ああ,懐かしの 「メグロ スタミナ Z7」

僕が二十歳頃だから今から28年位前に手に入れて2〜3年位乗っていたと思います。とにかく当時としても大昔の単車でそこらじゅうが壊れてきて(致命的な問題は、バルブとバルブガイドがちびてしまってガタガタなのとポイントのカムシャフトが指で触ってもグラグラ動く程ベアリングが磨耗していることで修理は新しく部品を作らなければならない。)動かなくなってしまいました。でも凄く楽しいいい味の単車でした。東京に出てくる時に友達にあげてきました。その友達も好き者だったので、結構お金をかけて修理をしたようでした。又いつか乗せてもらおうと思っていましたがそのままになっていました。ところが先日(’00・10・27)その友達から連絡があって誰かに盗まれてしまったことを知りました。急に懐かしくなってこのページを作りました。実家に写真があるので近いうちにお見せできると思います。

左の写真は確かにメグロスタミナZ7なんですが僕ののっていたやつではありません。いい写真が確かに神戸にあるはずなんですが、まだみつかりません。それまではこの写真でごかんべんを。(とは言うものの綺麗なメグロですね、かっこい〜〜っ。))

ボア×ストロークの数値はよく覚えていませんがものすごいロングストロークの直立OHV単気筒500ccエンジン(シリンダー右側のプッシュロッドカバーがかっこいい)でした。スプリング式のサドル型シートやそのシート右下にあるドライサンプ用のオイルタンクなど懐かしく思い出されます。

冬の寒い朝でもチョークとデコンプをひいてキック一発 ストントントントン とロングストロークのいい音を響かせてくれました。平坦地を時速60キロ位で転がしている時のストトトトトトト・・・・という軽快な排気音。そのままのスピードで上り坂になると今度はタンッタンッタンッタンッタンッ・・・・と、「がんばってるで〜」と言っているような音。ホントに可愛い単車でした。
  

メグロ スタミナ Z7についていろいろ知りたいので性能などいろいろ御存知の方は知らせください。


実は単車は他にもいっぱい乗りました。思い出しながら紹介していく事にします。

単車の事を書き出すと自分でもだんだん興奮状態になってくるのが解ります。ついてこれる人はついてきて下さい。

高校2年に自動二輪の免許をとって初めて乗ったのがこれです。ボロボロでした。今まで感じた事のないスピードがアクセルをひねるだけで味わえるのが凄い。いっぺんに行動範囲が広くなったのもメチャメチャうれしい。そんな事を思い出します。といっても実際は時速50キロ位で車体がぶれ出すのでトコトコ走っているだけで、しかもよくチェーンが外れて(指ですぐに元に戻せる。)いました。


スポーツカブやスーパーカブなどポンコツばかり乗っていましたが、とうとう買いました、新車!!麻耶山(神戸)などで友達としょっちゅうモトクロスのまねごとをして遊んでました。軽量化のためどんどん部品が外されて、ボロボロになるまで乗り倒しました。手放した時(友達に)にはもう公道を走れる状態ではありませんでした。


元はこの写真のようなデザインでした。

トヨタ自動車に勤めていた時にこれで通っていました。雨の日、傘をさして信号待ちの最前列までするする〜っ(排気音が静かで、アイドリング時にち〜っちゃな音でププププププ・・・・・ッとかわいい)と行くと、乗用車に乗った人からはバイクは見えず、低〜い所を傘と僕の頭だけがするする〜っと進んでいくので、よくビックリした顔をしていました。楽しかったな〜。 この”モンキー”は赤だったのですが、家で兄と一緒にバラバラにして色を黒に塗り替えました。かっこい〜っ。前のフェンダーには富屋(実家は富屋という果物やだった。)の名前入りの風切り(木製)を付け、シートはメグロのタンデム用(黒)を改造して付けました。めちゃめちゃかっこい〜っ。


 これは大好きなバイクで3台乗りました(当時はまだ新車がありましたが、全部中古)四国や佐渡島や隠岐の島、北海道、などよく遊びに行きました。3台とも電気関係の故障でよく泣かされました。それと、ブレーキもきかなかったなあ。

名前はカワサキですがメグロからの、もっとさかのぼればBSAからのながれを汲むバイクでカワサキ製の他のバイクとはまったくちがった作りで、その頃バイクではもう珍しくなっていたOHVエンジンで、しかもドライサンプ、しかも分離型ミッション。もうこれだけで「やめられまへんなあ」という感じです。オイル交換もエンジン(シート右下のタンクで行なう)、クラッチ、ミッション、と3箇所。面倒くさいけどけっこう楽しかった。

W1といえば排気音です。ブチッブチッブチッといった感じのうえに ヒュ〜ンヒュ〜ンというタイミングチェーンの音が重なってたまりまへん。でもかなりうるさかったので家の近くまで来るとエンジンを切ったままころがっていきました。暴走族なんぞが信号でワンワン言っている横にブチッブチッブチッと、近づいていくと暴走族の音が聞こえなくなるくらいでした。ああ、それから下が砂のような所にアイドリングのまま止めておくと、バイクの1メートル位後ろの砂が排気ガスの力でパッパッパッと飛ぶのも好きでした。かっこい〜〜っ。



500ccOHC単気筒エンジンのスリムなバイクで軽快な走りが気持ちよかった。エンジンをかけるのにコツがあって友達に貸したら乗っていった先でエンジンがかからず、電車で帰ってきたことがありました。面白いバイクでしたが3台目のW1Sに出会ってしまい、のり換えてしまいました。安全性は天と地なのですが。(もちろんSR500が天。)


これは「カワサキメグロK2」という500ccのバイクで友達のバイクなのに、どういう訳だか忘れましたが、一時期音楽集団の練習場に乗っていったりしていました。(軍隊色に塗られたでかいバイクに皆さんびっくりで僕にっこり。)
僕が神戸でよく行っていたバイク屋、その名も「兵庫メグロ」のおばちゃんは「K2」のことを「にいけい」と呼び、一つ前の「メグロK1」は「いちけい」と呼んでいました。K2は先に紹介したW1Sの元となったもので、エンジンはほとんど同じ形をしています。K1はK2と見た目は同じように見えますが、違うものです。K2はK1をフルモデルチェンジしたものです。
高校の時すごく程度のいいK1を安く買えるチャンスがあったのですが、免許取り立てだった僕はバイクの大きさにびびってしまって、諦めてしまいました。今思い出しても残念でなりません。



歳(と言っても33歳くらいだった)をとると「まだまだわしも。」と、派手なやつが欲しくなってくるものですね。でも「ここまで派手なのは」と、思いつつも、ホンダのオフロードバイクに一度乗ってみたかった事もあって。買ってしまいました。赤、白、金、の派手なやつを。買ってしばらくして、八王子の近くにいい河原を見つけたので、「ちょっと一周走ってくるか」と、ゆっくりと走らせてみましたが、走り出してビックリ、想像をはるかに越えて跳ねまくるバイク。それにこういう道を走るときはほとんど腰を浮かせた状態でないと走れません。一周しただけで腕は痛い、膝は笑うは、で「も〜あかん。」の状態でした。「高校生の時は朝から晩までこういう道を走りまわっとったんやけどな〜・・・」  

そして今乗ってるのがインドバイク、ROYALENFIELDです。(詳細はこちら)