図鑑好きには、たまらない一冊。淡水、汽水種、水草をたっぷり収録!
魚のDATAは、簡単なコメントと、全長・生息地・飼育難易度。
最低限の内容ですが、まぁ、一冊はこんな図鑑欲しいものです。写真も小さいですが、全種掲載されています。サイズは、他のアクアリウムシリーズと同じサイズ。これは、大きくてもよかったかなとも思えますが、場所を取らないと、良い風に考えましょう。
や〜満足満足〜♪
 | ザ・大型熱帯魚
著者:熱帯魚マニアによる飼育書制作委員会 / 小林道信 出版社:誠文堂新光社 本体価格:3,600円
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ピラルクーを始めとして、ポリプテルス、アロアナ、、、古代魚を
中心として大型熱帯魚(60cm水槽で生涯飼育できない種と定義)
を紹介しています。
紹介されている種は、
ピラルクー、ポリプテルス、アロアナ、淡水エイ、ダトニオ、
ガーパンク、大型ナマズ、スネークヘッド、肺魚など
です。
しかし、特筆すべきは、この本の著者は、複数の熱帯魚マニアだと
いう事では、ないでしょうか。プロ(魚の飼育販売を生業とする方)でなく
マニア(趣味で追求されている方)であるということは、
大きな水槽を用意し、大量の餌を与え、膨大な時間とお金を
費やしても自分の自己満足以外はさして見返りはないということです。
男のロマンです。賃貸アパートに住んでいる人間にとっては、
大型の水槽を設置、維持する事さえ考え及ばない事です。
この本で紹介されている多くの種は、60cm水槽で生涯飼育する
事は無理ですが、幼体の時期に、さも手軽に購入し飼育出来ると
思わせられるものが、結構販売されています。
ブラックアロアナやアカメ(軽く紹介されているだけですが)、
などなど意外と安価に売られています。
まだ国内に生息している種なら問題もないのかもしれませんが
(DNAレベルで地域差がある為ホントは問題あり)、
多くは外来の生き物です。密放流を行えばどうなるか
想像は難しくありません。その子も不幸ですし、その水域への
影響を考えるべきです。結局安易に考え飼育を初めてしまった
飼育者に責任があり、手軽に飼育できると思わせてしまった
販売店の責任もあるでしょう。
「責任」このことを考えさせる良い本になっていると思います。
大型種に興味がある方は、手にとって見ると楽しいと思います。
また、私のように小型種が好きな人間にとっては、
一つの憧れといえるかも知れません。
この本にある「マニアによるマニアへの勧誘」という言葉、
いい言葉です。熱帯魚飼育は、よく金がかかると言われます。
確かに水道光熱費や餌代も馬鹿にできません。
でも、得る物も多く、一度始めると止めることはできません。
あなたも、この本を手にとってマニアになってみませんか?05/03/06記
1、美魚基本90種
カラシンなど一般的な魚を紹介
使われている写真は、初めてのものが多いようだが、
カタログ的写真が多い。
俗称、学名、分布、全長、特徴など
2、美魚水槽によく合う水草カタログ 38種
掲載種が少ない為、一般的によく目にするものが中心
俗称、学名、特徴など
3、60cm水槽から始める完全飼育
初心者が水槽購入から、水を作り水草、魚を入れる段取りを
説明。難しい水草のレイアウトも、対象を絞っているので
分かりやすい。メインの美魚とタンクメイトする26種の
水棲動物(魚、エビ、巻き貝など)の紹介は面白いが掲載種類
が少ないのが残念。
4、ちょっとマニアックなアクアリウムの世界をのぞく
各種のちょっと詳しい特徴などを説明。
住んでいる環境がさまざまである熱帯魚では、同じ種である
仲間でも、水槽をセットする段階で注意が必要。
5、基本を押さえてハイアクアリストになる
毎日の世話、毎月の世話、季節ごとの世話と、
段階を踏んだ説明で、理解し易い
魚のかかる病気も解説、絵での解説もいいが、写真で紹介して
ほしかった。
概ね、好感のもてる本に仕上がっている。安易に薬剤にて
早く水槽を立ち上げるなどせず、時間をかけてゆっくりと
生体に合わせる姿勢は、大事だと思う。
掲載されている写真は、小林氏のものということもあり
いい写真が多い。ただ、特徴も書面の都合であると思われるが
ちょっと物足りない気がする。
しかし、美魚が欲しい初心者には、お勧めの一冊。05/02/13記
このタイトルの、「怪魚」たるところがナマズ類などの見た目が、コミカルなものを指している点が面白い。見る前は、大型種が多いかなと予想していたが、そんな事もなく小型種も多く紹介されている。構成は、美魚と同様である。
怪魚基本90種では、大小様々な種を90種、
大型種にも負けないような水草20種を紹介。
紹介は、俗称、学名、分布、全長、簡単な特徴。
水草は、俗称、学名、簡単な特徴。
やはり、一般的な種が多く紹介されている。本誌も内容は簡潔であるため、若干寂しい気がする。
また、本誌でも、タンクメイトのお勧め熱帯魚が15種紹介されている。
怪魚編では、ナマズ類などの大型で肉食系の種類が多く、色々な固有の問題をうまく解説できているのではないかと思う。
初心者で、いきなりプレコやコリばかりの水槽を立ち上げるツワモノには、あまりお目にかからないが少しやってきた人が、自分の趣向に合う怪魚に出会うと楽しいのではと思います。
初心者にはもちろん小型種をやっていて、怪魚に挑戦したい方に、最初の一冊としてお勧めできます。05/02/13記
まずいですね。この本を読んだらリクガメ飼いたくなりました。でも、種によっては絶滅の恐れもあり、真剣に手を出さないといけません。熱帯魚でも問題になっていることですが、生き物と付き合う文化が日本に定着しきれていないのでしょうか。。。問題ばかりが目につきます。とても考えさせられました。ですが、この本は、リクガメに興味がある方には、すごくお奨めです。著者のカメに対する思いというものが感じられて、いいものに出来上がっています。05/01/03記
アクアテラリウム。。。造語で水槽内?に水の部分と陸上の部分を作り、両方の世界を楽しむという欲張りな人向けのやり方です。あ〜どうでしょうか、やってみたいですか?この本では、色々なパターンを紹介解説していてわかり易く、又やりたくなる面白い本に仕上がっています。やはり小林氏の著作で、よくまとまっていると思います。陸上部分のみを楽しむテラリウムについても解説しています。しかし、これをホントに楽しむには、60cm水槽では、狭いように思えます。逆に大きい水槽を使っても水量を少なくして使いますので、楽しめるのではないかと思います。置く場所があればの話ですが。。。04/12/19記
水草に絞った初心者向けの本です。紹介されている草は、多くは
世界の熱帯魚&水草カタログ(2005年版)などで紹介されている草のダブりが目立ちますが、多少紹介されていないものも掲載されています。水草を上手に栽培するのは、中々大変(私は下手ですけど)で、しかも手間も多い。そういう点を初心者にもわかり易く解説していて好感が持てます。しかし、簡単でしかも上手に育てるには、ソイルがお手軽なのでしょうか。やたらと、そういう風に紹介している雑誌が多いですよね。04/12/05記
熱帯魚屋さんに行くと、最近は両生類も多く売ってあったりします。ベルツノガエルやヒメツメガエルなどなどカエルの仲間も多いですね。ヒメツメガエルは、水槽に入れてみようかと誘惑されていた時期があって色々物色した経緯がありまして、本書はそんな時に手にしたものです。だいたい1ページに一種紹介されています。や〜色々居るものですね。ただ単に図鑑としてではなく、飼育する事も主眼に据えていてとても面白い本になっています。カエル好きには外せない本ではないでしょうか。
アクアリウム・シリーズと銘打って誠文堂新光社で何冊か出しています。一冊一冊良い値段ですが、欲しくなるシリーズです。04/11/21記
ザ・カエル世界のカエルの飼育がわかる本でも書いたアクアリウム・シリーズの一冊。60cm水槽での色々な生き物の飼育を扱っていて、特に熱帯魚に固執したものではありませんが、生き物全般が好きな私には、楽しく読むことが出来ました。特に著者である小林道信氏は、カメラマンであり作家でもあるようで、文章も中々楽しめます。ウチの奥さんも大ウケしていました。後で判った事だったんですが、
熱帯魚・水草スーパーカタログ(2004〜2005)でのカメラマンは、小林氏であったようで、著書も多く有名な方だったようです。ちょっとファンになってしまいました。04/11/21記
扉でも入門書と謳っている通りまさに初心者をターゲットとした本です。熱帯魚の解説は、写真は大きめですし「分布、全長(水草は高さ)、水質、水温、(水草には光量)、難易度」が入っているので、購入の参考になると思います。熱帯魚167種・水草40種とまぁまぁのデータ量ですが、水草は少ないかなと感じます。
ちょっと気になったのが、初心者に水槽セットする段階で売られている「ろ過用のバクテリア」を薦めてる点ですか。。。私は、使ったことがないのですが、どうでしょう?あれは、意味があるのでしょうか??なんだか無駄使いかなと思えます。バクテリアの涌かせ方は、いろいろあるようですし、諸先輩のサイトでも紹介されていますので、当方では割愛しますが、自然が一番のように思えます。
値段もお手ごろですので、最初のガイドとしては、良いのではないでしょうか。04/11/20記
入門書を手にし、飼育に余裕が出てくると今度は、熱帯魚ってどんなのがいるのかなぁ〜とムクムクと欲望が沸くものですよね。とそんな時にこの様な本が欲しくなります。熱帯魚の本は、出版社が同じである場合、ほぼ同じ写真が使われていると考えるべきです。特に発行が近い場合。
熱帯魚・水草楽しみ方bookアクアリストへの入門書の写真と、この本は、同じです。違う点は、こちらの本に出ている種類が多い事です。熱帯魚439種、水草72種と多く紹介されています。また、市場価格が載ってる為、購入の参考にもなります。こういう本も一冊あると面白いです。また、このシリーズは毎年発行されていてこの本は、絶版になってます。
世界の熱帯魚&水草カタログ(2005年版)が最新となってます。04/11/20記
世界の熱帯魚&水草カタログ(2005年版)でも書いた通り、熱帯魚の写真のパターンが同じだと多少のストレスがあります。まぁしょうがないのでしょう。とすると、他の出版社で同じようなでも独自の表現をしている本が欲しくなります。で、本屋で物色して見つけたのが、本書です。写真が小さく解説もおまけ程度なのですが、見開きの写真がいいですね。腕の良い魚好きのカメラマンを使っているようで、とても表現力のある写真が掲載されています。また、夢の水槽群が多数掲載されていて物欲の強い方は、逆に見ない方がよいかもしれません。下手をすると家庭不和になってしまいます。
この出版社の傾向でしょうか、大型魚に力が入っていて興味がつきません。私の好きなのは小型魚ですけど、一度は大型もやってみるのもよいかなぁ〜と思わせてしまう危険な本でもあります。04/11/20記