by @Kaikou.          カウンターです  

日記  屁理屈  Photo  Flying  Lyrics  Books  Writing  俗物    Drawing  BBS  Links 




たらこWORKS  俗物Kaikou.特別編


中古100円食玩を切って盛って塗ろう!~ バンダイ ガシャポンEX HGシリーズ ガンダム メカセレクション5 AMX-004-3 キュベレイMk-Ⅱ (プルⅡ専用機) リペイント ~

機動模型 目次に戻る

中古100円食玩を切って盛って塗ろう!

~ バンダイ ガシャポンEX HGシリーズ ガンダム メカセレクション5 キュベレイMk-Ⅱ (プルⅡ専用機) リペイント ~




  だいぶ以前に千葉市内を訪れたところ、路肩のリサイクルショップに「閉店セール」の幟が幾本も立っておりました。

  見た瞬間に減速して車を駐車場に入れましたな。我ながら見事な反応速度(安全運転です)。

  色々なものが安く売っていたので100円の札がついた投げ売りモノを中心に買い込みましたが、その中に ZZガンダム の MS、キュベレイMk-Ⅱ の赤いフィギュアがございました。調べてみると300円で発売された ガシャポンEX HGシリーズ ガンダム・メカセレクション5 の中の一つのようです。

  買っただけでだいぶ長い事放置していましたが、ふと 一年戦争風に作り変えよう と思い立ち、キュベレイの試作機、という想定で、パーツの長く尖がっている部分をバッサリと切り落とし、ディティールをパテで全部埋めてしまいました。

  その後、長い時間をかけてパテを削り落とし、整形してから当然のようにシャア専用カラーで塗装。使ったのは シャア専用百式 を塗った時のダイソーのシャア専用塗料こと水性補修用塗料。

使用したダイソーの水性塗料の写真


  ダイソーの回し者ではございません。

  ディティールはだいたい埋めちまったので、シャアザクの配色でペッタペッタ下手くそな筆塗りで塗っただけ。

  重戦機エルガイムからまるまるパクった用語でバインダーと呼ばれるクソでけぇ肩の羽(短く切りましたけど)の内側を金属系の模型用塗料で塗った以外はダイソー塗料でシャアザクの色でございます。

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真1。


  なんですって? 肩の羽が一枚足りない気がする?

  お目が高い(イヤわかるよ)

  時間をかけてパテを削ったと書きましたが、時間をかけすぎて

  失くしました(なんでだよ)

  困ったんで、モビルスプリングぶっ刺して試験中にもげて失ったことにしました。無いものは仕方がない。

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真2 失ったバインダーの接続部をスプリングで誤魔化しているところ

  たぶん燃えるゴミの日に出しちゃった(なんでやねん)。

  心が折れますがあきらめたって完成しないので、懐かしのモビルスプリングの余りをブっ刺します。

  シャアが乗っている(という想定な)んだから羽根の一枚くらい無くったって、ということで強引に完成。無ければ無いでそれなりに見えないこともない、気がしないでもない。

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真3 失ったバインダーの接続部をスプリングで誤魔化したら羽根の内部メカがまるだしになってしまったところ


  目立つかしら。

  まぁいいや(ポジティブ)


シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真4


  正面から見ればワカンネェし(わかるが)・・ということで無視してこれで行きます。

  ディティールはほぼ埋めたのでノペッとして見えますが、一年戦争時代の・・というのは ファースト・ガンダム当時の映像の雰囲気 でキュベレイを作りたかったのでこれでOK。肩の羽が短いのも、膝とつま先が短いのも、ガンダム世界に我が物顔で持ち込まれたエルガイムの世界観を拭い去り、モビル・スーツの正しい在り方を現出させるためにはこれでなくては、と決めた結果なのでこれで良し。

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真5


  このフィギュア、無可動で全高8センチくらい。300円ガンダムの半分より少々大きいくらいで、スケール的には旧キット 1/200 のキュベレイとだいたい同じくらいのはずなんですが、やたらに細っこいせいか妙に小さく感じられます。

  印象的には 1/250 くらい?

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真6


  お尻のポッドから飛び出すビット(ファンネルかっこわらい)の表現のために、透明樹脂の先端と後端に顔料を充填するという繊細な作業で作られたパーツが付属しますが、無理もないことながらビット(ファンネルかっこわら・・もういいか)も煙の色(宇宙なのに・・)と同じ顔料で染められていましたのでちょこちょこっと色を塗ります。グレイとガンメタル、そしてエルメスのビット感を残したくて差し色に赤を少々。

  老眼 で筆の穂先が見えず、はみだしまくってますケド(悲しゅうございます)。

  繊細に成形されたパーツですがそこまで繊細に作られてさえまだ目立つのが玉に瑕。でも下に掲載したような写真の撮り方ならなんとなく目立たないような目立つような。背景次第ですな。

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真7


シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真8

  まぁ大概の角度ではまるわかりなんですけどそれはしかたない。肩の長さ、手足の出っ張りの控えめさは古いモビル・スーツのラインを破壊しない範囲にはできたかな、と。

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真9


  いかんせん固定ポーズのフィギュアなんでポージングには限界がっていうかこのポーズしかないんで、写真もなかなかに撮りづらい。特にファーストガンダムの古い画面感を出そうとすると少々バリエーションに欠けますが、頑張って撮ってみると、こうしたかった ガンダムの世界観による Z~ZZガンダムのアレンジ(!) が効いていて納得できる絵面になったように思いますです。もしも Z~ZZガンダムがガンダムの世界の続きだったなら、当然絵面はこうなっていたはずだ、というネ。

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真10


  実際に放映された Zガンダム本編のキュベレイ、そして ZZガンダムのキュベレイMk-Ⅱは通常のMSサイズで設定されていましたが、たった七年で、しかも人員も資材も技術も設備も存在しない採掘小惑星ごときで、あの巨大だったエルメスのサイコミュ・システムが小さくなるとは考えられないので、このキュベレイは全高 40メートルの設定です。それっくらいなくっちゃあ納得がいかねぇ。

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真11


  改造個所はクチバシの先端・胸カバーの先端・フロントスカート(?)の先端・膝の先端・つま先の先端を切り飛ばして短くし、肩の羽も短く切断、ゴニョゴニョ入っている謎のディティールをほぼ埋めてのっぺりとさせただけデス。

シャア専用色で塗ったキュベレイの改造フィギュアの写真12


  そんなわけで投げ売りされていた中古のポーズ固定フィギュアを切って盛って削って好き勝手に作り、「こうあって欲しかった」ガンダムの続編世界を勝手に(また)再構築してしまいました。

  こういう続編が観たかった。こういう続編が観たかったンすよ関係者の皆さん。聞いてますか見てますか見てないよねじゃあいいや。

  まぁ期待を裏切られた不満を激安で解消したかった、と、そういう単なる恨み晴らしなんスけどね(陰湿)。そういう行動原理で動く人間もいる、ということで、ひとつ(なにが)。



こういうキュベレイが観たかったのヨ(色はともかくとして)。





2023.11.26

機動模型 目次に戻る

TOPページ(目次画面)に戻るには、あるいは別のコーナーへ行くには上部の各タブをクリックしてください。タブの見えない方はこちらメニュー(目次画面)へ戻るからどーぞ。

ページ上部に戻る

All Text Written by @Kaikou  
for an Societic Eccentric People.
and Intellectual Man & Women.

since 2000/09/27