六月というのに台風がキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!、というワケで2002年の六月十一日はエライ強風でしたけれども。
おかげで田舎の街のあちこちではもう畑の砂が飛んで砂が飛んで、中国の黄砂のごとき砂の壁が街のそこここに立ちはだかって仕事の邪魔をしてけつかりましたが、関東の天気そのものは晴れ。蒸し暑くはあるものの晴れ。
空を見上げれば低い、低ーい高度の雲がちぎられるように飛ばされてゆきます。ずいぶんと雲底高度が低い。またエライ低い雲やな、イギリスみたい、と思って時々視線を送っておりますと、ご近所の海上自衛隊さんのデッカイ飛行機がぶーんぶーんと訓練飛行中。
なんかこれもエライ低い高度を、離陸してはすぐ大旋回、離陸してはすぐ大旋回を繰り返す強風を押しての猛訓練で、仕事中にいったい何度頭の上を飛んでいったかわからないくらいでしたが、これがですね。
雲底高度が低いせいで、モロに雲のど真ん中を突っ切ってゆく。
ビデオの早送りのように流れる雲の群の中を、四発のP3C対潜哨戒機が次々に突っ込んでは抜けてゆくんですが、ごくたまーに、奇妙にウツクシイものが見えていました。
なにかとゆーと、七色の虹の扇が四本。
たまーに、なんですが、雲の中を突っ切る飛行機がですな、雲の水蒸気を熱してまき散らすんだかなんだか、四機のエンジンの後方から、こうバーッ と、 七色の虹を扇形に撒いてゆく。
低く流れる白い雲の中を突っ切るひこーき。
雲の中を抜けるごく僅かの間、各エンジンの後方から鮮やかな虹が白い雲を背景に流れてゆく。ほとんど一瞬の出来事です。
たまたま雲がエライ低い高度に流れていて、たまたまそこをうまい具合に飛行機が通過するから地上でも見えたものの、めったには見らんないんでしょーね、アレは。
なんか条件が揃わないと起きない(あるいは見えない)現象らしく、かなりの回数、飛行機が雲を通過するのを見ましたが、虹を撒いたのはほんの数回。
それも一瞬のことでしたが、それはそれはキレイ。
まるで自衛隊の飛行機が魔法にかかって、虹を噴射して飛んでいるかのようでした。
こう、パーッと(笑)。って文章で書いてもちっともわかりませんけれども(スマンす)。
やー、なんか綺麗なモンを見してもらいましたわ。
意外なコト、ってのはあるものですな。
いや、別に上向いてバイク乗ってたわけじゃないスよ (2002.Jun.11)
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