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つくづくやなタイトルだなぁ


はぴぃ・たいぴん?

Happy Typing ?


  Happy Hacking Keyboad って知ってます?
  パソコン野郎パソコン嬢ちゃん達の間じゃちょひと知られたアイテムでございまして、要するにキーボードなんですけどね。ちっちゃいヤツ。
  小さいキーボードというとエレコム製の電卓のボタンのような小さな硬質のキーを並べた超小型フル・キーボードとか、ノートパソコン風のぺちぺちしたキーを並べた省スペースキーボードとか、FILCO製の、キーをぎゅうっと寄せ集めたような「隼」シリーズとか、一昔前に較べると夢のように多様な製品が出ていますやね。まぁ、PC/ATが普及したおかげでございますな。PC-98(とその互換機)が日本のパソコンの主役だったころには、純正品以外ではサンワの純正品そっくりなものか、普通の98キーボードとは配列が似ても似つかぬ「楽々キーボード」(一応買って使ってみたけど・・結局最後まで楽々には慣れなかったのを思い出しますわ)くらいしかなかったんですから、まったく時代は変わったものでござんす。

  キーボードの選択肢が豊かにある、というのは、キーボードにこだわる派としては嬉しい限りのことでありやして、キータッチ、サイズ、キーの間隔、高さ、重さ、抵抗と各種こだわる要素はあるんですがわたしはどうも小さいのが欲しい。最終的にもっとも満足のいくのは IBM 純正のおっきな重い(そして古い)フル・キーボードだとわかっちゃいるんですが、そこはやはり狭い日本家屋に暮らす身ですから、あまり場所をとらないのが良いに越したことはない。
  ましてやおコタの上にどでんとモニターを載せてコタツ・トップで使っている身としては、コタツの机をいっぱいに占領するフル・キーボードはいかに使いやすくとも閉口します。だいたいマウスも置けやしない。なんとか小さくできないものかと、小型のキーボードをいくつもいくつも買っては使い、買っては使うわたしがいたりするんですよコレが。いやはや贅沢な時代になったもんですナ。そんなわたしは上記の各種小型キーボード群も(もちろん)買いまくっていたりするんですが、その種のキーボードの中でもアタマ一つ飛び出して小さくグレイトなのが、PFU 製の
「Happy Hacking Keyboad」(写真)。

  どれくらい小さいかというと、
コレくらい小さい
  ガソリンスタンドで無理言ってゲットした、比較用「田中麗奈殿の顔写真入りウチワ」と較べていただきたい(普通のサイズのウチワです)。
  ウチワを握ったところを御想像いただいて、その手とキーボードを較べていただくとそのとんでもねえサイズがおわかりになるかと。
  箱を開けてビックリの第一印象は
そろばん」(笑)



  ↓いちおう一般のキーボードとの比較。テンキーはおろかカーソルキーもなく、周囲のスペースもない、文字入力に必要なキーだけのキーボードであることがおわかりいただけるかと思いますです。



  このキーボード、小型キーボード好きの間じゃあ、1に小さい、2に「PC/AT、Machintosh(ADBポートを持つ機種)、UNIX」の三種のマシンに、ケーブルの付け替えのみで接続可能、3に「カーソル(専用の)キーがない」ことでつとに有名な珍しいキーボードでありまして。
  そしてなにより「べりーぐう」なキーボードとして有名なんですな。
  これは良い品ですわよ奥様てなもんで非常に評判が宜しい。
  わたしも前から噂は耳にしていて、実はずっと欲しかったんですが、少々値段が張る(13800円)のと、「カーソルキーがない(コンビネーションキーを使用する)」のはさすがに不便、という評も一方にあったため、少々ためらっていたんですが、この度写真の通り買っちまいました(笑)
  不評のせいで最近はカーソルキーをくっつけた(そして PC/AT にしか対応しない狭量な)「 Light 」なるタイプも出回っているんですが、わたしの買ったのは三種のマシン対応、カーソルキー無し、メカニカルスイッチ使用のふつーのヤツ。スペースキーの両脇に配された、マッキントッシュで使うときのための「 Command キー」と「 Option キー( Alt キー兼用)」がオシャレっす。んでこれがですな

いーんですよ奥様!

  いや奥様はどーでもいーんですが。
  これを買う直前まで使っていた、IBM の Space Saver Keyboad (Type 1,Unicompバージョン)もまぁまぁ小型で、非常に使いやすいすぐれものの逸品だったんですが(←自慢)、こいつはさらに良いですな。
  前述の通り、このキーボードにはテンキーも、ファンクションキーも、勢い余ってカーソルキーすら無く、それらはキーボード右下の「 Fn 」キーと他のキーとの組み合わせ(コンビネーション)で実現するんですが( Fn キーの機能は本体後部のディップスイッチで左 Command キーに割り当て可能です)、使えるだろうか?と心配していたこの特殊な組み合わせにも 速攻慣れましたし(いわれるほど使いにくくはないです)、なによりサイズとキーの使い心地が宜しい。
  高さ、幅、キーの間隔、重さ、抵抗、どれをとっても小型キーボードとは思えぬ使いやすさ。ほとんど昔のフル・キーボードと変わらない使い心地を提供してくれます(珍しい話なんですよ、これは)。場所もとらないし、使いやすいし、無駄の無さがカッチョエエし、機能に徹した道具の持つ美しさを備えていて非常に満足感が高いっス。
  カーソルキーがコンビネーションなのは、前述の通りすぐに慣れる程度のささいな問題ですし、キータッチは良いし、なにより小さいし、私事ですが個人的に好きになれないマックのキーボードに代わって、いつマックを買い直しても、ケ−ブルさえ買えばいつでもコレをマックに繋いで、不満の多い(とわたしは思う)マックのキーボード問題を解決できますし、ってんでなるほどこれも逸品です。
  おコタの上に置いておくと、もうなんかあきれるほど小さくて、マウスはおろか他のいろんなスペースがとれる。実に可愛くて優秀なキーボードでございます。
  そしてなにより「自分の手になじむ」。これがキーボード選びの要なんでしょうが、コイツは到着したその日からさくっとわたしの手に馴染んでしまい、特殊なキーコンビネーションもなんのその、うざったい日本語の書かれていないすっきりした英語配列キーとあいまって非常に満足のゆく入力環境を与えてくれました。(英語配列のキーも、慣れればゼンゼン苦になりません)。
  てなわけで少々特殊な面もあるんですが、良いキーボードをお探しの皆さん、これは買ってみる価値がありますですよ。特にマックユーザーの方にはあの使いにくいキーボードに代えて使える最高のキーボードとしてお勧めです。ちょっと高価いスけど、値段だけのことはあります。(カーソルキーをくっつけた値段の安い Light 版(こちらは PC/AT 専用)のほうは、キータッチが少々違うそうなのでお勧めできるかどうか判断いたしかねますが)
  現在、コンピューター関係でこんなに美しいアイテムは珍しいんじゃないでしょうか。使える、可愛い、カッコイイ、と三拍子揃ったお勧めのキーボードです、ってなことで。
  まぁ実際にこれ持って PC/AT、Machintosh、UNIXの間を渡り歩くような人は少数派でしょうが、持っていると(使っていると、か)満足できます。使える。
  使えるキーボードって、なかなかないですからねぇ。
  カーソルキーが無い点で万人にお勧めできるわけではないのかもしれませんが、こういう優れた道具を使わずに過ごすのは快適さに欠ける、ってもんですので、一つ御一考なさってみちゃいかがですかね?

んでもまたスグに違うの欲しくなるんだぜ〜(←自分でゆーな)(笑)
(2002.Jul.31)




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