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つくづくやなタイトルだなぁ


藤ヶ谷の飛行場


※この時期の文章は表現が暗〜〜く硬〜〜くなっております。ご了承ください。

  千葉県柏市にある海上自衛隊・下総航空基地の事を、近隣の年配の人達は「藤ヶ谷の飛行場(ふじがやのひこうじょう)」と呼びますな。
  実際には、藤ヶ谷というのはあの基地よりもうちょっと北の地名だし、正式には米軍白井飛行場という名前だったのだ、と自分たちでさんざん話しているのに、そうは呼ばない。
  藤ヶ谷の飛行場のトコ、とか火の見のトコとか呼ぶ。ついでに言うとその正式名称に使われている白井という地名は昔からその基地の隣町の名前であって飛行場の地名とは関係がない。
  白井に無いのに白井飛行場、と呼んでいた理由はワカリマセン。
  火の見下、という火の見櫓のある交差点から基地方向に向かうと、昔は飛行場の真ん中を抜ける道があって、戦後の一時代は近在唯一の鉄道駅、六実駅へ徒歩で向かう近道だったのだそうで、(この火の見櫓は、火の見下という交差点に2014年現在も存在します)どういう道だったのか、詳細はよく判らないが、滑走路の拡張前は通れたのだそうで。
  夜ともなれば真っ暗の道を、数時間かけて駅から徒歩帰宅していた時代とはどんな時代だったのか。時折気になるけれど終戦直後の昔話だけに滅多に話題にならないからどうも判然としません。
その当時は米軍基地だったろうに、なにをのほほんとそのド真ん中をテクテクと歩いていたのか、不思議な感じがする上に、どんだけハードな通勤やねんと。まぁ当時は夕方には仕事は終わったようなんですが。
  そういう、我々の知らない終戦直後の時代は、地名から通称から言葉から行動から、およそ当時は標準の様式だったものがつぎつぎと廃れて使われなくなっていて、話にも出なくなって来ているから、足場が霞んで見えないような気になって少々心もとのうなっておりやす。
  気がついたらメモっておきたいな、くらいには思っていて、それでここに書いた次第でございます。

(2014/03/07)
(2019/04/14 一部改稿)




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