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 読書帳 
1998年 日本人 /翻訳
1999年 日本人 /翻訳
2000年 最近読んだ本

98年に読んだ本 翻訳作品

★★☆   「終末のプロメテウス 上下」ケヴィン・J・アンダースン&ダグ・ビースン 早川文庫 12/18

★★    「激闘ホープ・ネーション! 下<銀河の荒鷲シーフォート>」デイヴィッド・ファインタック 早川文庫 11/22
ただひたすらに辛い物語の展開。最後までスッキリしない。好みではないのかもしれない。頑固なまでに自分の任務に忠実であろうとするシーフォートに移入できないせいだろう。

★★    「激闘ホープ・ネーション! 上<銀河の荒鷲シーフォート>」デイヴィッド・ファインタック 早川文庫 11/21
シリーズ第3作。いきなり3作目から読んで大丈夫か心配だったが大丈夫なようだ。どうも堅苦しい軍隊の階級制度とそれに見事なまでに依存しているように見える主人公には共感できない。あまりに強い人間過ぎて現実感に欠けている気がする。

★★★   「スリーピングビューティー1 眠り姫、官能の旅立ち」アン・ライス  10/06
ヴァンパイア・クロニクル意外にもこんなものを書いていたのかというSM小説。舞台は中世を思わせる王政国家。王子の奴隷として調教されていく眠り姫の運命やいかに。

★★★☆  「岩窟王−モンテ・クリスト伯」A・デュマ 講談社青い鳥文庫 9/9
岩波文庫の「モンテ・クリスト伯」全7巻が全然読みすすめられず、どんな話か知りたい症候群にかられジュブナイル版でまずは読んでみました。友人の裏切りと策略で14年も牢獄に捕えられた主人公が莫大な財宝を手に入れ裏切り者たちに復讐していく話。かなり簡略化されているとは思うものの筋書きの面白さは変わらず。全体像が見えたので岩波文庫版も読んでいけるかな。

★★★★☆ 「三銃士 下」A・デュマ 偕成社文庫 9/8
四銃士の最大の敵は枢機卿ではなく彼の女スパイ、ミラディーだった。何が何でも生き抜いてダルタニアンに復讐を果たさんとする彼女の執念は別の意味で魅力的。 一応はハッピーエンドになるものの、彼らがそのあとどうなっていくのか興味は尽きない。非常に魅力的な登場人物たちの物語。

★★★★  「三銃士 中」A・デュマ 偕成社文庫 9/3
ダルタニアン大活躍の巻。王妃を助ければ、恋もする。枢機卿を敵に回すも、その手先の悪女の魅力に魅せられる。三銃士それぞれのエピソードも面白しい。アトスの暗い過去の一端も明かされ、物語はしだいに佳境へ。

★★★★  「三銃士 上」A・デュマ 偕成社文庫 8/31
「仮面の男」での老年の4人を読んだばかりだけに若い彼等の溢れんばかりのエネルギーが何故か悲しい。アラミス・ポルトス・アトスのキャラクタ−って割と類型的。しかし物語に勢いがあるので読まされてしまうのだ。ダルタニアンは頭良いというよりは無鉄砲だよな。

★★★   「仮面の男」A・デュマ 角川文庫クラシック 8/26
今夏映画化の原作。映画とは大きく話は異なる。往年の四銃士も年をとれば泥臭い権力抗争のなかに身を投じてしまうのか。息子との別離をひとり悲しみ逝くアトスの最期に思わずほろり。


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