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 日々の記録 
しがない10月 (の前半)

2000/10/01/Sun
昨日買った CD を変わりばんこに一日中かけておりました。「Everybody digs Bill Evans」が予想以上に聴いていて気持ちが良い。Bill Evans のピアノはこちらが少々ナーバスになっている時には音がちと神経質な感じがして、かえって疲れてしまったりするのだが、こちらのコンディションが良いと、本当に心地良い音色になるのでありんす。このアルバムはリーダー作とはいってもまだ2枚目のせいか、心地良い音色に加えてさらに爽やかさやらが感じられるような気がします。

2000/10/02/Mon
月曜日も朝がはようになってしまいました。むむむ。別グループのミーティングに参加することに。健全な会社員めざしてわたくしの努力は続くのであります。

2000/10/03/Tue
先週購入したCDをよく聴いた一日。「Miles Davis And The Modern Jazz Giants」はスピーカで聴いている時になんだかシンバルの音がホワンホワンしているなと思っていたのだけれど、ヘッドホンで聴くと全体にホワンホワンとなんだかエコーがかかっているような音になっているのが良くわかる。それでも楽しい一枚ではあるのだが。ところで、このアルバムに関わらずセロニアス・モンクが演奏していたり、彼の曲を他のメンバーが取り上げていたりするときはモンク独特の不協和音に対抗すべくこちらもさぁこい、ってな気持ちになっていないと、アルバム聴きとおせなかったりします。イージーリスニングで軽く聞き流せるって言うたぐいの音楽ではないですね。聴く僕のほうの調子が良い時はこの人の演奏もとても面白くて楽しいのだけれど。

2000/10/04/Wed
「猫と針金」ディビッド・ハンドラー読了。僕がこのシリーズを再読し始めたのとほぼ同じタイミングで妻もこのホーギーシリーズを読みはじめて(僕が薦めたのだけれど)面白く思ってくれたらしく、彼女も次々にシリーズを読破していっている。この第4作目は僕の読み終わるのを待っていたらしい。ここまで面白がってもらえるのは北村薫の通称「円紫さんと私」シリーズくらいかな。

2000/10/06/Fri
「歓喜の島」ドン・ウィンズロウ読了。以前に僕の掲示板にいらして方が仰っていましたが、確かに1958年にマイルス・ディビスの「スケッチ・オブ・スペイン」は世間に出ていませんね。かといってあのシチュエーションで何をかけるのが良いかというと、僕の知識の程度やらなんやらが明らかになってしまい恥ずかしい気もしますが、うーん。何がよいかなぁ・・・。

2000/10/07/Sat
VictorのHeritage of Jazz 紙ジャケシリーズの以下の2枚を購入。

「Dig/Miles Davis featureing Sonny Rollins」
「Boss Guitar / Wes Montgomery」

「黄昏のローレライ キャバレー2」栗本薫購入。一日かけて読了。角川で映画にもなった「キャバレー」の続編。キャバレーといえばレフト・アローンですよ。ジャッキー・マクリーンにマル・ウォルドロンですよ、と知識はあるものの、ぼくレフトアローン、映画「キャバレー」のサントラでしか聴いたことありません。

夜は、「踊る大走査線 The Movie 完全版」を見る。何処がどう完全だったのかはわからなかったがまぁ、楽しめました。でも劇場で見た時の楽しさはなかったなぁ。劇場で見た時には面白かったのだけど。ちょうどテレビでもドラマの再放送をしていた頃だったから、世界に入っていきやすかったのはあったのでしょう。そのバックグランドがなくて(忘れていて)映画単体で見るとちょっと物足りなく感じてしまうということかしらん。

2000/10/08/Sun
義父が朝から地区の運動会に出ているというので我々は昼過ぎから応援に行くことに。観戦して一番楽しめたのが、自由参加の大玉転がしリレー。大人チームが二つと、子どもチーム一つの計3チームで競うのだけれど、大人たちが勝つために大人げなくインコースから抜きに行ったり、本気の勝負をしていたのが非常に愉快でした。ほんとみんな大人げない。獅子はねずみにも本気でかかるというけれどさ。

日曜洋画劇場で放映していた「The Rock」を見る。ショーンコネリーの声がいつもの人のでなく(若山弦蔵氏?)でなく山寺宏一氏で非常に気持ち悪い。「君は君にしかできない、君だけに可能なことをするんだ」という感じ。何作か聴いていくうちにこの人で無くちゃと思えてくるのかもしれないが。

2000/10/09/Mon
新・体育の日。必ず3連休になるのは嬉しいことだけれど、違和感はやっぱりあるね。すずしい一日だったし。寄居の妻の実家から義弟に車で送ってもらい、昼過ぎには家につけました。妻も僕もあまり買い物に出る気分ではなかったのだけれど、夕方優勝セールをやっている志木のダイエーに何故か行っておりました。子供服売り場脇のお子様勝手に遊んでてゾーンで娘は見知らぬ小学生のお姉さんに遊んでもらって大喜び。何でも10月1日に運動会があって、彼女は赤組で優勝したのだとか、妹は幼稚園でやっぱり赤組なんだけど、運動会は来週に延びてしまったのだとか、見知らぬおじさんに色々とお話してくれました。

2000/10/10/Tue
真の体育の日はやはり大変に良い天気。 「大導師アグリッパ グインサーガ75」栗本薫購入、またたく間に読了。地の文で状況説明が続くと読む速度が格段に上がり、理解度は反比例して悪くなるようです。(斜め読みになっているだけなのだけれど)

2000/10/11/Wed
えぇと、職場のネットワーク環境がどうにもおかしくて外にメールが出ない。まったくだめというわけでもなく、上手くいったりだめだったりでストレスがたまる。仕事にならないので、夕飯だけ食べて早く帰る。で、家についてから仕事の続き。遅くまで残ってでも会社で全部の仕事を済ませるのが良いか、早めに切り上げて、家でできることは家でやることにするというのが良いか、悩ましいところである。正解は「規定の時間で終わらせる」なんだけれどね。そうもいかないのがまだまだアマチュアである証拠。

「プレイバック」レイモンド・チャンドラー読了

2000/10/12/Thu
会社のとなりにあるスーパーが先月つぶれたのだが、建物はそのままで中身が変わり、マルエツになることになった。そのマルエツが本日オープン。文教堂書店が入り、書籍の量も以前と比べ物にならないくらい増えた。それが一番のメリット。ソフト屋のとなりにあるんだから、コンピュータ関連の書籍はもっとマニアックにしても良いのに、というのは内輪ネタである。文庫やノベルスの新刊がどれくらいの早さで入荷されるかというのが僕の本屋の採点基準なのだけれど、発売日の前日の明るいうちに入荷してくれると非常に嬉しい。我が家から勤務先までにあるいくつかの本屋のうちダントツの評価となるのだが。 12月にグインの76巻が発売になるのでその時に判断できるかな。乞うご期待。ともかく大きな本屋ができたと云うだけでも嬉しいことである。

2000/10/13/Fri
朝から涼しい。昨日は最高気温28度あったそうだが、今日は最高20度の予想だそうな。サマーセータだとちと寒いくらいだったが、会社に着いたらマシンとモニタの熱でどちらかというと暑い(笑)。 来月の北海道行きに際し、航空券代やら宿泊料金やら調べる。飛行機は結構高い。侮り難し北海道。格安航空券を探すべし。航空券と宿泊費がセットになっているものなんかがすぐに見つかると嬉しいのだけれど、どうなることやら。

同僚のi氏がしばらく前からご自分のウェブサイトの日記で読書記録をつけているのに刺激を受けて何年かぶりに「銀河英雄伝説」田中芳樹を読み直そうかと思っている。僕は2巻よりも8巻よりも9巻のラストが好きなのだ。初読時には、非常に感情移入していた重要人物が2巻最後にあっけなく死んでしまったのがあまりにもショックで2年ほど先に進むことができなかったのだけれど、その2年くらいして、再度はじめから読み直し10巻まで読み通した最後に印象深く残ったのが9巻の最後だったのだ。ここを読みたさに毎回1巻から読み直すということを学生時代には何回かしたものだ。

「銀英伝」だけでなく、このたびハルキ文庫で再刊されるらしい「魔界水滸伝」栗本薫20巻も最初の版元の角川ノベルスで読み返してみたい気もしているし、これもハルキ文庫で復刊されている平井和正のウルフガイシリーズも角川文庫版で中途半端に集めていたので角川文庫版で買い足しながらも読み直したいし、と再読ブームなのである。

2000/10/14/Sat
「スリーピー・ホロウ」を見る。ティム・バートンが好きで好きでたまらないホラー映画を自分で撮っちゃったぁ。という愛情あふれる一本。グロテスクで気持ち悪いんだけどおかしくてたまらないというに相反する感情が沸き起こる。いやいや堪能致しました。ジョニー・デップ、おいしすぎ。

メモや備忘録のような形であちこちにためていた物をまとめて日記のページを更新しようと画策中。随分と溜め込んだ物だと思う。

2000/10/15/Sun
「病の世紀」牧野修(徳間書店)、「古惑仔 チンピラ」馳星周(徳間書店)、「漂流街」馳星周(徳間文庫)、「制覇せよ、光輝の海を! <スコーリア戦史>」キャサリン・アザロ(早川文庫)、「ジャズ・アネクドーツ」ビル・クロウ(新潮社)を図書館で借りる。「銀河英雄伝説」金曜日から読み始めちゃっているんだけど、図書館で借りた本3週間以内に読み終わるのだろうか・・・。

「アイアン・ジャイアント」を見る。十分楽しむ。子どものための映画なのかもしれないけれど、僕は子どもの頃の夢をかなえたい大人のための映画として見ました。面白かったぁ。「ジュラシック・パーク」で始めて動く恐竜が出てきたシーンでの登場人物の感動のような感じ。

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