その昔、我が町には電車が通っておらず、街道沿いを走るバスに乗らないと行けないスーパーが一軒、雑貨屋としか言いようのない「商店」が数軒あるばかりでしたけれども(←まんまイナカ)。 ウマイなぁああんだコンナにウマかったのぉおお、てなわけで、次に買う日を楽しみに出勤(←忙しくてなかなか寄るヒマがない)、いそいそとチャンスをうかがっておりましたところ店じまい(笑)あんでですくわ。残念至極とはこのことで、あ〜あの各種特製パン旨かったのに〜と悔やんでも後の祭り。覆水盆に返らず。無い袖から財布はスレない(←違うぞ)。ン十年も地元で営業していたのに、わたしがその味を知ったとたんに 店じまい(笑) あぁなんたる不幸。すれ違うのが人生よ、とはいうものの、もしやわたしってば運に見放されてませんくわ〜(笑)てな感じで忸怩たるものがありますな。涙目だし ウマいパン屋なんてぇものはですな、少なくともこの町ではめったにお目にかかれないものなわけで(←そもそもパン屋がなかったし)すなわちレア、貴重な獲物を逃すことなんですけれども、 逃しちまいました(笑) しかもン十年も近くにあった獲物を〜。やっぱりなんですな、こんな田舎の町にも文化圏のようなものがあって、あっちはあっち、こっちはこっち、という意識があるんでしょうな。らいおん堂方面はわたしのテリトリーじゃなかったんです〜。どちらかというと発展した部分で、畑と田圃の住人にはあまり縁がなかったもので(←無精なだけ)。逃がしたサカナはとっても大きい。 これまでわたしはこまめにあちこちの店を回る方々の気持ちってえのはわかりませんでしたが(←無精なだけ)なるほどかくのごとき不幸な事態を未然に防ぐためにはこまめに店は回らなあかん、と。俗物は俗物らしくこまめでないとあかんのですな。半俗物のあたくしといたしましては勉強になっちまいましたぜ。それにしたってあなた 悔しいったらありゃあしねぇかくしてパン屋彷徨は続くのでしたとサ(笑)(2002.Apr.14) |
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