作者のひとりごと 2001年 8月15日 〜

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2001年12月24日 クリスマスおめでとう!

あっというまに年末ですね。素敵なクリスマスを過ごしていらっしゃいますか?

12月になって10月から延期されていたワークショップを開催しました。6日のうち3日が無事終了し、

今日、ワークショップのコーナーもアップしました。みなさん硝子に触れるのは初めてという

方がほとんどでしたが、朝9時半から夕方まで、ゆっくりじっくり制作に取り組み

みんなペンダントやピアスから指輪までちゃんと作れました!色合いもみなさん個性的で

ふたりと同じものを作る人がいなかったのも印象的でした。

初めてお会いする方も多かったですが、どても楽しい時間でした。どうもありがとうございました♪また来てね

 

一日でできた作品例 夕方にはこれだけお持ち帰りでした♪   作業風景です。一度に4名まで参加できます

2001年11月26日 制作再開しました

みなさま お元気ですか?もうすぐ本格的な冬ですね。

11月になっても、なかなか立ち直れなかった私ですが、

この3連休にやっと制作を再開しました。お手伝いメンバーの方々には

たくさん助けていただいて、24日までのオーダー品は全て制作完了しました。

急な申し出にお答えいただいて毎日夜遅くまで仕上げや組み立てを手伝ってくださって

とってもうれしかったです〜。こんな割の合わないバイトはないですね・・・・;

硝子ワークショップは12月にずれ込んでしまいそうですが、2日コースに変えて開催したいと

思っています。できるかな〜〜

 

ところで、今回大切な人からのプレゼントの指輪を壊してしまって・・・という

方から続いてメールをいただきました。いつも通り、破損作り直しをしているのですが、

壊れた指輪、オリジナルの指輪をなんとか再生できないかなあと思案しまして、

こんなものを作ってみました。これは枝垂れ桜というピンクトーンの指輪の

こわれたものを透明ガラスベースに溶かしこみ、閉じこめたものです。

思い出のかけらが閉じこめられた、新しい指輪。こんなリメイクデザインもはじめ

たいと思います。

 

   左はオリジナルの枝垂れ桜の指輪

壊れた指輪のかけらをそのまま使って新しく生まれ変わった指輪 枝垂れ桜リメイクリング&ペンダント

 

 

2001年10月28日 テレビを見ました!のメッセージありがとう

今日は建もの探訪が放映されました。「見ました!」のメッセージやお電話たくさんいただきました。

どうもありがとうございます。

それから父のことについて、ほんとにたくさんのやさしい言葉をかけていただき、

うれしかったです。寂しくてもちゃんとだれかが支えてくれてるんだなと

思うと、心があたたかくなります。

12月のはじめに、母と沖縄に行くことにしました。

父が最期に行きたがっていた、大きな海を見てきます。

 

硝子制作も11月から再開したいと思います。これまで通り、美しいものを

たくさん作っていきたいと思います。

ひきつづき応援お願いします♪

 

2001年10月21日 訃報

みなさま 10月16日、父が永眠いたしました。お会いしたこともない皆様から、暖かいお見舞いのメール

をたくさんいただき、本当にうれしかったです。ありがとうございました。

27日にはテレビ放映ですが、お医者様にとても間に合わないでしょう、と言われ、

テレビ制作会社のディレクターの方にお願いして、編集が終わったばかりのプログラムビデオを

早々と送っていただきました。そして父の病室にビデオデッキを持ち込み、「たてもの探訪:池田邸」を

みんなでいっしょに見ました。とてもうれしそうで、中でも「奥様のお父さんが若くして車椅子に・・」

という解説を聞いて「おれは若いかね〜?」などと冗談を言っていました。

 

父親を亡くすっていうのは、ほんとに寂しいです。いくつになっても、何もしてもらっていなくても

おとうさんていうのは、いてくれるだけで安心だったんだなあと失って初めて思います。

今は心に大きな穴があいたような感じですが、本当に眠るようにして安らかに逝ってくれたこと、

これまで覚悟していた時間が9年と長かったので、たくさんの思い出を作ることが

できたことが救いです。

 

これからは私がしっかりしなくては、と思います。ひとりっこなので、残された母との時間も

大切にしていこうと思います。

 

硝子制作は11月から再開する予定です。10月に延期になっていたワークショップも

実施したいですね。またプランができたら前回予約なさった方と、メンバーの方にお知らせしますね。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

 

               ●親戚の方、父が生前お世話になった方へのメッセージ●

2001年10月5日 ホスピスというところ

またご無沙汰しています。実は先日私の父がホスピスに入院しまして、今は空いた時間は介護の日々です。

父は今から9年前、元気いっぱいの時に突然検診で肺ガンがみつかり、そのとき既に第四期でした。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、肺ガンは予後がとても悪く、四期の患者の5年生存率は

数パーセントでした。医者には「だいたいあと3年」と言われて退院。その1年後に骨ガンがみつかり

余命半年と宣告されました。そしてそのとき初めて告知したのです。

それは、骨に転移したら急速に脳や脊髄に進み、治療はできないし激痛が発生すると言われていたから

そうなったらホスピスで痛みのケアをしてもらわないと本人がすごく苦しむことになるということ

だったからです。そしてホスピスをいろいろ探した上で、当時市川にいた両親を武蔵野市に

呼び寄せました。小金井市にとてもよいホスピスをみつけたからです。

けれども、それから半年たっても一年たっても父は元気でした。間に合わないかも知れないといわれて

私が急いで作った(?)孫の顔も見て、だんだん足が悪くはなっていきましたが、温泉にも旅行し。。。

ついにそれから8年も自宅でのんびり暮らしていたのです。

本人の希望で抗ガン剤も飲まず、化学療法もせず、とくに民間療法もせず、ただ普通に暮らして

いただけです。

その父の病状が急に悪化したのは先々週のことです。まっすぐにホスピスに入院しました。

ホスピスというところは、他のどんな病院とも違うところです。

とても静かでみんなが見守ってくれています。神様がいるならばきっと

そこにいるのではないか、そういう場所です。見取っている家族も癒されます。

人の人生の最後、死というのは生とつながっている、確実に私の人生も死とつながっている、

それが自然なことだ、と思えるようになっています。普段人は死を先送りしてそのときのことを

ほとんど考えないようにしていますが、充実した死を迎えるため、後悔しないために、

無意識のうちに生を楽しみ、やりたいこと、やれることを見つけ、恋に娯楽に興じるのかも

しれません。

あと少しのこされた父との時間を静かに過ごしたいと思っています。

 

2001年9月24日 いえづくりのコーナーアップしました

しばらくご無沙汰していました。怒濤のような忙しさ。。。でも着実に活動はしています。

いえづくりのコーナーほぼ完成しました。すっごく重いサイトですが、よかったら見てね。

9月15日のテレビ撮影風景とか、こんなだった!というお話もそっちに載せています。

渡辺篤志さんはとっても親しみやすいやさしい感じの方でした。

建築家の灘さんのホームページができたそうです!ご覧下さいね

●屋上にて 撮影終了後の記念撮影 楽しかったです・・ハーブが猛り狂うように伸び放題なのが見えます〜

2001年8月15日 TV番組「建物探訪」に・・・

みなさま、お元気ですか?お仕事の方も、今は夏休みでしょうか。

私は夏休みはばらばらに分散してとりましたー。

ところで、トップページにも書きましたが、今度テレビに出ることになりました。

私が、ではなくて、家が、なんですけども・・。土曜日に関東地方でやっているテレビ朝日の

「建物探訪」という番組です。朝9時半から10時までの30分番組です。

もう10年くらい続いている長寿番組で、タレントの渡辺篤志さんが、主に庶民の住宅を

訪問して、都会の狭小地にがんばって建てた楽しい家とか、眺望にこだわった家とか、

毎回違ったこだわりを持った一般人の家を紹介するものです。

時々、宮本亜門さんとか、有名人の家も登場しますが、決して豪邸では

ないけれども工夫して楽しく住める家がたくさん紹介されてきました。

もともと、うちの設計を頼んだ灘さんという建築家の自宅もこの番組で

紹介されていたのです。

そんなわけで私が渡辺さんをご案内する役になります。

もしかしたら指輪のアトリエというか作業スペースも紹介されるかも・・。

また来月撮影風景とかアップしますね。(撮影は9月15日の予定です)

あと、近日中に「家づくりのコーナー」をアップします。

これから自宅を建てようという方の参考にしていただきたいなと

思って、設計から施工までのプロセスとか、いろいろ反省したところとか

参考になる本とか、工夫した点とか、載せたいなと思っています。

 

さて、もうひとつ。「マタニティリング」の紹介です。

まだあまり広報されていませんが、妊婦さんがなかなか街で席を

ゆずってもらえなかったりする(特に初期)ことから、

何か妊娠していることの目印になるようなものを、と呼びかけている

人たちがいます。で、小指にベビーパールのピンキーリングをはめる

ことを提案しているそうです。この人たちは宝石の専門家でも販売屋さん

でもないので非営利のボランティア運動なようですが

私も硝子で、ベビーパールをイメージしたピンキーリングを制作して

ほしいと依頼されまして、つくってみました。

そのうちマタニティリングのコーナーも作ろうかなーと思います。

無色透明の丸い指輪のなかに真珠のような白いつぶが閉じこめ

られているデザインとか、いろいろアイデアがあるんです。

妊娠中は皮膚が弱くなって、いつもは平気な人でも金属にも

かぶれやすいので硝子の指輪は特によいかも。

妊娠してなくても、かわいければつけたっていいじゃないー

・・・とも思います(笑)。

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