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つくづくやなタイトルだなぁ


なんか、どんどこどんどこ


  夏が近づくと太鼓の音が聞こえてきますな。
  いや比喩ではなく、自宅近くから夜な夜な「どんどこ、どんどこ」太鼓の音が遠く鳴り響くのです。梅雨の頃から夏の始まりにかけて、この音が毎夜のように聞こえてくる。遠いような気もするし、案外近くから鳴っているような気もするし、で毎年気になってはいるんですが、確かめには行ってません。メンドくさいんですね、気になるくせに(笑)
  確かに、ウチの街は新興の住宅地の部分の皆さんが毎年駅前で夏祭りを催しており、年若いお嬢様達が両肩脱いでどんどこ、トカトカ太鼓を叩くのですが、この毎年恒例の駅前夏祭りの太鼓はしかし、自宅近くとはかけはなれた街の反対側の地区の子供達(一部大人達)の作る太鼓倶楽部の演奏であって、ウチの近くで練習をやっているとは思えない。
  しかも夏が近づく頃自宅近くで鳴る太鼓は単機、ひとつっきりなんですね。人が集まっている様子もない。田圃の向こう、ニュータウンとの境目付近から暗闇の中、どんどこ、どんどこ太鼓が響く(笑)   街灯もないところで音がするんですからなかなか不気味です。
  夏祭りの太鼓でないとしたら、アレはいったいどこの誰が、なんのために鳴らしている太鼓なんでしょうかねぇ。鳴っている場所を近くと考えると、推定するに果樹園(たぶん)の掘っ建て小屋の中。いったいそんなところで、太鼓の練習をするモンなんでしょうかねぇ?
  少々不気味ですが、しかしこの音は、私に夏の近づいたことを知らせる音でもあります。疲れた夜中に、意味もなくパソコンをいじくり回しながら、ふとこの音に気が付いて耳を傾けるとき、
  あ、夏が来るのかも(かもかも)
  と思うんですね、私は。(ってそりゃあ夏は来るだろうけどさ)

  んで今年も太鼓の音がして、くらっとするほど暑い夏がやってきました。毎年恒例の駅前夏祭り(旧部落の夏祭りは廃れました)もきて、毎年恒例のフランクフルトと焼きそばを押さえ、あの太鼓とは違う太鼓の音を聞き、今年の夏も暮れ始めるんですな、コレが。
  実際、夏祭りが終わると、暑さの本番は終わってるんですよね、毎年。残りは単なる残暑です。彼岸前に夏の終わるのが、二十一世紀の夏、というわけのようです。
  夏の本番は終わり、私は、またひとつ年を取るゥ、というわけです(笑)

案外、隣町の太鼓の練習だったなんてオチだったりして
(2001.Aug.06)
  



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