by @Kaikou.          カウンターです  

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  私にはヘンテコリンな癖がありまして。
  って別に癖じゃあないんですが、「言葉を作る」んですなコレが。
  言葉といったって、ご大層な長文なんかじゃなくて、たった一言。
  一言か、二言のフレーズを作っては、まぁ、遊んでいるわけです(安上がりな遊びですな)。
  このコーナーにはそんなまったくどうでもいい一連の言葉をアップしてあります。
  各言葉達は多くが画像ファイルになっていて(機種毎の環境に依存せずにフォントを選びたかったもんで)、↓の目次をクリックすると、たーだ字を書いただけの画像(写真付きもアリ)が新規ウィンドウに開きます。お読みいただきましたらウィンドウを閉じてお戻りくださいませませ。
  誰も戻ってこなかったりして。


目次

冷たい朝露

切なくも

月夜に

文化と

犬、鳥、虫が

ただ

言葉

いま、ここに

死すべき

ふと、

人を動かす

この世界

死ぬまで

すべては

生きている

のらり

愛も欲なら

優しさ

同胞達へ伝言

誰に





  ちょっと言い訳

  どうしてこんなことをしているのかというと、以前に聴いたある日本人作曲家の交響曲に、さる業界では有名な某氏が特別参加で「章題」をつけていたのを読んだことがありまして。
  語呂の面白い人名や固有名詞を「開発する」ことで有名なヒトだったんですが、氏が音楽の章題にこんな言葉をつけていたんですね。

「血糊のついた包帯のまま進軍しろと言う」

  どう思います?
  わたしはアタマを「がんっ!」と殴られたように言葉をなくしました。
  楽曲の題ですヨ?
  フツー付けますかこんなタイトル。
  まぁそこがいかにも某氏なんですが、重く硬い曲調の楽曲につけられたこのタイトルの、曲の内容を的確に表わすあまりに豊かな表現力と、まるで台詞か文章のような言葉をタイトルに持ってくるセンス、そしてこの一連の言葉自体の、動詞で終わってしまう「音の流れ」のあまりの美しさに、わたしは生まれて初めて「言葉の美しさ」を見る思いがしました。
  正直な話、このヘンテコな題に感動しちまったんですな。
  いや、言葉そのものに。この時初めて、わたしは言葉によって作られる<詩>というものを意識しました。言葉が美しい、ということを、わたしはこの変な言葉に感じたんですね。アバンギャルドな詩みたいなもの、と思っていたら、自由詩といって、こうした一言のような短い文節の詩の形式があることを知りました。その昔習った漢詩の形式に五言律詩とかありましたけれども、これは例えば一言詩。
  そこでこいつにあこがれて、わたしは一言の詩を作り始めたんですね。思いついては、書き留めていた。
  それが実は、コレなんですわ。これが結構楽しい。
  感動的な「たった一言」の美しい言葉を作ってくれた某氏に感謝です。
  富野さんありがとう。

All Word, singed by @ Kaikou.  

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