッカーのきれた演技がグー。その後夜更かししてWoWoW「カウボーイ・ビバップ」「真夜中のヘビィ・ロック」を見る。
(1/9) 夕方新宿NSビルのなかのアジア料理屋で新年会。皆、結構久しぶりの再会。 森博嗣「地球儀のスライス」を購入、そのまま読書モードに突入、読了。この人の文章は好きなんだけど理解できない事が多々。


(1/10) 昼過ぎにカモがわちゃわちゃと水面を泳ぐのをみつつ黒目川の川べりを散歩。 NHKの大河ドラマ「元禄撩乱」第一回をみる。少年隊の東山君が12才役で出てきた時には唖然。いくらなんでも12才は無茶苦茶でしょう。


(1/11) 「カウボーイ・ビバップ」セッション1をレンタルしてくる。エピソード1「アステロイド・ブルース」、エピソード2「野良犬のストラット」、エピソード3「ホンキィ・トンク.ウィメン」このアニメの大人の雰囲気が一発で気に入ってしまった。レンタルしてまで見ようと思うのは久しぶり。なによりオープニングが格好良いです。

「死の蔵書」ジョン・ダニング読了。

日テレ「ボーダー」第一回を見る。妻が中森明菜のファンなのでつけていたのだが、プロファイリング、快楽殺人、サイコキラー・・・題材が既に古い。ショッキングな犯罪内容だけを誇張しているのが物凄く不快。誰も死ななくっても怖い話ってできると思うんだけどなぁ。

ドラマを見ている内にだんだん寒気がしてきておかしぃなと思って熱をはかってみると38度3分。おとなしく寝ました。すぐに高熱を出してしまう体質にうんざり。


(1/12) 熱は幾分下がるもまだあちこちだるくて布団の中でごろごろ。朝一番から模型誌などをぱらぱら眺め、「PGガンダム12000円か、欲しいなぁ」などと考えていたり。積みっぱなしのMGガンダムやらエヴァやらが先ですな。プラモデルも作りたい今日この頃です。


(1/13) まだ熱の下がらぬ水曜日です。ぼやぼやーっと一日熟睡と半覚醒の間をさまよいながら過ごしていました。「幻の特装本」ジョン・ダニング読了。

先日(1/11)とうとう3000ヒットに達成いたしました。皆さんありがとうございます。3000ヒットをゲットしたのは千葉県にお住まいのねこそぎさんでした。おめでとうございます。プレゼント今週中に郵送させていただきます。


(1/14) まだ熱は下がりません、の木曜日。ここ数日熱を出して寝込んでいるわけですが、それでも毎日植木に水やりだけはやっています。とはいっても今は冬、たいていの植物は成長を止めている季節です。毎日どばどば水をやってしまうとあっという間に根腐れを起こして枯れてしまいます。じゃ、どうやっているのかというと、毎朝はっぱに霧吹きで水を吹き掛けてあげているのです。鉢に水をやるのは土が乾く1週間に1度くらい。ただでさえ乾燥気味の気候の所にエアコンでさらに葉が乾燥しているので、毎朝霧吹きしてやると大分元気になります。今が旬のシクラメンだけは霧吹きはせず頻繁に水をやっています。小さな鉢でも次々に可愛らしい花を咲かせ続けてくれるので長い期間楽しめる花です。

一日おとなしく眠っていたせいかやっと熱も下がりました。で今晩は久しぶりに僕が夕食を作りました。今日のメニューはスパゲティ−カルボナーラ温野菜のサラダ大根とたまねぎのスープの3点。おかゆ続きの毎日だったのでこってりめの料理が美味しいこと。


(1/15) 雪が降るかもの成人の日。今夕方17時ですが今の所雪は降ってきません。去年は物凄い雪で成人の人たちも大変だったようですが今年はなんとか大丈夫なようですね。

J−Waveでは朝から僕のお気に入りのジャズピアニスト小曽根真さんがメインナビゲーターでジャズ特集をやっています。今回楽しみなのは番組中、生ライブをやることで、抽選で何十人だか会場に招待されたのですが僕は抽選にはずれ、残念ながらラジオの前で生ライブを今か今かと待つ羽目に。何時からライブになるのか分からずラジオの前にずっとかじり付いているわけにも行かず、買い物にも行きたいし、120分テープに番組を録音する事にしました。とりあえず買い物に出かける14時から2時間。で5時ちょいに帰ってきてとりあえずちゃんと録音できているかテープをかけてみたのですが、テープをかけて数十秒後、流れてきたのが「6月15日◯◯の英語長文読解講座、入門編第2回・・・・・」肝心の生ライブは一秒も録音できていませんでした・・・・・(涙)あーあぁー。(ためいき)

今晩は「白線流し」の1年振りのスペシャルと「カウボーイ・ビバップ」を見ましょう。「アポロ13」も捨てがたいけどね。



繭八庵
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Eight Cocoon House
Since 1997
by Atsushi Kurata
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