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つくづくやなタイトルだなぁ


幕電


  昨夜、家族に叩き起こされまして。
  空に変なものが見える、と申します。
  窓の外を見てみたら、遠い雲の間に、パッ!と一瞬オレンジ色の光が!
  幾度も光って、暗闇に輝き続けておりました。
  間隔を置いて、パッ!パッ!(早乙女主水之介・・・いや何でもありません)と派手に光るのだけれど、音はまったく聞こえない。
  雲の中で、誰かが巨大なオレンジのフラッシュを焚いているようでございました。
  下の写真がその時わずかに撮影の成功したボケボケ写真で。

  幕電1

  幕電2

  幕電3

  時折、細く稲妻の走るのが見えたから、たぶん雷には違いないのだろう、ということになったンですが、なにしろ音のまったく聞こえないのが見慣れない。
  円谷の特撮でよく怪獣の出現時に謎の発光の描写がありますけど、アレの無音版と思っていただければ。そのせいでなにか自然の事件でも起こっているのかと思っちまいたが、調べてみたらそうではございませんでした。
  幕電、というのだそうで。
  広辞苑から曳くと 
電光の一種。樹枝状の火花が見えず、遠方の空一帯が遠雷とともに明るくなるもの。火花が雲に隠れて光の反射だけが見える現象。
とあります。
  遠雷は聞こえなかったけれど、どうもこれらしい。音がしない場合は書いてなかったし、火花が見えないこともなかったのだけれど、一説に拠ると遠いので雷鳴が聞こえないのも特徴、というから一致いたします。
  みんな生まれた初めて見たものだから家族騒然となりましたけれども、一見不気味ながら、見慣れると非常に美しい自然現象で。
  およそ1時間ばかりも続きましたでしょうか。
  たいへん面白うございました。
  空には、私の知らない秘密がたくさんあるようですな。イヤ楽しい。面白い。
  またなにか、空が知らない景色を見せてくれることがあるかと思うと楽しみで楽しみで。

(2014/09/14)
(2019/04/14 一部改稿)




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