じんぱち

じんぱち...Jinpachi
ジャンガリアンハムスター　パール　♀
（2000.7~2002.04.04）
じんぱちは、初めて一緒に暮らすようになったハムスターです。おっとりしていて、歩く時にお尻を振るくせがあります。高いところと水が大の苦手です。回し車にさした油が背中についてしまった時、水がかかるとお家に引きこもってしまうので、かたく絞ったペーパータオルで拭きました。お家をのぞくと、ゆっくりお家から出て来て、二足立ちになってアピールします。チーズが大好物で（特にカマンベールチーズ）、こぼれそうなくらい、大きな目をして食べます。まるで宇宙人のような顔になります。広いところに出ると、用心深く、匍匐前進をします。結構、走ると速いんですよ。なんともいえない可愛らしい姿です。
　残念なことですが、じんぱちは、2002年の春に、お星様になってしまいました。桜の咲く頃。じんぱちの右上腕部の付け根に腫瘍ができていることがわかってから、3週間後のことでした。腫瘍は、日に日に大きくなっていき、両手で顔を拭いたり、歩いたりすることもままならなくなりましたが、一生懸命に生きようとしたじんぱちでした。最期まで、少しでも食べようと頑張っていました。村民1、2は、どうしてやることもできずに、ただ見守ることしかできませんでした。いよいよということになったとき、村民2がじんぱちを手のひらに乗せ、ずっと声をかけながら撫でて、じんぱちは旅立ちました。じんぱちから、いろんなものをもらいました。たくさんの思い出をありがとう、じんぱち。

じんぱちが入っているのは、小鳥の巣です。ちょっと狭い感じがしますが、狭いくらいの方が、落ち着くようです。じんぱちは、目がとってもクリクリとして大きく、美形ですね。巣の中には、綿が敷いてあり、お布団でぽっかぽかです。

　じんぱち：「綿のふとんは、やっぱり欠かせないね。夏だって使うんだよ。」

じんぱちは、回し車が大好き。メーターをつけて、一日の走行距離を測定してみると、5キロを超えていました。ずいぶんと走るんですね。ケースの広さは限られていますから、回し車で思いっきり走って、ストレスを解消しているのかな？猛スピードで、足が見えません。

　じんぱち：「かぁ～っ、さいこぉ～、いい運動だね。」

久しぶりにお家をのぞくと、大きなあくびをして、前足をのび～、して登場するじんぱち。小さなお家で丸くなって寝ていると、やっぱり伸びたくなるんですね。回し車の中や、トイレの入り口に前足をついて、逆えび～、というのもよく見かけます。賢いですね。気持ちよさそ～。

　じんぱち：「のび～は、ストレッチの基本だよ。いろんなやり方を試してるんだぁ。」

お家の屋根をはずしてみました。すると、ひょこっと立ち上がるじんぱち。体が大きくなって、子どもの頃から使っているお家が小さくなってきちゃったかな？

　じんぱち：「狭いところ大好きだけど、この大きさにおさまるのは、厳しくなってきたねぇ。」

野菜は、やっぱりブロッコリーが一番ですかね。ぼんぼんの実から食べ始まって、茎もたべます。でも、葉っぱは、もっと好きです。村民2の実家に滞在すると、冬は、毎日、無農薬ブロッコリーの葉っぱが、たくさんもらえます。

　じんぱち：「はるばる来たかいがあったなぁ～。」

じんぱちは、チーズが大好物。とくにカマンベールチーズには目がありません。目をこぼれそうなくらい大きく開いて、集中して食べます。ある程度の大きさになると、頬袋にぽこっと入れてしまいます。きっと、とろけるチーズになっていることでしょう。その風味がたまらないのかな？

じんぱちは、チーズが大好物。とくにカマンベールチーズには目がありません。目をこぼれそうなくらい大きく開いて、集中して食べます。ある程度の大きさになると、頬袋にぽこっと入れてしまいます。きっと、とろけるチーズになっていることでしょう。その風味がたまらないのかな？

　じんぱち：「このにおいを嗅ぐと、たまらなく興奮するんだよ
　　　　　　　ねぇ。世の中に、こんなおいしいものがあったの
　　　　　　　かと思ったよ～。でも、太るからって、そういつ
　　　　　　　ももらえないんだよねぇ。だから、ますます興奮
　　　　　　　しちゃう。なくなったら大変だから、早く頬袋に
　　　　　　　入れるようにしてるんだぁ。」

ケースを掃除している時は、ハムスターのサークルで待機してもらっています。でも、環境が急に変わって、落ち着かないせいか、サークルを夢中でかじります。疲れると、木箱のお家に帰ってねるようです。最後までかじかじしていることもありますが。

　じんぱち：「こういう柵を見ると、かじりたくなるんだよねぇ。
　　　　　　　なんか落ち着かないし。早くいつもの部屋に入れて
　　　　　　　くれないかなぁと思って、人が通りかかると、余計
　　　　　　　にかじるんだぁ。」

じんぱちが寝ているお家の下には、小動物用のヒーターが置いてあって、お家の中は、きっとぽかぽか。あまり寒いと、冬眠してしまうので、注意が必要です。

　じんぱち：「これはいいねぇ。コタツって感じだ
　　　　　　　ね。でも、長いこと入っていると、
　　　　　　　時には涼みたくなるね。無意識に顔
　　　　　　　がだんだん前にでてきちゃって。」

腫瘍がみつかったじんぱち。それでも、回し車を一生懸命回っていました。歩けなくなるまで。よく頑張ったね、じんぱち。

　じんぱち：「しんどかったけど、頑張ったよ。
　　　　　　　だっておいしいものが食べたいも
　　　　　　　ん。もっと遊びたいもん。」

2002年4月4日、じんぱちは旅立ちました。楽しい思い出をありがとう、じんぱち。プレートの裏面には、以下の言葉が刻んであります。

　「Thank you Jinpachi
　　　　　　　　Forever Jinpachi」
じんぱち:「お星様になったハムスターたちが入会
　　　　　　する、お星様の会というのがあって、
　　　　　　じんぱちは、桜の咲く頃に入会したか
　　　　　　ら、お花見幹事になったんだぁ。みな
　　　　　　さん、お世話になりました。これから
　　　　　　も見守ってるよ。」