第3回エポックヨンサン選手権編参戦日記
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4月21日(日) 選抜レース最終戦
選抜レースの模様はzealさんのサイトでも紹介されています。
ストッククラス オープンクラス セッティング おまけ
野球盤、シルバニアファミリー、とっとこハム太郎。
少し前にはスーパーサーキットなどの販売元として有名な、おもちゃのトップブランド「エポック社」。
その誰もが知っているメーカーを冠したインドアRC選手権、「エポックヨンサン選手権」の舞台がが町田に移って約半年。
全5回行なわれる選抜レースもすでに4回が終了していますが、現在までの総参加人数は6人と大苦戦・・・
1回のレースの最大人数も4人。
しかも参加者のほとんどが知り合いということで、メーカー主催の選手権でありながらうちわレースの枠を出ない状態が続いていました。
しかし選抜レース最終戦にしてとうとうすごいことになりました!
ここまで皆勤賞の「あさばあ」「たーつぁん」の2名。
第1回選抜レース以来参加できていなかった第1回ヨンサン選手権SPEC1クラスチャンピオン「アツシ」選手が久々の参戦。
そして前回僕のマシンをレンタルして参加したzealさんが2台のSPEC2を購入して今日に備えてきました。
とまあ、ここまでは今までの参加者と変わりばえありません。
問題はここからです!
現在、ミニッツレーサーでの僕のライバル、「TETSU」さん、「キャノピー」さんの2人が満を持しての参戦!
とくにキャノピーさんは「グラチャン命」というほどやる気満々で、クリアボディのハチロクをキャノピーさんのオリジナルカラー「キャノカラー」で塗ってきました!
なんと!キャノピーさんはタミヤ世界戦、ラリークラスの初代チャンピオン!
そして最近、静かなヨンサンブームを迎えつつある「Mプライベート」さんから、アニさん、クロさん、Wさんの3選手に参戦していただくことが出来ました。
特にアニさんはキャリア、経験は長いものの今までレースに参戦したことが無く今回がレース初参戦との事です。
うれしいですね。
クロさん、Wさんに関してはMプライベートで申し分の無い実績があります。
そして!PROJECT・Eの遠征レースでお世話になった、深谷Hollyからみやだわさんが沈黙を破ってのレース初参戦!
今回はすごいボディを持参しての参加になりました。
フロント、リアともに電飾付き!さりげな〜くサイドにHollyステッカーが(笑)
さらに掲示板で参加表明をしていただいた三十路黄熊さんと旧ヨンサンスクエアでも走行経験のあるSさんが参戦。
この参加人数を聞いた中ムラウダさんは本来今回のレースを欠席する予定だったのですが、急遽参戦することになりました。
と、いうわけで最終戦にして総勢13名でのレースとなりピットが足りないほどの大盛況になりました。
コースがマシンで溢れています・・・この光景を何度夢見たことか(涙)
写真のようにたち位置も無いほどの大人数でコースもマシンでいっぱい。
エポックのスタッフの方も驚きが隠せない様子でレース進行におおわらわになっていました。
さて、このように13名もの参加になりましたので、予選は今までの20分1ヒートではなく、15分、2グループでのタイムアタックになりました。
ストッククラスからの予選になります。
今回のレースとんでもないレベルでの戦いになりました。
通常7秒を切れば速いと言われる新ヨンサンスクエアですが、参加選手ほとんどが6秒台に突入します。
なかでもハチロクを使用したクロさんのマシンの速さが目立ち、初めて走行するコースだというのにもかかわらず6秒46というとんでもないタイムでレースを引っ張ります。
この時点で僕のマシンは6秒52。
いままでなら十分ポールポジションを獲得できるタイムです。
zealさんもハードボディのインプレッサWRCで6秒80、アツシ選手も6秒62と自己ベストをたたき出すのですが、上位のタイムにはとても追いつけません。
現在町田最速のドライバー「たーつぁん」も「速いなみんな・・・」と動揺を隠し切れません。
ラスト5分を切り、僕は最後の賭けに出ました。
ホイルベースを0番にして一発のタイム狙いにいきます!
最後のバッテリーチャージを終え、コースイン。
最初の2〜3周は失敗してしまいましたが、4周目に手ごたえをつかみました!
その後はミスをしてしまい無難な走行が出来ないままタイムアップ。
最終タイムは・・・
なんと!その手ごたえのあったラップで6秒43のタイムが出ていました。
土壇場でトップ逆転することができました。
運も実力のうちですかね。(笑)
予選結果は以下のように確定しました。
決勝A組 | 決勝B組 | ||||
1位 | あさばあ | 6.430 | 2位 | クロさん | 6.460 |
3位 | TETSUさん | 6.540 | 4位 | アツシ | 6.620 |
5位 | キャノピーさん | 6.770 | 6位 | zealさん | 6.800 |
7位 | たーつぁん | 6.820 | 8位 | Wさん | 6.850 |
9位 | 中ムラウダさん | 7.000 | 10位 | アニさん | 7.210 |
11位 | みやだわさん | 7.230 | 12位 | Sさん | 7.350 |
13位 | 三十路黄熊さん | 15.790 | -- | ------ |
最終順位は順位はタイムによって決定します。
注目は、やはりA組でしょう!
「あさばあ」「TETSU」さん、「キャノピー」さんに加え、現在町田で最も速いドライバー「たーつぁん」とだれがトップになるかまったくわかりません。
B組にはMプライベートの方が集中する結果になりましたね。
ハードボディでの参加者が半分というところがポイントになりそうです。
ストッククラス決勝
A組
上位陣はいずれ劣らぬつわもの揃い。
いったい誰がこのバトルを制することが出来るのか。
注目のスタートです。
今回のスタートシグナルは、たーつぁんがヤフーオークションでGETした、某厚木メーカー製のスタートシグナルです。
このスタートシグナルに慣れていないのか序盤TETSUさんが出遅れます。
トップに立ったのは3番手スタートのキャノピー選手!
すぐ後ろにあさばあがつけます。
このまま2人でのバトルになるかと思った瞬間・・・
「赤旗で〜す。すみませ〜ん。」
・・・・・・・・・僕とキャノピーさんは
「え〜〜〜〜〜〜・・・・」
そのほかの選手は、
「よかった。」
「毎回必ずありますよ。」
「TETSUさんラッキ〜」
などなど三者三様の感想をいっていました。
まあ、これもレースですね・・・(涙)
気を取り直して再スタートです。
今回いいスタートを切ったのはあさばあ&TETSUさんでしたが、インフィールドで接触!
僕は4番手まで落ちてしまいました。
トップに立ったのはTETSUさんのR34 GT−R!
2番手にはキャノピーさんが追います。
3番手にはたーつぁんが上がってきました。
しかし!
たーつぁんのマシンの電波の状態が悪いらしく電波を数ラップ拾ってもらえなかったようです。
その為抜かれたいないのに計測上ではどんどん順位が落ちてしまいました。
本来ならば再レースになるところですが、
「まあ、しかたないよ」
とあきらめるあたりここまで何回も優勝してきた余裕を感じました。
さあ、レースの方ですがさすがに7台も走行していると常に混戦になってしまいます。
混戦に巻き込まれている2番手のキャノピーさんを抜きあさばあがトップから半周差の2位まで上がりました。
その後、うまい具合に混戦を抜けていたあさばあでしたが結局追いつくことが出来ず、TETSUさんがトップゴールとなりました。
1位 | TETSUさん | 2.30.270 | R34 GTR |
2位 | あさばあ | 2.34.400 | R34 GTR |
3位 | キャノピーさん | 2,41・190 | AE86(キャノカラー) |
4位 | みやだわさん | 2.56.060 | FC3S |
5位 | 中ムラウダさん | 3.17.500 | AE86(PROJECT・D黒ボンネット) |
6位 | たーつぁん | 3.28.810 | FC3S(高橋涼介仕様) |
7位 | 三十路黄熊さん | 9ラップ遅れ | ハコスカ |
B組
B組注目はクロさんのハチロクですね。
アツシ選手もニューボディ投入で気合が入っている様子です。
ちなみに、このレースには特例でキャノピーさんが最後尾スタートで走行することになりました。
これは別件でオープンクラスの時間までいることが出来ないということが事前にわかっていたので、スットッククラスで走行してオープンクラスのタイムとして認めてもらうことが出来たのです。
エポックの方感謝です!
さあ、いよいよスタートです!
抜群のスタートを見せたのはアツシ選手のマシンでした!
しかしスタート直後の混乱に巻き込まれ転倒・・・
その隙にトップにたったのはなんと!
ハードボディのロックタイトGT−Rで参戦のW選手!
さすがにレースなれしていますね。
しかし、そのすぐ後ろにはぴったりとzealさんがつきます。
ちなみにzealさんもハードボディのインプレッサWRCです。
激しいデットヒートが続きましたが、Wさんのマシンがストップしている隙にzealさんがトップに立ちます。
抜群のスピードを誇るクロさんでしたが、混戦に巻き込まれてしまい半周の差がついています。
しかし、やはりラップタイムの違いは大きく、どんどん差を縮めていきます。
ラスト5周の時点で差は半周あったのでzealさんの逃げ切りかと思われましたが、終盤周回遅れと接触してしまいおもわぬロスをしているうちに、とうとうクロさんが追いついてきました!
そしてとうとうテールトゥノーズまできました
ギャラリーは
「かつかつだ!かつかつ!」
とおお騒ぎ!!
そして、インフィールドでお互いが接触!
いち早く態勢を立て直したクロさんが念願のトップゴール!
タイムが気になるところです。
アツシ選手は途中転倒した際にアンテナがカーペットに引っかかるなどのアンラッキーもあり4位になった模様です。
名前 | タイム | 使用マシン | チーム名 | |
優勝 | TETSUさん | 2.30.270 | (C)R34 GT−R | ささきキャノピー |
2位 | あさばあ | 2.34.400 | (C)R34 GT−R | PROJECT・E |
3位 | クロさん | 2.34.990 | (C)AE86 | M.Private |
4位 | zealさん | 2.38.300 | (H)インプレッサWRC | Splendido |
5位 | キャノピーさん | 2.41.190 | (C)AE86 | ささきキャノピー |
6位 | アツシ | 2.48.480 | (C)AE86 | PROJECT・E |
7位 | みやだわさん | 2.56.060 | (C)FC3S | 深谷Holly |
8位 | Wさん | 2.59.720 | (H)ロックタイト スカイライン | M.Private |
9位 | 中ムラウダさん | 3.17.500 | (C)AE86(PROJECT・D仕様) | PROJECT・E |
10位 | アニさん | 3.19.020 | (C)FC3S | M.Private |
11位 | たーつぁん | 3.28.810 | (C)FC3S(高橋涼介仕様) | PROJECT・E |
12位 | 三十路黄熊さん | 5ラップ遅れ | (H)ハコスカ | |
13位 | Sさん | 9ラップ遅れ | (H)ロックタイト スカイライン |
結果は以上のようになりました。
初参加のTETSUさんが見事優勝!
掲示板に書いた
「ビデオを見て研究しました!やる気まんまん君です。」
というのは本気だったのかもしれませんね。
と、いうわけで今回も僕はTETSUさんに勝つことが出来ませんでした。(T-T)
スタートで出遅れたクロさんは惜しくも3位になりました。
たーつぁんは電波さえ拾っていれば4位くらいには入っていたのではないでしょうか?
ハードボディで参加のzealさんの速さが目立ちますね。
両レースとも見所満載の面白いレースになりました!
さて、ここまでレース中心のレポートになってきましたが、少しレース前の模様について触れたいと思います。
今回会場に一番乗りをしたのは「みやだわ」さん&「中ムラウダ」さんの2人でした。
僕も10時の開店ちょうどについたのですが、その時点で2人とも開店待ちをしていました。
(すごい熱意ですね。)
その後順調に参加者が到着する中、「アツシ」くんが遅れて登場。
この時点ですでにピットは満席。
しかもアツシがここに来るまで完全に存在を忘れていました。(笑)
いやはや、薄情なチームメイトです。m(__)mスマン・・・
練習走行ではどの参加選手もセッティング出し&コースに慣れるためにどんどん走りこんでいました。
キャノピーさんはクリアボディのシェイクダウンということもあり、ホイルアーチの干渉する部分の調整に余念がありません。
TETSUさんは今回マシンが間に合わなかった為、僕のマシンをレンタルしての参加となりました。
このマシンは前回ストッククラスで優勝したマシンですのでTETSUさんの腕の見せ所ですね。
練習走行開始当初は7秒台の前半のタイムだったみなさんも気がつけば6秒台中盤に入ってくるほどのレベルになりました。
連続走行でバッテリーが活性化してきたのと、たくさんのマシンが走行したおかげでコースのグリップが安定してきたおかげですね。
なかでも注目なのは、ベストタイム上位の人たちはほとんど「アルミホイル」を使用している点ですね。
Mプライベートからの参加選手、あさばあ&TETSUさんと6秒半ばに突入している人はみんなアルミホイルを使用しています。
前回のストッククラスでもアルミホイールを使用した僕のマシンが優勝したようにカーペットコースではアルミホイールの装着は大きな武器になっているようです。
そんな中、今回参加選手が多いせいか立ち位置から遠い場所での電波トラブルが結構ありました。
とくにキャノピーさんの立ち位置から走行中左端のヘアピンカーブでアウト側に行ってしまうと走行不能になるくらいのノーコンになってしまいました。
キャノピーさんが帰った後も健在だったこのスポットはキャノピーゾーンと呼ばれ恐れられていました。
う〜ん、とんでもない置き土産をしていってくれたものです。(汗)
(注・実際はキャノピーさんとノーコンはまったく関係ありません)
そして、たーつぁんがストッククラス開幕3連勝の意地を見せるべく、レースを前にバッテリー交換をすることにしました。
非常に手間のかかるSPEC1のバッテリー交換ですが比較的速い時間で交換するあたりはさすがでした。
レースでは電波トラブルがあったのが残念ですね。
そして、Hollyから参加してくれたみやだわさんですが、ストラトスのほかにもマルボロカラーに塗装したスープラなど数種類のボディを持ち込んでいました。
さすが深谷は熱いですね!
タイムの方も7秒台の前半ということで普段のレースなら十分上位を狙えるタイムを出していました。
それから、毎回恒例になっているビデオ撮影ですがさすがに今回は参加人数13人ということもありなかなか大変な作業になりました。
そんななか、参加者もびっくりのタレントせいを発揮した人物がいました!
参加者の方はおわかりですね。(ニヤリ)
そうです!MプライベートのレースでおなじみのWさんです!
普段はどちらかというと物静かな感じの方なのですがカメラの前に立った瞬間、すごい明るいキャラクターに変身!
TETSUさんやキャノピーさんなどWさんを知る人がびっくりしていました。
さすが、Mプライベートの常連さんです。
Mプライベートといえば、クロさんもインタビューの時に
「ビデオをとっている人には、負けたくないですね。」
と土壇場でタイムを逆転した僕に挑戦状を叩きつけていました。(笑)
と、ストッククラスまでのことに触れてきましたが、ストッククラスが終了した時点でキャノピーさんとみやだわさんが時間の都合で帰ることになりました。
お2人とも今回はお忙しい中の参加本当にありがとうございました。
キャノピーさんとはグラチャンで、みやだわさんとはHollyで勝負ですね!
オープンクラス
オープンクラスになり各選手セッティングの変更を始めました。
今回ターボマシンを使用したのは中ムラウダさんのみです。
たーつぁんは「ランチア・ストラトス」を使用する模様です。
これでたーつぁんはオープンクラスの選抜戦全レースでハードボディを使用することになりました。
第1戦:シビックEK−9
第2戦:インプレッサWRC
第3戦:アメパト
第4戦:HONDA S600
第5戦:ランチア・ストラトス
これを見たzealさんは、ランチアVSインプレッサでラリー対決といっていました。
さて、他の選手はというとほとんどの選手がリアスプリングをソフトなものに交換していました。
スプリングを交換するだけでTバーがロールするようになり、明らかにストッククラスのマシンよりよく曲がるようになります。
その上、マシン自体も跳ねなくなるので安定感もアップしまさに一石二丁です!
さあ、予選です。
今回は予選スタートと同時に走り始めたのは僕1人でした。
すると・・・
「だめ!あさばあさんを一人で走らせちゃ。クリア(ラップ)とられちゃう。」
と、早くも駆け引きが始まっています。(笑)
そんな中、Aグループではあさばあが6秒39と序盤を引っ張ります。
続いてストッククラス優勝のTETSUさんが6秒42。
ストッククラスではマシンのセットが決まらなかったアニさんはフロントのスプリング&タイヤを左右で違うものをセットする独自のモディファイでストッククラスの自己ベスト(7秒210)を大きく上回る6秒52をたたきだしました。
セットが決まってきたようで挙動が安定してきたようでした。
ハードボディを使用したWさんも6秒74。
第1回大会の時、最速の名をほしいままにしたアツシ選手も6秒78とハードボディとしては十分速いタイムを出すのですがなんと、このタイムはAグループの最下位です。
エポックの方も
「アツシ君がかすんじゃってる・・・」
と驚きを隠せません。
そしてレース終盤あくまでもタイムアップを狙うあさばあがついに!6秒22というタイムを叩きだします。
僕の自己ベストがターボつきのSPEC1.5での6秒21ですのでこのタイムは信じられないスーパーラップです!
そして、B組の予選開始です。
僕はポールを確信して余裕のビデオ撮影に入りました。
しかしBグループもレベルが高い!
まずzealさんがハードボディのインプレッサWRXで6秒41とTETSUさんのタイムを更新!
ハードボディで6秒41!
zealさんはハードボディでありながらAグループ2位のTETSUさんのタイムを1/100秒更新し現在2位。
しかし、TETSUさんの6秒42もzealさんの6秒41も普段ならぶっちぎりのポールでもおかしくないタイムです。
いやはや、今回のレベルの高さがうかがえます。
中ムラウダさんは
「ツインターボを使ったのにタイムが出ませんでした・・・。Mプライベートの皆さんに腕の違いをみせつけられました・・・」
なんていっていましたがタイムの方は6秒48です。
ラウダさんが遅いんじゃありません。運が悪かったんです・・・。(いつもならポール取れてます。)
そして!ランチアストラトスで参戦のたーつぁんですが、なんと6秒64をたたき出します。
みんな本気です・・・
そんな中、ストッククラス土壇場でポールタイムを逆転されたくろさんがとんでもないタイムを叩きだしました!
なんと!
<6秒17>
・・・・・・マジっすか・・・・・・
このタイムはもちろんコースレコードです!
はじめて走行するコースでコースレコード・・・
マジっすか・・・・
このタイムが出た直後、
「あ〜あ、あさばあ負けちゃった」
「教祖失墜」
「どう言い訳するのかな〜」
などなど、僕に追い討ちをかけるコメントが続出!
それほどセンセーショナルなタイム&走りでした。
実際見ていて速かったです。
いつタイムを出してもおかしくない走りでした。
(会心の走りを見せたクロさん。蛍光イエローのマシンは威圧感どころか妖気が漂っていました。汗)
このタイムを出したのは充電直後1周目で、ストレートで止まってクリアラップを待ってからスタートした作戦勝ちのタイムです。
クロさんも、「狙ってました。」と会心の笑みを浮かべていました。
インタビューでは
「さっきあさばあさんに抜かれたので今回は逆に抜くことが出来ました!でも、何でこんなに速いのかま〜ったくわかりません。」
と言っていました。
そうそうクロさんといえば、Mプライベートで僕がいるにもかかわらずRTペガサスHPでヨンサン選手権の勉強をしていました。
僕に聞いた方が早いんですけどねえ(笑)
決勝A組 | 決勝B組 | ||||
1位 | クロさん | 6秒17 | 2位 | あさばあ | 6秒22 |
3位 | zealさん | 6秒41 | 4位 | TETSUさん | 6秒42 |
5位 | 中ムラウダさん | 6秒48 | 6位 | アニさん | 6秒58 |
7位 | たーつぁん | 6秒64 | 8位 | Wさん | 6秒74 |
9位 | アツシ | 6秒78 | 10位 | Sさん | 7秒36 |
11位 | 三十路黄熊さん | 10秒560 | --- | --- | --- |
とんでもないタイムですね・・・
11人中9人が6秒台です。
10位に入ったSさんも悪くないタイムを出しているのですが・・・
まわりのレベルが高すぎましたね。
三十路黄熊さんのタイムがかなりタイム的に遅れていますが、これは、トップスピードのヨンサンを自分のテクニックではコントロールできないと判断した為、純正プロポのスロットル規制を使いスピードを抑えた結果です。
さて上位2台の走りですが、ボディの違いなのか、走らせ方の違いなのかマシンの動きがまったく違います。
リアのグリップを落としぎみにして、リアを滑らせながらタイトコーナーを曲がるあさばあに対し、クロさんのハチロクはフロントからぐいぐい曲がってきているようでした。
ボディの違いとして、前後のオーバーハングの短いハチロクはコーナーで強いもののバンピーナコースに跳ね気味で少々安定感の面で不安があり、スカイラインはボディの剛性が高いせいかギャップには強いようですがとにかく曲がりません。
決勝ではこの特性の違いが同影響するのでしょうか。
決勝A組
圧倒的なタイムでポールをとったクロさんの出場するA組がスタートします。
このレースは、ハードボディあり、ランチアストラトスあり、ツインターボありとバラエティー豊富なラインナップです。
なにやら混戦の予感が・・・
そんな不安をよそにスタートシグナルが鳴りました!
抜群のスタートを見せたのはインプレッサWRXのzealさん。
レース前、「zealさんはフライングをするから大丈夫!」な〜んて言われていましたがものすごいタイミングでのスタートを切ることが出来ました。
2番手で追うのは当然クロさんのハチロクです。
ぴったりとzealさんのインプレッサを追いながらチャンスをうかがいます。
そして、序盤クロさんが仕掛けましたが両者接触!
車重の軽いクロさんのハチロクが転倒!
しかし、すばやいリカバーでインプレッサを抑えトップに立ちます。
とはいえ、zealさんもぴったり追走しまだまだチャンスを待ちます。
そういえば、今日はzealさんとクロさんはずっと一緒のヒートですね。
トップにたったクロさんですが、幸運なことに前方がクリアになり逃げ切り体制に入ります。
しかし、自らのラップタイムの速さが仇になり周回遅れにあっという間に追いついてしまいました。
その周回遅れの処理に失敗してしまったクロさんはなんとコースを逆向きになってしまいます。
当然その隙にzealさんがトップに立ちました。
まさに抜きつぬかれつです。
しかも、その後ろからひたひたとたーつぁんのランチアストラトスが虎視眈々と上位を狙ってすぐ後ろまで迫っています。
そしてzealさんとクロさんのマシンが接触!
インプレッサが転倒!
しかし!転倒したインプレッサをすばやく直したのはレース参加中のクロさんです。
レース中だというのに自分の走行を一瞬でも中断し他のマシンを直すなんてことを躊躇せず出来るなんて信じられないです!
フェアプレーという言葉ではいい表せないほどの光景でした。
その後、レース復帰のタイミングにずれが生じたのかクロさんは次のコーナーでスタック!
zealさんのみならずたーつぁんにも抜かれてしまいました。
トップは相変わらずzealさん。
2位争いは白熱しています!
しかし、不利なボディを使用したたーつぁんはさすがにクロさんのマシンを抑えきることは出来ず3位に後退。
2位に上がったクロさんですがトップとの差は約半周!
残り周回数は7周ほどあるのでまだまだ逆転は可能です!
その逆転の可能性に掛けた走りは鬼気迫るものでした。
順調に逃げていたzealさんが周回遅れに戸惑っている間にとうとうテールトゥノーズまで迫ってきました!
残りは後3周!
これは逆転も時間の問題か?と思った矢先にクロさんが痛恨のミス!
復帰に時間がかかってしまったためまたもや半周の差がついてしまいました。
結局猛追もここまで。
zealさんがトップゴールを果たしました。
しかもタイムは2分25秒710です。
このタイムは選抜レースを通じても上位のタイムだと思います。
2位にはいったクロさんも2分28秒730と2分30秒を切ったタイムでゴールしました。
3番手にはたーつぁんが入りました。
決勝B組
決勝B組は偶然にもスカイラインワンメイクになりました。
トップ3がクリアボディです。
今大会、TETSUさんのブラックR34はかな〜り目立ってましたね。
このレースはマシンカラーがばらばらなので見ているほうもわかりやすそうです。
写真で見てわかるように上位4台のマシンはアルミホイールを装着しています。
注目はやはり、あさばあ VS TETSUさんのライバル対決ですね!
TETSUさんはあさばあをミニッツ(Mプライベート)に誘い、あさばあはTETSUさんをヨンサンに誘ったのです。
ここまで、あさばあの3戦3敗・・・・・・(それってライバル???)
TETSUさんには相性が悪いのか(実力という噂も・・・)まったく勝てる気がしません。
ストッククラスでも負けてしまい、ここが最後の砦です!
<がんばれあさばあ!>
さあ、いよいよスタートです。
スタートにめっぽう強いあさばあが飛び出します!
しかし第一コーナーでフェンスに軽くヒット。
すかさずTETSUさんがインに入りますが、両者が軽く接触します。
しかし、その接触で逆にあさばあの体勢が直りトップで逃げます。
運悪くTETSUさんはスタックする形になってしまいました。
(ワザとじゃないんです。・・・)
トップで逃げるあさばあにギャラリーからは、
「うわ〜きついなあ・・・・」
とため息が・・・・
あさばあもレース中だというのに
「きついって言わないでください。」
と、ほんのちょっと反論。(笑)
張り詰めた緊張をほぐすかのように笑いがおこりました。
レース開始直後でクリアなコースを独走態勢に入るあさばあを見て、2番手走行中のアニさんに
「追いつけ、アニ!なんとか追いつけ!」
そんな言葉が届いたのか、ストレートでフェンスに引っかかってもたついているあさばあに、アニさんが追いつきました。
テールトゥノーズで追いかけますが勝負を掛けたコーナーであさばあと接触!
あさばあはすぐに復帰できましたが、復帰を待っていたアニさんは、コーナーのインにより過ぎていた為復帰に少々時間がかかってしまいました。
ギャラリーの声に答えようとして少々速い仕掛けになってしまったのかもしれないですね。
さあ、そんなこんなで2位には半周差でTETSUさんの黒いR34が上がってきました。
逃げるあさばあの前には周回遅れになってしまいそうなアニさんが。
町田のコースはコース幅が狭いので1回リズムを崩すとあっというまに周回遅れになるほどのタイムロスをしちゃうんですよね。
アニさんもここで周回遅れにされると逆転の目がなくなると懸命に逃げます。
今回かなり本気モードで走行中の僕の走りを見て、
「本気(マジ)モードだ。本気モード!」
その走りを懸命に抑えるアニさんには
「アニキも悪魔のような走りだなあ。」
と、レースを終えたクロさんが実況のようにつぶやいていました。
(すべてビデオに記録されていますよ〜w)
順調に逃げるあさばあでしたが、11周目に痛恨の転倒!
場所が良かったおかげで最小限のロスでコース復帰を出来ましたが、すぐうしろにはTETSUさんが・・・・・
はうぅぅぅ・・・・いつもの展開????
やはり僕はTETSUさんには勝てないのか???
こまったジンクスですね。
こうなるとギャラリーからは
「よし黒いの頑張れ、黒いの!」
と、なぜかTETSUさんの応援が始まります。
(そういえば、ギャラリーに知り合いが多いとなぜかプレッシャーをかけるような応援しますよね。Mプラのレースの時もキャノピーさんがそうだったように・・・)
しかし、今日は神様が僕に勝てといわんばかりのツキが僕についていました。
TETSUさんのマシンとサイドバイサイドで接触しても僕のマシンは結果オーライの方向にマシンが向きます。
その点TETSUさんはついていなかったようです。
トップに立っているときの僕はあまり無理な走行はしないようにしています。
ラップタイムが遅くて負けるのは仕方ないですが、自分のミスで勝てるレースを落とすのは本当に悔しいですからね。
その隙をTETSUさんはどんどん突いてきます。
レース後に聞いた話では
「はい。カツカツでした。」(笑)
と語っていたほど、ラップタイムでは僕のマシンを上回っている様子で毎ラップ差が縮んでいました。
このレースを見ていたたーつぁんは
「R34は走りにくいから使わないようにしていたんだけど・・・」
「流行ってますね」(アツシ)
というように上位2台のマシンはいづれも新コースでは使いにくいと言われたR34 GT−Rです。
レースも残り数周!
2台の差はストレート1本分。
しかも1周ごとに差は確実に縮まっています。
そしてとうとうテールトゥノーズまできた直後のコーナーであさばあのマシンが接触!
マシンが後ろを向いてしまいます。
当然、TETSUさんがその横を抜き去りますが・・・・・
「あさばあさんゴールです。TETSUさんゴールです。」
の声が。
そうなんです、レースは終了していたんです!
まったく気がつきませんでした。
後1周あったら確実に負けていただけに、今日のレースは本当に僕にツキがあったんだなあとしみじみ思いました。
TETSUさんは、レース時間が短い・・・と悔しがっていました。
さて上位2台があまりにも熱い走りをしてしまった為、レポートに出てこなかったWさんですが、使いにくいはずのハードボディを使用しながらも重要なところではしっかりコースを譲ってくれるあたりフェアだなあと思いました。
しかもWさんはタイム的にも3分32秒510とハードボディとは思えないタイムを出していました。
アニさんはタイヤのチョイスに失敗してしまったのか、時折見せるスピンでかなりのタイムロスをしてしまったようです。
Sさんもはじめてのコースながらなかなか頑張ったと思います。
さあ気になる最終結果はこのようになりました!
順位 | NAME | 20L | 使用マシン(ボディ) | プロポ |
優勝 | あさばあ | 2.19.390 | (C)R34 GTーR | M7 |
2位 | TETSUさん | 2.19.780 | (C)R34 GT−R(黒) | ミニッツ |
3位 | zealさん | 2.25.710 | (H)インプレッサWRX(イニD仕様) | ミニッツ |
4位 | クロさん | 2.28.730 | (C)AE86(蛍光イエロー) | 旧メガテックJR |
5位 | たーつぁん | 2.31.960 | (H)ランチアストラトス | メガテックJR |
6位 | Wさん | 2.32.510 | (H)ロックタイト スカイライン | ミニッツ |
7位 | キャノピーさん | 2.39.940 | (C)AE86(キャノカラー) | メガテックJR |
8位 | アニさん | 2.43.270 | (C)R34 GT−R(黄色) | メガテックJR |
9位 | アツシ | 2.47.090 | (H)エッソ タイガー スープラ | M7 |
10位 | 中ムラウダさん | 2.53.540 | (C)FC3S(蛍光オレンジ) | 旧メガテックJR |
11位 | Sさん | 3.11.810 | (H)カストロールニスモGT−R | ミニッツ |
12位 | 三十路黄熊さん | 4.56.360 | (H)ハコスカ | エポック純正 |
トップはあさばあ、2位にTETSUさん。
なんとこの2人は2分20秒を切るスーパーラップをたたき出しています。
計算上可能なタイムだとは思っていましたが、ほとんどあきらめていたタイムだったのでかなり驚きです。
意外だったのは、ハードボディの健闘ですね。
上位6台のうち3台がハードボディです。
特にWさんはGTボディであのタイムですので、クリアボディを使用した時はいったいどんなタイムを出すのかすごく気になります!
Mプライベートでも走行は出来ると思いますので次回までにはセット&ヨンサンに慣れて上位を脅かす存在になりそうですね。
トップ3のマシン
3台ともあさばあのボディだったりします(笑)
タイヤ | F:SPEC2/R:ハイグリップ(太)(使い古しを使用) | |
車高 | F:ハイ側使用:スプリング ノーマル | R:ソフトタイプのスプリングに変更 |
ホイルベース | 3番を使用 | |
オプションパーツ | アルミホイール |
最近の定番としてカーペットコースで走行する場合、前後SPEC2のタイヤを使用するのが基本セットになります。
今回レースに参加した人ほとんどがそのセットになっていると思います。
しかし、僕はそのタイヤセットではアンダーが強かったため、リアにハイグリップタイヤの使い古しを使用しテールスライドをさせてアンダーを消す方向に持って行きました。
ホイルベースが3番なのも最近の定番ですね。
Tバーの動きをよくする為(てこの原理ですね。)ロングホイールにするとマシンが安定します。
スプリングをソフトにすると、Tバーがしなやかにロールするようになりよく曲がります。
マシンも跳ねなくなりますよ。
アルミホイールも最近のトレンドですね。
アルミホイルに替えてからマシンが安定したきがします。
と、いうわけで選抜レースが終了しました。
最後の最後で盛り上がりを見せたヨンサン選手権ですが、この分なら来月(5月26日)に行なわれるグランドチャンピオン決定戦も盛り上がりそうですね。
それから、これはレースとは関係の無い話なのですが今日参加していただいたクロさん、アニさんはレースのほかにエポックの方にアフターパーツなどの商品を仕入れたいという話をする為に店長の代理としてきたのです。
幸い今回は営業担当の有馬さんが来ていましたので、近々Mプライベートへ説明に行ってくれると言う事になりました.。
ハードボディやSPEC1用のタイヤ、アンテナなどが入荷すると便利になりますね。
グランドチャンピオン決定戦の見所。
今回はあまりにもレベルの高い混戦なので誰がチャンピオンを獲得するのかまったくわかりません。
有力選手を紹介します。
「たーつぁん」
選抜レース最多勝!
今日のレースで沈んでしまったので、「え?」っと思う方もいるかもしれませんが、今日のレースは参考にはなりません。
ストッククラスは電波障害。
オープンクラスはプラモボディでお遊びモードと、余力を残しています。
混戦になったときにどうレース運びが出来るかがカギとなりますが、町田最速ドライバーの看板に偽りはありません!
「TETSUさん」
ストッククラスで初参加初優勝!
オープンクラスでもあさばあをぎりぎりまで追い詰めた上、タイムも2分19秒台。
これで、ヨンサン経験がほとんど無いというから驚きです。
次回に備えてマシンが手元にありますので、1ヶ月でどこまでヨンサンに合わせられるかにかかっていますね。
プロポもなれないミニッツ用のプロポから、あさばあオススメのM7に変更する予定もあり、現段階であさばあが一番恐れているドライバーです。
「クロさん」
言うまでも無い、町田店コースレコードホルダー。
6秒17のタイムは脅威以外の何者でもありません。
Mプライベートのスタッフということもあり、練習場所には困りません。
しかも、ヨンサン経験は浅いとはいえ、豊富な経験から1ヶ月でどこまでヨンサンのセットを煮詰めてくるかわかりません。
「キャノピーさん」
やはりグラチャンといえばこの人は忘れられません。なんといっても
「グラチャン命!」の人なんですから!
知っている人も多いと思いますが、キャノピーさんは毎年タミヤが行なっている、サンヨータミヤワールドチャンピオン決定戦においてラリークラス東京代表として参加。
見事にチャンピオンを獲得したドライバーです。
参加しただけの僕とは格が違いますね。
僕と似たタイプでもあり、大舞台に強いという意味では、最有力候補かもしれません。
「zealさん」
TETSUさんなどに比べレースでは地味な印象はありますが、ハードボディで6秒41をたたき出し、レースでもクロさんを抑えるなど意外性NO1ドライバー。
レース経験の浅さから実績不足の感はいなめないものの、セッティング能力、丁寧な走行はつぼにはまった時に怖い存在になりそうです。
町田のコースとはかなり相性がいいようです。
「アツシ」
第1回エポックヨンサン選手権SPEC1クラスチャンピオン。
当時は鉄人とまで呼ばれたドライバー。
第2回大会以降パッとしないものの、アツシもタミヤワールドチャンピオン決定戦でミニスポーツクラスで東京代表になった経験もあり、文句の無いテクニックは備えています。
マシン&取り組み方次第でしょう。
「ワッキネン」
この人のことを忘れてはいませんか?
第3回大会、あさばあが唯一勝つことが出来なかったドライバーです。
セッティング能力、テクニックは申し分なし。
TETSUさんとともに僕が苦手とするドライバー。
しかし、ワッキネンは運がないという最大の弱点があります。
勝ち負け以前にレースに出場できるかが問題でしょう。
そして最後は「あさばあ」です。
第2回ヨンサン選手権ストッククラスグランドチャンピオンの肩書きは伊達ではありません。
コースレコードは破られたものの、20Lのトップタイムでオープンクラス予選1位で通過。
実力はともかく運と言う意味では、かなりのアドバンテージがあります。
RTペガサス管理人として負けられません!
次回、グランドチャンピオン決定戦をお楽しみに!