【パーマ用語】
【アイパー】
アイロンによるパーマネント技術のこと、アイロンパーマを略してアイパーと思ってる方も多いが技術の多様化によりアイパーとアイロンパーマと、2つに分けて定義している、アイパーとは平型アイロン等を使用しストレートな状態で方向付けする方法を言う、それに対してアイロンパーマは丸型アイロンや多角アイロンを使用してカールやウェーブを付ける方法を言う、アイロンをかける基本技法には伸張技法、屈曲技法、湾曲技法、先巻き技法、ステップ巻き技法、元巻き技法などがある。
【アシッド・リンス】
酸性リンス、パーマ等で過度にアルカリ化した頭毛を中性に戻すような時の用いる、美容では石けんシャンプーのリンスに主に用いられる。
【アップステム】
ダウンステムとは逆に、毛束を90度より大きい角度(鈍角)で引き出す。根元の立上がりが大きいのでボリュームも出やすい。頭皮に対して毛束を直角(90度)に引き出すのは「オン・ザ・べース」「ノーマルステム」などと呼ぷ。
【アンダー・プロセッシング】
コールドパーマの溶液の化学反応を十分に受けず、毛髪の構造や状態が少ししか変化しない、あるいは全く変化しないこと。
【ウェーブ】
正しくはウェイブ。髪の毛を波打たせたもの、作り方によっては次のような名前がある、マーセルウェーブ(アイロンの熱で形成されるウェーブ)、フィンガーウェーブ(頭毛をぬらし、指と櫛で作るウェーブで頭皮に平らにつく)、カールウェーブ(カールを一列ずつ、巻く方向を変えて2〜3列のカールを組み合わせて形成されたウェーブ)、ほかにも、シャードウェーブ(リッジの目立たないゆるいウェーブ)、ナローウェーブ(リッジの幅が狭いもので、細いロッドで巻いたパーマネントの髪などはこれにあたる)、ワイドウェーブ(波が大きくうねっているもの)、バーディカルウェーブ(ウェーブの方向が垂直になっているもの)、ホリゾンタルウェーブ(ウェーブの方向が水平になっているもの)、ダイアゴナルウェーブ(ウェーブの方向が斜めになっているもの)などがある。
【オルターネイト】
交互の、交替の、がわるがわるの、互い違い、等の意。
【クロスコーミング】
コームをやや立て気味にし、左右クロスさせるコーミング。薬液が全体になじむようにするため。
【毛先逃がし巻き】
毛先にパーマをかけたくない時に使う。ペーパーは縦に2つに折り込み、毛先をロッドがら外して巻く。
【毛先巻き】(アイロン)
サロンでのセットや、毛先のみ変化が欲しい場合、手軽に楽しめる力一ル。技術に入る前にストレートに矯正し、毛束がゆるまないように巻き込む。アイロンは毛束に対し90度にあてて、毛先まで巻く。
【逆巻き】
カールが内側に入る一般的な巻き方は、上からぺ一パー、髪の毛、ロッドの順であるのに対し、外ハネの時の逆巻きは上からロッド、髪の毛、ぺーパーの順になる。
【先巻き】(アイロン)
力ールの状態をメッシュ調にする場合の技術。毛先の下1cmぐらいから力一ルを作り(毛先から入れると熱で髪を傷めやすい)、先にできた力一ルを崩さないようにする。
【サルファイト(亜硫酸塩)】
サルファイトのウェーブ剤はパーマネントウェーブ剤でなく、化粧品の持続性セット料です、亜硫酸塩の還元力を利用して持続性のウェーブを毛髪に与えるものです、処方成分として、モノエタノールアミンなどの有機アミンが配合されていることが多いです、残留アル力リが残らないよう充分後処埋を行うこと。
【シス系パーマ剤】
「システインパーマ」とも呼ばれる。パーマ剤1液の還元剤として、チオグリコール酸塩の代わりにアミノ酸の一種であるL−システインまたはL−システイン塩酸塩を主剤にしている。特徴は、チオグリコール酸塩のパーマ剤に比べ、臭いや毛髪の損傷が比較的少ないこと。また、昔は「チオ系のパーマ剤に比ベウェーフ形成力が弱い」ことを理由に敬遠する技術者もいたが、形成力の強いシス系パーマ剤の登場や、最近のパーマ・二一ズ(ゆるめのナチュラルウェーフなど)を受けて、生産量は増えている。
【ジョイント部分】
パーマをかけた部分とかけてない部分が接する境目。
【シルクウェーブロッド】
ロングスタイルに適したロッド。棒状の柔軟性があるロッドに髪を巻いた後、リング状態にして留める
【ストロー】
針金をロッドに使ったコイル状パーマ。
【ダウンステム】
ステム(stem)とは章や木の茎、幹のことを指すが、技術用語のステムは「毛束」のことをいう。ダウンステムとはこの毛束を頭皮に対して90度よりも小さい角度(鋭角)で引き出すこと。根元の立上がりが少ない分ボリュームも出にくい。
【付け巻き】
ぺ一パーの上から直接1液を付けて巻く方法。「毛先パーマ」などのように、パーマ剤を付けたくない部分がある時などに有効。
【テストカール】
パーマ剤の浸透速度は、髪質やダメーシの程度によってかなり異なるので、カールの出方で浸透具合をみる。
【ドレッド巻き】
竹ぐしや針金に対し、毛束を平たくして巻きつけ、毛の約半分ほど重なるようワインディングする方法
【中巻き】(アイロン)
毛の中間から力一ルを求めるテクニック。毛先にアイロンをあてて、力ールを求めたい部分まで巻き込んでいく方法や、力一ルを求めたい部分にアイロンを固定して巻き込んでいく方法がある。後者の場合は、中間部から均等な力ールが得られる。
【ねじった根元巻き】
チリついた仕上りにしたい時によく使う。毛束をねじって根元がらロッドに巻き、毛先をぺーパーで入れ込む。
【根元巻き】(アイロン)
根元から毛先までの全体の動きを力ールで求めるテクニック。根元からボリュームがでて華やかなスタイルになるのでパーティーヘアに最適。根元にアイロンをあてて、回転させながらグロープとロッドの間に毛を巻き込んでいく。巻き込む毛が多いためグロープの口が開きにくくなって髪が入りにくくなるので、グロープにしっかり毛を巻きつけぬよう心持ち余裕を持たせて巻き込むこと。
【ノコギリシェープ(ジグザグシェープ)】
毛先をジグサグにとるスライスの方法。パートがくっきり出ないようにするため。
【ハーフカール】
1回転巻くこと。毛先はゆるやかで、ちょっと曲がった程度。
【パフィーウェーブ】
アイドルのパフィーのようなロングウェープスタイル。根元から毛先まで均一なウェーブであり、毛糸をほぐしたようなフワッとした立体的な質感が特徴。力ットはレイヤーでワインディングはスパイラル+ツイスト。
【平巻き】
ロッドが横(平)に収まるように巻く方法。学校で練習したりワインティング・コンテストでよく採用される「オール・パーパス」も平巻きの一種。これに対して、ロッドが縦に収まるように巻く巻き方は「縦巻き」という。スパイラルパーマの巻き方も縦巻きの一種。
【船底型】
サイド、バックサイドなどを巻く時、真っ直ぐなスライスラインを取ると、どうしてもコーナーに無理が生じてしまう。これを防ぐためにスライスラインをラウンドに取る方法。
【フォワード】
「前方へ」という意昧で、ヘアのテクニック用語として使う場合は、サイドの髪を前方へ流す方法のことこうして作られたヘアのことを「フォワード・スタイル」などと呼ぷ。いっぽう、後方へ(backward)流すテクニックやスタイルのことは、フォワードに対する“逆”という意味から、業界では一般的に「リバース」(reverse)と呼んでいる。
【ブラシ・パーマ】(アイロン)
低温アイロンパーマ用薬液を使い、八ンドラの熱とプラシワークで自由なウェープをテザインする、ナチュラルでくせ毛感覚のウエープに仕上げることができ、施術時間もアイロンパーマより短い、ハンドラはプロー用よりも、風力の弱いセット用の方がいい。またプラシはスケルトンのような大型よりも、やや小型の方が細かいプラシワークができて便利。
【フルカール(1カール以上)】
2〜2.5回転巻く。力ールは根元から毛先までクルンとした状態になる。
【プレカット】(アイロン)
アイロンを使ってスタイルをつくる場台、最終的なテザインをイメージして行う。アイロンをかけやすくするためのものではない。ある程度の量感や質感の調整はこの段階で行う。
【ブレーズ】
付げ毛のこと。
【マルセル・ウェーブ】
マルセル・グラトゥー(1852〜1936)というフランスのヘアードレッサーの名前を取って付けられたウェーブの呼び名。
【水巻き】
パーマ剤は付けず、髪が濡れた状態で巻く方法。毛先のカールは、付け巻きに比べると入りにくい
【メイポール・カール】
外側に向けて指に巻き付けた髪を積み重ねたカール。
【元巻き】(アイロン)
ボリューム感を出す時やハーフ力ール、ウェーブっぽいカールをつくるのに適している。アイロンを回転させながら毛髪を送り込むコームワークがポイント。
【レンガ状ブロック】
毛束をレンガ状に取る方法。仕上り時に分け目がつかないようにするため。
【ロッド幅】
ロッドの中心部分の直径。パーマを巻く時のスライスの幅を指す場合などによく出る用語。
【ワンカール】
1.5〜2回転巻く。ハーフ力ールよりやや強め。
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