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第1版投稿:1999年6月15日
最終更新:2001年5月13日 ここでは, について,ちょっと長くなりますが,順番に述べます。これは,ある読者からの質問がヒントで,そうそう,そんなこともまとめにゃ,と考えていたので,それに答える形でまとめてみました。
質問とは,下記のような内容です。(無断引用をお許し下さい)
システムエンジニアなんていやな商売ですよね。そもそもシステムというのは,どういうものなのですか。ここん所が良く分からないのに,それを扱うエンジニアなんて。「SE」なんて称号を貰ってもひとつも嬉しくない。まあ,これについては私が無料で提供しているpdfファイルなどを読んでいただくとして,コンピュータを含もうが,含まなかろうが,複合した要素を組み合わせて,それぞれの要素の合計よりもより効果のある,すなわち「シナジー効果のある」構成物をシステムと云ったり,ある目的を実現するために,種々な要素を組み合わせて構成したもののことを云ったりで,何やら分からない事だらけですね。 でも,今はやりのPC(パソコン)は,どう考えてもそれ一台で独立して存在するようなときはシステムとは云いませんよね。でも,ネットワークで繋がってしまうと,色んなことが出来るようになってきます。そうすると,一台のパソコンとは全く違った様相を呈するようになるわけですね。 そこで,このパソコンを連結したもの(システムと云いましょうか)をどのようなものとして作ればいいのか,と考えただけでも,業務知識と関係があり,業務に貢献するためにシステムが存在するのだな,と言うことが分かると思います。ですから,業務知識を獲得しなければ,自分の環境と全く違った顧客に対して,その顧客の業務に役立つようなパソコンのシステムなんて作れないわけですね。ですから,このようなシステムが作られる目的というのと直接関係するのが,「業務知識」であり,システムを構築するにはこの業界の「業務知識」が必要であるわけですね。しかし,「業務知識」が分かったからと言ってすぐにその業務に貢献できるシステムが構築できるわけではないのです。だって,[パソコンがない]今でもちゃんと[か,ちゃんとでないか知りませんが,一応は]業務は遂行できているわけですから,わざわざ高い金を出してパソコンシステムを導入するからには,何かもっと貢献でき,お客が「感激する」ものがないといけないわけですよね。 だから,システムを構築するには,「業務知識」があるだけでは駄目で,これから,「問題点」,「目標・狙い」を探り出し,そして「解決策」を考え,それに沿ってシステムを構築してゆくことになります。 それでは順番に説明をさせていただきます。
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