るんぱち

るんぱちプロフィール&アルバム

るんぱち...Runpachi
ジャンガリアンハムスター パール ♀
(2002.9~2003.12.23)

るんぱちは、少々繊細なところがあり、来たばかりのころは、触られるのが苦手なところがありました。しかし、体型が丸くなってくるとともに、性格も丸くなったと申しますか、人なつっこくなりました。人や物の動きに敏感で、豆腐やブロッコリーを入れてあげると、すぐさま寄って来て食べます。トイレも決まったところでやり、きれい好きです。もなかの中に入っている、つぶした麦や、村民がご飯を炊く時に一緒に入れる、五穀が大好きです。カマンベールチーズも好物です。

 2003年の2月に、村民2が、るんぱちの右後ろ足の付け根のところに、腫瘍ができているのを発見しました。まだ、年が若いだけに、目を疑いましたが。すぐに動物病院に連れて行きました。やはり、腫瘍で、手術をして摘出するはずだったのですが、レントゲンを見たところ、他にも広がる可能性が高いこと、また、内臓に転移している可能性もあるというこで、麻酔までかけたのですが、手術は断念することになりました。年が若くて、腫瘍の大きくなるのが早いところからして、悪質なものではないかという診断でした。とても信じられませんでした。まだ5か月です。日頃お世話になっているMLで、「アガリーペットサメ軟骨」というものがあるということを教わり、早速あげてみることにしました。腫瘍の拡大を抑え、痛みを軽減するというものでした。すると、1か月ももたないと思われていたるんぱちが、今日(7月中旬)も元気に回し車を回っているじゃないですか。確かに、腫瘍は大きく膨らんでいますが、食欲もあります。9月で1歳です。もっともっと頑張ってもらいたいです。

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チップを掘るのが大好きなるんぱちは、丸く穴を掘って、そこで寝てしまうことがあります。要するに、野良寝ですね。のんぱちのような、お家に対するこだわりはないようです。

 るんぱち:「チップのなかで寝るのも気持ちいい
       よ。綿がもらえると、もっと嬉しいけ
       ど。自分でも寝床は作れるんだよ。」

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るんぱちは、回し車でよく運動します。あんなに走って、息があがらないのかなぁ、と思うくらいです。人間もあれくらい走ったら、痩せるだろうなぁ。でも、るんぱちは、痩せません。ドワーフ用の回し車では、小さくなってきたみたいです。

 るんぱち:「びゅん、びゅん、びゅ~んってかんじだ
       ね。快走、快走。これがないと、なんか
       物足りない気がするんだよねぇ。お腹
       が空いて、ついたくさん食べちゃうんだ
       けど。」

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るんぱちは、生野菜が大好き。ブロッコリー、キャベツ、白菜など、いろいろ食べます。とくに、ブロッコリーがお気に入りみたいです。人間に例えると、スイカかそれ以上に大きなブロッコリーを、半日で食べてしまうので、いつも、感心しています。

 るんぱち:「ブロッコリーは、毎日食べているよ。るんぱちが好きだ
       から、村民がいつも用意しておいてくれるんだぁ。体に
       もいいって聞いたけど。もらってから、すぐに食べるの
       がおいしいね。」

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よく眠っていますね。左の写真は、どういうわけか右手を出していますが。右の写真を見てわかるように、お家の中では、こんな格好で寝ているようです。ちょっと、狭くなってきたみたいですね。

  るんぱち:「お家は、大好きで、落ち着くから好きなんだけど、大
        きくなったせいか、やっぱりちょっと狭いねぇ。リハ
        ウスしたいなぁ。」

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お家の下にある茶色いものは、小動物用のヒーターです。暑くなって出て来ちゃったみたいですね。右の写真は、ヒーターのコードを点検中のるんぱちです。好奇心旺盛なるんぱちは、気になってしょうがないみたいです。コードは、金属でくるまれているので、かじっても感電することはありません。

 るんぱち:「何だろうこれ?金属の部分が見えていると思うけど、
       表面の黒いビニールは、みんな、るんぱちがむい
       ちゃったんだぁ。でもまだ、気になる、気になる。」

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すがすがしい顔のるんぱちちゃん。生後5か月で腫瘍ができてしまいました。でも、アガリーペットサメ軟骨を食べながら、よく遊んでいます。村民2が、お部屋のものを移動すると、こんなふうに、よ~く見ているんですよ。

 るんぱち:「何をしているのか、気になってしょうが
       ないんだよねぇ。ひょっとして、おいし
       いものがもらえるかもって思うと、ワク
       ワクするね。」

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ハムスターの後ろ姿が大好き~という方、必見。左の写真は、るんぱちが豆腐を食べている後ろ姿。ぽっちゃりして、なんとも言えない可愛らしさです。右の写真は、お家の入り口からお尻が見えていますね。真ん中の○は、しっぽです。短いですが、ちゃんとしっぽがあるんですよ。

 るんぱち:「後ろ姿にひかれるひとって、結構多いみたい。村民2
       は、左の写真をパソコンの壁紙にしているらしいよ。
       でも、ちょっと恥ずかしいなぁ。」

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夏になって、段ボールの屋根をつけた石を、るんぱちにも入れてあげました。すると、段ボールを、かみ、かみ、かみ。はまったみたいです。工事は、夜間に集中しているようで、一晩経つと、横穴が開いています。
 るんぱち:「固過ぎず、柔らか過ぎず、このかみごたえがちょうど
       いいんだよねぇ。つづきをどうぞ。」

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るんぱちは、半分寝ながらの工事のようです。疲れると、その場で寝てしまいます。また、気が付くと、工事再開です。

 るんぱち:「おもしろいんだけど、疲れると、やっぱり寝ちゃう
       ねぇ。でも、ちゃんと一晩で工事は、完了するから
       ね。半分くらい横穴が開くと、村民2が、新しい屋根に
       取り替えるんだけど、そうすると、またまた、やる気
       が出て来ちゃって。」

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るんぱちは、ブロッコリーが大好物。でも、もっと好物が。それは、ブロッコリーの葉っぱです。右の写真に写っているのが、ブロッコリーの葉っぱです。冬に、村民2の実家に行くと、毎日食べられます。
 るんぱち:「ブロッコリーの葉っぱは、本当においしいねぇ、茎だ
       けになるまで、きれいに食べちゃうんだよ。冬は、こ
       れが、楽しみだね。」

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よく眠っていますね。左は、野良寝をしていますね。お部屋を衣装ケースから、ガラスの水槽に変えました。様子がよく見えていいですよ。右の写真は、木箱のお家で寝ているところですが、木箱も大きなものにとりかえました。おかげで、好きな格好で寝られるようです。
 るんぱち:「水槽になってから、村民のことがよく見えるよ。も
       ともと目が良くないから、遠くは見えないけどね。
       村民が水槽に顔を近付けて、様子を見に来てくれる
       んだぁ。お家はね、大きくなって、のびのび寝られ
       るようになったよ。」

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野良寝が好きな、るんぱち。ガラスケースのコーナーに体をくっつけて、ころがって寝ています。この格好が一番楽みたいですね。

 るんぱち:「夏は、チップにころがって寝るのが涼し
       くていいねぇ。このガラスの壁は、くっ
       つくとひんやりして気持ちいいんだぁ。
       こちょこちょしたり、しないでねぇ。あ
       ~らくちん。」

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2003年9月、るんぱちが、1歳を迎えました。生後5か月で腫瘍を抱えたるんぱちが、1歳を迎えることができました。本当に嬉しいですね。これからも、おいしいものをたくさん食べて、頑張ろうね。
 るんぱち:「おかげさまで、1歳になりました!こ
       れからの季節、ハムスターにとって
       は、ひま種の秋、ホリホリの秋だね。
       これからもがんばりま~す。それにし
       ても、ブロッコリーの葉っぱはおいし
       いなあ。」

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るんぱちは、ブロッコリーをたくさん食べますね。本当においしそうに食べるんですよ。むしゃ、むしゃと。見ていて、気持ちがいいですね。
 るんぱち:「葉っぱだけじゃなくて、実のほうも、
       ちゃんと食べるからね。新鮮なブロッコ
       リーを持って来てもらうと、眠っていて
       も、鼻がくんくん反応して、半分寝なが
       らでも食べちゃうんだぁ。」

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2003年12月23日、午後9時すぎに、ジャンガリアンハムスター(パール・♀)のるんぱちが、お空へと旅立っていきました。1歳3ヶ月でした。
けいじ板には、たくさんの言葉を寄せていただきまして、本当に、ありがとうございました。KUMI-COCCO VILLAGE一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
短いハム生でしたが、るんぱちは、よく頑張って、よく生きてくれました。
このページは、一生懸命に生きたるんぱちのことを、あらためて、KUMI-COCCO VILLAGEをご訪問くださったみなさまにご紹介したく、そして、るんぱちに感謝の気持ちを込めて作りました。

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るんぱちは、生後5ヶ月で、腫瘍があることがわかり、病院に連れて行きました。手術をすることにしましたが、麻酔をかけて、レントゲンを撮って見たところ、内蔵にも転移しているような影があり、たとえ、今回みつかった右後ろ足の部分の腫瘍を取り除いたといても完治するのは難しく、かなり悪性の腫瘍と思われるので、手術自体の危険もあり、再発の恐れもあるという説明を受け、治らないのであれば、かえって痛い思いをさせ、体力を消耗する手術は、しないことにしました。
先生のお話や、じんぱちの経験からすると、もって1ヶ月。なんてことだろう、四季を知らずに旅立つなんて、と思い、辛くて、苺の蔕MLに投稿しました。みなさまからは、大変あたたかいお言葉をいただき、るんぱちと頑張ろうと思いました。そのMLで教えていただいた、アガリーペットサメ軟骨を、食が落ちてしまうまで、毎日少しずつあげつづけました。初めて飼った、じんぱちに腫瘍ができて、最期、苦しい様子でしたが、何もしてあげることができませんでした。るんぱちに、同じ思いをさせたくない、なんとか症状を軽くしたいと考え、腫瘍拡大を抑制し、痛みを軽減するというアガリーペットサメ軟骨をあげました。

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るんぱちは、とても活発な子で、回し車をよく走っていました。トイレは、連れて来た日からちゃんとトイレの砂の上でするキレイ好き。ご飯は、まるで掃除機で吸い取るかのようによく食べて、病気だということを感じさせない子でした。段ボールをかじって、穴を開けるのが好きでしたね。
ここで、おもしろいエピソードをひとつ。夏、風呂上がりの助役(村民1)が、Tシャツとタンパンで涼んでいました。そこにやって来たるんぱち。タンパンの隙間から、中に入ろうとしました。すると、助役は慌てて、両手でタンパンの入り口をぴたっと塞ぎました。るんぱちは、何を思ったのか、タンパンの真ん中に向かって歩いて行き、大きく口を開けたかと思ったら、パクッ!イテッー!横でその様子を見ていた私は、大爆笑でした。るんぱちは、入り口を塞がれたので頭にきたのか?るんぱちは、少し気の強いところがありました。

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12月の中旬に入り、急に腫瘍が大きくなったなあと思ったら、るんぱちの食も落ち、元気がなくなりました。この小さな体に、直径2~3cmの腫瘍ができてしまいました。後ろ足を引きずるようにして、トイレまで歩いて行きました。体調が、少しでも快復した時には、一生懸命に食べようとしました。チーズムースをおいしそうに食べていた姿がとても印象に残っています。私も、できる限りのことをしようと、いろいろとけいじ板等で教えていただいたミルクや果物、野菜を運びました。そして、ケースに1匹にしておくと、不安なのか無理なのに歩き回るので、できるだけだっこしてあげました。
12月23日、夕方、なんとなくこれがるんぱちの見る最期の夕日になるような気がして、るんぱちを窓辺に連れて行きました。お日様、わかったかな?
夜、KUMI-COCCO VILLAGEでは、クリスマスパーティーでした。予約したケーキやチキン、るんぱちは、食べることができません。心が痛みました。
9時過ぎに、るんぱちは、旅立ちました。本当に眠るように穏やかな最期でした。最期に口にしたみかん、おいしかったかな。この日は、朝から私と助役で、交互にるんぱちをだっこしていました。最期は、助役のあったかい手の中にいました。旅立つ直前に、開かなくなった目をいくらか開けて、「るんちゃん、るんぱち!」という私の声に、うなずいて反応してくれました。「わかったよ。」って言っているような気がしました。
るんぱちは、お星様になりました。
お世話になりましたみなさまに、心からお礼申し上げます。
るんぱちは、これからも、KUMI-COCCO VILLAGEの一員として、わたしたちを見守り続けてくれることでしょう。
本当に、お疲れさまでした。よく頑張った、偉い、るんぱち。
ありがとう、るんぱち。