イベント解説

巨大イベント

イギリス(建設中)

フランス(建設中)

オーストリア


スペイン

オスマン・トルコ(建設中)

ビザンチン

ティムール/ムガール

中国(建設中)

日本

メニューへ戻る

トップへ戻る

 

2002/5/1更新

 以下、ティムール帝国/ムガール帝国(Timurid / Mughal)の主要イベントです。重要なイベントのみの解説ですので、ご注意下さい。

ウルグ・ベグの天文台
Ulugh Beg's Observitory
1448 〜 1449
 1.03以降のバージョンで搭載されたイベントです。子供に殺され在位三年で死亡した皇帝ウルグ・ベグですが、学問には造詣が深く、彼の建設した天文台の遺跡は今もウズベキスタンに残されています。
 さて、ゲーム中では「Fine Art」施設(モナリザのやつです)がコスト300で得られる効果があるのですが・・・
 安定度-3というのが痛いです。直ぐ後に帝国分解イベントが待っているので、どうせ安定度は下がるのだから構わないと考えるなら、建てるのもアリでしょう。

ティムール帝国の分裂
The Disintegration of the Timurid Empire
1450 〜 1491
 ド級の反乱イベントで、序盤の山場になります。
  選択肢Aは49年(!)に渡って反乱確率8でVP600という男気コース、
  選択肢Bは1年間、反乱確率5で、資金-2100というインフレ付きの買収コースです。
 どっちにしろ安定度は-3まで下がってしまう上に、反乱も起きますのでテンヤワンヤになってしまいます。ある程度領土が減るのは仕方ないのですが、どちらのコースを取るかは悩むところです。どっちもキツイし。

イスマーイールの復活
Ismail's Resurrection of Persia
1497 〜 1530
 シーク派の分派に7イマーム派(イスマーイール派)というのがあるのですが、その正統後継者であると宣言したのがペルシアのイスマーイール1世です。即位後は白羊朝を征服しペルシア・サファビー朝を建設していきます。

 このイベントが発動すると反乱がやたらと発生し、鎮圧に一苦労する上、独立が成功すると「Persia is Resurrected」イベントが続けて発生します。
 ここで、ペルシアに領土をごっそり委譲するか、以降10年間反乱に苦しむかの選択を迫られます。
 先にペルシアが独立していると「イスマーイール」は発動しませんが、「Persia is Resurrected」イベントは回避できません。

バブールの野望
Babur's Ambition
1504 〜 1604
 待望の、ムガール変体イベントです。カブール(Kabul)の所持が条件なので、開始から一世紀死守しましょう。
 国文化に「hindi」も加わり、コア・プロビンスも増加するので、インドに向けて進撃開始です。
 ティムールは自分のことをチンギス・ハンの末裔だと称していましたが、このティムールの末裔だと自称していたのがバブールです。本当のところは分からないようです。

パーニパットの戦い
The Battle of Panipat
1525 〜 1819
 ムガールには数少ない、プラス効果抜群のイベントです。こいつが発動すれば仇敵デリー・サルタナットはガタガタになり、ムガールに吸収されてしまいます。デリー地方を占領することで発動します。
 デリー領有下の地方豪族が一斉に独立するので、デリーを丸々手に入れられるわけではありませんが、インド攻略は格段に楽になります。

デリー征服
Conquest of Delhi
1500 〜 1821
 大概はパーニパットの戦いの後発生すると思いますが、デリーを占領することで発生する遷都イベントです。
 旧首都カブールを維持してもよいのですが、安定度が下がることを考えると素直に遷都した方がよいでしょう。いよいよインド帝国の始まりです。

アクバル大帝の改革
Akbar's Reforms
1570 〜 1575
 第3代皇帝アクバルは、中央集権化を進めた皇帝で、帝国の基礎を築きました。
 このイベントは二択の改革イベントですが、改革すべきかどうかは迷うところです。地方の税収があがるのはよいのですが、安定度が-4されるのはかなり痛いところです。
 少々保守的な国内政策になっても、安定度+2の「改革非実行」を選択する方がいいような気がします。

アクバル大帝の宗教政策
Akbar's Religious Tolerance
1580 〜 1585
 アクバル帝は宗教に関し、最終的に他教徒に寛容な政策を取ります。非イスラム教徒への人頭税、ジズヤを廃止し、各宗派の共存を統治方針としました。
 ゲームでは安定度が4も下がるとんでもない効果になっていて、ちょっとどうかと思いますね。非寛容を選択すると、反乱は起きるものの、安定度は上昇します。

タージ・マハル
The Taj Mahal
1632 〜 1639
 第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡くなった愛妃のためにつくったのが、言わずとしれた世界遺産、「タージ・マハル廟」です。
  実際に見た人に聞くと、「さすがに美しかった」という場合と、「ちょっと不衛生だった」という感想を持つ人に分かれるようです。訪れる時期とかも関係するのかもしれませんね。(私は未訪問です)

 イベントでは首都にモナリザ工場が建ちますが(なんのことかわかりますよね?)、安定度が3下がります。安定度回復に必要な金額も合わせて考えると、本当に得かどうか微妙でしょう。

マラータ王国の反乱
The Marathi Revolt
1660 〜 1680
 マラータ王国は在地の豪族層をまとめて成立した王国で、プーナ地方をその根拠地としていました。
 史実では17世紀にはまだムガールの支配下には入っていませんが、その後事実上の属国化がなされ、18世紀にかけて集権能力を失っていくにつれ王国としての機能はなくなります。この時代は王国ではなく、マラータ同盟と呼ばれます。
 史実よりも早くインドを制圧していると、このイベントが発動する可能性があり、マラータ系領土で反乱が勃発します。もちろん安定度も下がってしまいます。

アウランゼブ帝の宗教政策
Aurangzib's Religious Intolerance
1669 〜 1670
 第6代皇帝アウランゼブは、大規模な征服戦争を繰り返した皇帝ですが、失敗に終わったものも多くありました。帝国各地で反乱が頻出し出すと、異教徒弾圧に乗り出し、ヒンズー教徒に高率の税を課したり、アクバルが廃止したジズヤ(人頭税)を復活したりしました。

 アクバルの時に比べるとわかりやすい二択イベントで、反乱発生か安定度低下かを選択することになります。

シーク教徒の反乱
The Sikh Rebellions
1675
 イスラムのシーク派とは別物であるため、シク教徒と表記されることも多いようですが、そのシク教徒の反乱イベントがこれです。
 ヒンズーから派生した宗教ですが、カースト制を否定しするなど根本的な対立があり、パンジャブ地方を中心に独自国家を作り上げていきます。
 イベント発生の1675年は、シク教徒の軍事集団であるカルーサー党が結成された年です。
 典型的な反乱系のイベントで、パンジャブで反乱発生か、安定度の低下かを二択で選択します。

1707年の王位継承問題
The Succession Crisis of 1707
1707
 アウランゼブ帝が亡くなると、帝国は一気に分解していきます。史実では、この後のムガール帝国は他勢力の傀儡政権となっていくことになり、その集権能力は著しく低下します。

 イベントとしては他の反乱イベントと同じく、反乱or安定度低下の二択です。

アフガン勢力の反乱
The Afghan Rebellions
1707 〜 1708
 この当時(18世紀前半)のアフガンはかなりの勢力を誇っており、ペルシアのイスファハンを陥落させてサファビー朝を崩壊させ、ムガールの首都デリーをも一時占領する勢いを見せます。
  1761年には、インドの実権を狙うマラータ同盟に対抗して戦い、これを打ち破る活躍を見せますが、この時の戦いも「パーニパットの戦い」と呼ばれています。
 さて、このイベントはそれらのアフガン台頭の前触れとなるもので、アフガン領土の反乱確率が5上昇します。効果は1730年まで続きますが、特に条件無しで終息するので耐えるしかないですね。

1712年の王位継承問題
The Succession Crisis of 1712
1712
 皇帝バハードゥール・シャーが亡くなると、やはりまた継承問題で帝国内が騒然とします。この後、シーク教徒、マラータ、ベンガル、アウドと次々に各地が独立し、帝国は事実上崩壊してしまいますが、これは次の「ムガール帝国の崩壊」イベントで再現されます。

ムガール帝国の崩壊
The Collapse of the Mughal Empire
1720
 とんでもないタイトルのイベントですが、序盤の「ティムール帝国崩壊」よりははるかにましでしょう。安定度こそドン底に落ちてしまいますが、反乱確率の上昇は回避可能です。
 このイベントを最後に反乱イベントは全て打ち止めになるので、残り100年、安心して帝国建設に専念できます。ラストスパートをかけましょう。