飛んでますか ?
Microsoft社のフライトシミュレーターに関するページです
●離陸はカンタン、風に乗りましょう●着陸! チャクリク! また着陸! 初心者のための着陸のススメ●飛行機を探せ! Flightsim.comの入り方●Go! Go! 着艦っ!(前輪式編・尾輪式編)●飛行機はなんだって空を飛べるのか?●ノート : FS2002 訓練操縦士の【旋回】が終わらない貴兄に
別段敵を撃ち落とすでなし、スト−リーがあるわけでなし、たーだ飛んで着陸するだけの飛行ゲームがこんなに面白いとは不思議です。実際このゲームを遊んでみて、初めて自分がこんなに飛行機好きであったことに思い至りました。 本当に免許を取って空を飛ぶのはとても高価な趣味で、危険も伴い自由も少なく、このゲームほどお気楽にはたぶん遊べません。飛行というのは実際に空を飛ぶことですから、ゲームは所詮ゲームですが、飛行機を飛ばす楽しさは、このゲームでも十分味わうことができます。実際に操縦したことがないので比較はできませんが、FS98の本家某国では、多くのプロのパイロットたちが趣味でこのシミュレーターを遊び、よくできていると喜んでいるのだそうです。
フライトシミュレーターの飛行機はある程度の範囲で再現された航空力学の演算にしたがって飛びます。飛行はなぜ可能なのか、上昇はどうして可能なのか、旋回はなぜできるのか、それぞれに航空力学の理屈、測定されてきた数値がゲーム内での飛行機の動作=描画の根底にあります。これは普段から不思議にお思いの方も多いでしょう(私も厳密には知らないのですが)。このゲームの空を飛ぶと、そーゆーことが気になってつい勉強したくなります。わたしは本物の操縦教本を図書館で借りだしてきました。この飛行理論の理解も非常に面白いですし(なにしろゲーム内で飛んでみれば、擬似ですが手軽にある程度確かめられるのですから)、加えて操縦という機械操作の感覚を体で覚えていくのも楽しい過程です。 最初はうまく滑走路に着陸するのができなくてできなくて、民家の屋根に着陸を強行しちまったり管制塔をなぎ払って着陸したりと、ずいぶん苦労をしました。滑走路に近づいていくとき、どうしても進路をうまくまっすぐに合わせられなかったのです。
こうして自分なりの操縦感覚を体得するようになる過程には、新しいものを覚える懐かしい楽しさがあります。ましてやそれが普段は縁の遠い飛行機の操縦法、空の飛び方となれば楽しさは格別です。人間はこうして空に舞い上がり、自由に飛んでいるのかと思うと、飛行機の機械技術とその歴史に感動すら覚えます。人間はよくこんなことを考えつき、実際に飛んでいるものだと思います。飛行機が進歩していく過程で、どれほどの努力が払われたのかと思うと頭が下がります。飛行機械と、それに関わったすべての人々に、世界の末席ながらここに敬意を表します。 *なお、離陸編と着陸編の各記述については、"かもねぎ@パパ"さんより数々の貴重なアドバイスをいただき、それを参考にしています。かもねぎ@パパさん、ありがとうございました。 TOPページ(目次画面)に戻るには、あるいは別のコーナーへ行くには上部の各タブをクリックしてください。タブの見えない方はこちらメニュー(目次画面)へ戻るからどーぞ。 |
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