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つくづくやなタイトルだなぁ


うひゃあひょおぉ


  夏に流行るのは夏バテ対策、とゆーわけで、確かに暑くて死にそうになると、暑気払いには皆さん工夫を凝らしますな。
  なにしろバテる。クソ暑い夏の間中、元気一杯で汗をだーらだら流しながらちっとも気力の衰えない、なんてな人がいたら、ぜひお友達にはなっていただきたくない(うっとぉしくて仕方がねぇ)、てなぐらいにバテますな。私の場合は日中剥き出しで焼きまくりの二の腕に籠もる熱。そして足の軽い痺れが分厚い疲労感となって夜中まで残り、結果身体が連日だる〜くなります。
  このバテ症状は人それぞれでしょうが、まぁたいていの一般的な人はバテる。てんで、夏バテ対策にかかる、とゆーわけなんですが、私以外の一般の皆さんてぇのはなにをするんでしょうね。勤務終了後に生チュウ一杯?  早寝早起き?  毎日ウナギを焼く?(金かかるがな)それとも最近流行の栄養剤でヤク漬けといきますか。私は水を浴びますぜダンナ。
  そう、私の夏バテ対策は水浴び。ニッポンの夏、金鳥の夏、てなわけで(なにがや)古典的な日本の暑気払いですな。私の場合、手足が熱い、ダルい、痺れる、という疲労感が蓄積して夏バテになるので、ごく単純に冷やすわけです。  井戸水でね。ご存じの方もおられるでしょうが、田舎の井戸水は冷たいんですよ(自慢)。田舎といっても関東平野の東京近郊なんで、山の麓のように、氷水のような冷たい水が湧くわけじゃありませんが、もう水道水なんぞ比較にならぬほど冷たい。水道水で水浴び立ってカルキ臭くなるぐらいのもんですが(イヤミ)、田舎の井戸水浴びは、しんとして身体の熱を隅々まで解放する静かな効能があります。
  いや、外で浴びやしませんがね。風呂場に籠もって、窓を開け(ここがポイント)、外の風を入れつつホースの水を(なんの工夫もなく)ばっしゃあと身体にかけます。すると身体が一気に冷える。
  この瞬間は堪えられません。オッサンくさい話のような気もしてきましたが(笑)、そらもうあなた、浴びると同時に、喜びの余り「うひゃひゃあひょほぉお」なんぞと奇声を上げてしまうほど気分爽快なモンがあります。
  いや、奇声は上げなくてもいいんですが。
  こー、なんてゆーんですか、クソ暑い一日の間に溜まりに溜まった身体の熱とストレスが、一気に冷たいなにものかに変化して消えてゆくような、精神的な意味も含めたかなりの開放感があります。(井戸水に限る)
  ヤメラレまへん。特に腕。暑く火照った腕に、ざんばざんば水をかけ続けるあの爽快感は、もはや神の手に救われるような喜びがございますです(それにしてはお手軽だが)。全身に水を浴び、腕を洗い足を洗い、背中を流して頭からホースの水を浴び(うひゃひゃあ)、水を止め立ち上がり、水滴の玉のように転がる肌をさする頃には風呂場もしんと静かに冷えて、窓の網戸の外に、ねっとりと空気の暑い夏の夕暮れ。
  日本の、夏ですわ。

  いーでしょ(←水道水な方々へのイヤミ)。

↑田舎モンには、都会人への根強いコンプレックスがあるのですよ、いまだに(笑)

そーいえば、最近ありませんな。夕立。
(2001.Jul.18)
  



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