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 SEの35歳の壁〜その乗り越え方〜NEWSEの心得SEの仕事SEの仕事詳細システム構築業務知識獲得ソフト業界ソフト裏話

    visitors since November 11, 2001.

筆者小林健三からの特別のご案内:
筆者の著作「SEの35歳の壁」〜その乗り越え方〜が4月25日にソフト・リサーチ・センターから出版されました。
あの有名なアマゾンのサイトで、下記の書物のレビューが掲載されています。また、日経コンピュータの書評欄にも掲載されました。
アマゾンのサイトで、これらのコメントをご覧になれます。
アマゾンのサイトでご購入になると、送料が無料です。

ソフト業界のゴシップ

第1版投稿:1999年6月30日
改訂A:1999年7月 1日
改訂B:1999年7月5日

更新C:1999年7月29日
更新D:2002年4月3日
更新E:2002年4月4日
更新F:2003年7月21日
更新G:2003年7月24日
更新H:2003年8月16日
更新I:2003年10月23日
最終更新J:2005年3月7日

最終更新:2005年3月7日

ソニー関係の記事はこちら

関連のあるサイトは下記の通りです:


注意:本サイトは少々ゴシップ的な情報に充ち満ちております。これは、あくまでも裏情報であり、これを信じるか信じないかはそれぞれ読者の判断に任されています。

個人資産の金融機関への自動移管に関するクレーム:金融業:

これは一番華々しく,お金が潤沢でありました。今も,IT革命だとか,金融再編とか言って,一番お金をかけている業種です。これには例の消費者金融なども含まれているし,ウェブ上での決済や,コンビニ銀行など,大変に騒がしい業界ですから,一番金回りも良いでしょうし,一番忙しい業界ではないでしょうか。

金融機関,不動産,ゼネコン,金持ちでバブル期に不動産買い占めた人など,一体彼らはいつになったら負債を償却できるのでしょうか。今のように,国民が所得すべき利息を全て銀行に移管させているような悪政をいつまで続けるのでしょうか。利息が1%を切り出したのは平成7年からです。国民一人当たりの資産を500万円とすると,金利4%で年間20万円,全人口で24兆円が個人資産から金融機関に自動的に移管されている。もちろん,企業のもつ資産に関しても同様。この金で,今でも銀行員は我々の1.5倍から2倍の給与を受けているし,退職金もすごいですね。厚生年金,健康保険組合の財政危機は全てこの '金利 0%'に端を発しています。皆さん,本気になって怒りましょう。政府に対して反旗を翻しましょう。

もう既に上記で述べてしまった。本当にけしからない。上記の試算は本当に低めに見積もってです。これに企業の所有する資産に関しても計算する必要があります。これを,本来は,個人,企業が所得すべきものを,あんなに悪徳のかぎりを尽し,未だに反省しない金融機関に移管するということは誠に遺憾で,いかんです。 上で述べたごとく,健康保険組合,厚生年金,国民年金,全て予定金利5〜6%で運用されることを想定して,給与所得者から徴収しているのです。ですから,今までは健全な健康保険組合,厚生年金などは,積立金を持ち,これで運用も出来たのです。 もちろん,企業の退職金のための積立金なども全てこれらの予定金利を想定して運用されていました。それが全て金利ゼロになったのですから,運用による金利分が予想を下回り,それを企業は補填する必要があります。生命保険会社は,変額保険を除き,一定の金利を保証して受託しておりますから,これを出せなくなっているのです。ですから,皆さま御存知の通り,上記の全ての関係機関が,大変な赤字に陥っており,解散せざるを得ない機関も多発しております。補完しようとしている会社はそれだけ自社の利益を削減することになるので,赤字に陥る会社が多いのも尤もです。

金利が安いから,貸し出し金利も安かろうというと,そうは問屋が卸さない。金融機関が不良資産化を恐れて貸し渋りをしているし,それほど金利が安くもない。0%などとんでもない。3〜4%位ではないですか。

それで,金融機関が立ち直るかというと,不良資産に何種類もあるのを御存知ですね。毎年,不良資産化した債権が出てきてこれを償却しているのがここ数年続いていますね。平成7年頃からおかしいですね。もう4年経ちます。ちょうど5年前,政府機関に近い専門家の友人から聞いたことですが,今の日本の金融機関,不動産会社,その他もろもろの個人資産家の抱えている負債を償却するには10年以上かかる。...償却方法がこのような,個人資産の金融機関への自動移管によるとはその専門家も言っていませんでしたが,それでもまだ5年はある。と言うことは,このままの状態が後5年はかかるということ。

何故,毎年金融機関の不良資産化した債権が出て来るかというと,例の第一分類,第二分類,..と言う仕組みです。金利さえ返してくれれば,健全債権です。如何に火の車の会社でも,別の融資をして金利を返せるような仕組みを作ると,全くの不良債権も完全なる健全債権です。これが,長銀のやったことです。長銀は,不良債権の健全化プロジェクトと称して,いかにして不良債権者に対して,別ルートで融資を行い,この融資から金利を返却させ,不良債権を健全債権に見せるような仕組みを作るかというのがこのプロジェクトの中身です。

相変わらず,金融機関の勤務者は給与は我々製造業の1.5倍から2倍です。ボーナスもすごいし,背任行為で辞めさせられた「頭取」「副頭取」「相談役」等々の幹部の退職金は10億円,20億円ですね。我々の退職金は30年働いて,2,000万円ぽっち。彼らは,役員になる前に銀行員としての退職金はがっぽり手に入れているから,役員として働いている期間だけの退職金です。精々5年から10年。これでこの金額ですから。一般の行員の給与,退職金もすごいですよ。例の,ハイジャックした「太陽神戸銀行(現在の、三井住友銀行)」休職中の銀行員の給与も確か1,500万円を越えていましたね。休職すると,給与は8割程度,賞与はゼロになるのが通例ですからね。一体あの人,40歳代だったかな,いくら貰っていたのだろう。そんな人だから,人事評価も低かっただろうに。だから査定が低いので,給与は低かったろうに。<これから,私は「さくら銀行(現在の、三井住友銀行)」には預けません。一円も。>

2003年7月21日追記:

しかし、最近は変わってきたね。第一、銀行がつぶれかかっているし、生保がつぶれかかっている。銀行が、何と、今唯一の「もうかる商売」だけど、一番汚い「消費者金融」に手を出そうとしている。土曜日のATM利用料を徴収すると思えば、利息40%の消費者金融に手を出して、家庭崩壊を幇助する。何という、ひどい世の中だ。その「消費者金融」がおかしくなり出しているのを皆さんは認識しているだろうか。あまりに「自己破産」が多くなりすぎているのと、負債を切る事を推奨する弁護士団が出現し、その傾向がますます強まっているようですね。私の情報源は、それを証明しているが、英国の国防総省の顧問みたいに「自殺」を強要されるようになるといけないので、ニュースソースは公開出来ないけど、皆さんは、街頭で配っている「ティッシュペーパー」が少なくなっている事、Yahoo BBが馬鹿な箱を配るをを止めた事などから類推出来るのではないでしょうか。でも、最近はNTT東日本だとか、NTT-MEなどが、Bフレッツだとか、光ファイバー(FTTH: Fiber To The Home、自宅まで引かれた光ファイバーのNTTの名称)を必死になって売ろうとしていますね。この会社は、Yahoo BBと違って、社員がチラシを配っています。だから、コストはただ。サンクコストを使用しているだけ。(サンクコストとは、どのような経営をしてもかかる費用で、例えば、投資ずみの設備にかかる運用・保守、償却費などの費用、仕事をしない社員にも支払う必要のある給与などのことです)だから、NTT東日本は、営々として築き上げた、各家庭まで届くように設備されている、光ファイバーを売りたい、その売り子は、有り余っている社員東西併せて10万人を超える社員を使用して売りまくろうとしています。しかも、設備は自社のものだから、工事も自社でやれるから、設備も、売り子も、工事も全部自前。それが、サンクコスト利用の「きわめつけ」です。それを有効利用しない手は無い訳だ。サンクコストについては、ここをご覧下さい。

しかも、接続料を値上げする案を総務省がなれ合いで認可した途端、新電電以下数社がNTTと総務省を告訴するという。結構な事だ。これって、最近にない快挙ですよね。訴訟自身は敗訴の可能性が高いが、お上が作ったと言われる「新電電」各社が「お上」にたて突く訳ですから、これは非常に興味深いですよね。原則論を戦わせるのでしょうね。第一、利用者が少ないから、いや、少なくなったから、コストが高くなるというのはおかしい論理。経費(余分な人員を抱えている事から発生する人件費など)をそのコストに載せるというのはおかしい。コストは、設備の償却費用と、運用費用、その作業に関わる人件費であり、余剰人員を食わせるためにペイしなくなるから(赤字が出るから)、料金を上げるというのは理解出来ない。

話を別の観点から見ると、携帯電話に利用者を奪われているので、固定電話の利用者数が減少している訳ですが、その携帯電話の大部分の市場占有率は、あの有名などこもかしこもの、do-co-mo、ドコモが握っているのですよ。いくら、第三世代の携帯電話で加入者数をauやら、に奪われているといっても、これは、ドコモの努力不足、それとも、慢心から出たもの。第一、全てのインフラを新規に構築しなければ動作しないようなスペックの第三世代携帯電話を言い出したのは誰であろうか。ドコモさんですよ。それだけ自信があったのなら、なぜその戦争に負けるの? 勝だけの計画があったから、あんなに急いで第三世代携帯を勧めたのではないの。立川さんどうなっているの? 実際はそうじゃないのですよね。ドコモの携帯を使用している人は、かかってきただけで一遍に判別出来る。第一、半分の波長帯しか使用していないから、音質が悪いの。だから通常の会話すら出来ない状況。雑音が多くて。これもかしこもドコモが市場を独占しているから。それだけ設けているのなら、NTT東日本、西日本の接続料を上げるというのは納得ゆかない。第一、連結決算だからね。

生保の保証する「利率」を下げ、同時に「解約を政府が禁じる」などの政策を取り出すとは、全く信じられない世の中だ。つぶれる生保はそのままにすればいいのだ。第一、「日本団体信用生命保険」という怪しげな会社があったが、何と、フランスの生命保険会社「アクサ」が買収して、極めて良質な生命保険会社に変身した。それでいいのだ。しっかりした顧客基盤がある会社だから、アクサが買収し、大もうけをしたという訳。第一、大企業のサラリーマンの定年後の生命保険を一手で引き受けていた会社です。このような大企業の定年退職者はそれほどひどい待遇には無いから、そんなに病気にもならないし、死亡もしない。元々、極めて優良な顧客基盤を持っていた会社ですが、何を狂ったかそれほどの優良な顧客基盤を有する生命保険会社の経営をおかしくするような経営陣が居たのでしょうね。そこにアクサが目をつけた。

このようにして、企業が立ち直るのですよ。ゴーンしかリ、カルフールしかリ、プルーデンシャルしかり、彼らがどんどん、日本のばか経営者の経営する企業を買収すればいいのですよ。あの馬鹿企業の代表、ソフトバンクの孫正義の持っていた、「あおぞら銀行」の株式は、どこかの米国企業が買収し、1000億円を孫さんに渡し、孫さんは、Yahoo BBの馬鹿宣伝でおお損した999億円を償却するのだそうです。これで、ソフトバンクの生命線もぼつぼつ怪しくなってきましたね。その内、孫さんはYahooの株を売却するのでしょうね。第一、Yahoo BBの収益は悪化の一途をたどっているといううわさだし。

2005年3月9日追記:

このカルフールも、日本市場に世界で通用するビジネスモデルが適用せず、2005年3月10にもイオンに事業を売却し、撤退するようです。また、2002年3月に西友と資本・業務提携した世界のウォルマートも、2004年12月には48億円の増資を引き受けたが、2004年12月期の決算は3期連続で最終損益は赤字となる。2005年度にトントンを見込んでいるが、日本市場に対して自社のEDLP戦略、低価格のプライベートブランド品などの戦略がうまく動作せず、苦戦している様子が伺える。まあ、一般消費者対応のビジネスは、厳しいと言うことでしょう。それに対して、日産のゴーンCEOは偉かったわけだ。2005年3月9日に発表した、ソニーの業務改革で、外国人のストリンガー氏が会長蒹CEOに就任するが、いかなる手腕を見せるか。興味がある。こちらをご参照下さい。

 

重厚長大から軽薄短小へ「本当にそれでいいの??」

バブルの頃かな。重厚長大はもう古い。今や,軽薄短小だ。頭の転換だ。それを合図に,工学系学部の出身者が,多数,金融機関,不動産会社,保険会社,....へ殺到した。そして,製造業の幹部は,日本の製造業の空洞化を真に憂えた。

例:かっこいいもの..ソニーのウォークマン←→かっこわるいもの..鉄兜と脚半のどかちん

例:かっこいいもの..さらさら髪の毛   ←→かっこわるいもの..べたべたポマード

例:かっこいいもの..銀行員,コンサル  ←→かっこわるいもの..現場で3交代の工場勤務者

何が「 ソニーのウォークマン 」だ,何が「さらさら髪の毛」 ,何が「銀行員,コンサル」 だ。オイラ,飯場のどかちんヨ。 べたべたポマード で, 現場で3交代で工場勤務。何が悪い。誰が日本を背負っているのか良く考えてみよ。

日本を悪くしたのは誰か考えてみよ。バブル期に入社した大量の工学系の学生を銀行,金融機関,不動産会社が持て余しているって。ザマ見ろ。いい気味だ。工学をやってたと称する人間が,まともに考えたら,自分が何で 銀行,金融機関,不動産会社 で働けると思ったのか。内ゲバをやらなかった代わりに,勉強もせず何やってたの。モード誌を見て身をやつしていたの。「私きれい?」って男の子が言っている?? 昔,少々教育のある家庭では,金を直接扱う商売「銀行」「証券」「不動産」には堅気の人は行かなかったもの。「株屋」「不動産屋」は「千三つ」「山師」と同義語だった。誰も手を出してはいけなかった。今や,政府が「サッカーくじ」を販売するって。「宝くじ」「競輪」「競馬」「競艇」「パチンコ」まで持っておきながら。これでも税金が足らない。男だけでは不足だから,最近の「宝くじ」「競輪」「競馬」「競艇」「パチンコ」は,噂に弱い女性を連れ出そうと,真剣そのもの。電車の吊り広告を見てご覧よ。「女性」に的を当てた広告になっているよ。男が賢くなり,女が馬鹿になり,「宝くじ」「競輪」「競馬」「競艇」「パチンコ」に手を出すようになって,家庭は崩壊寸前。<哀れなり,日本人。>

元凶は,例の「ソニー」の大賀と言う人。その前の人は,創業者だけあって,まあ芯がしっかりしていたような気がするが。その頃から腐っていたのかな。そりゃ便利ですよね。ウォークマン。でも,あれで,本当に音楽が聴けるの。大賀という人は「元音楽家」のはず。その人が,ウォークマンを聞きながらベンチ,じゃなかった,ベンツに乗っていた,って聞いた人いる?やっぱり,本当の音楽は,音楽堂で,生演奏を。でなきゃ,アナログのレコードをきれいに掃除して,100ワットはあるアンプに,ダイアトーンを繋いで,防音装置のついた部屋で聞いてこそ「まともな音楽」が聞ける。あんな小さなイアホンでどんな音が再現できるの。

すぐに壊れるウォークマン,音の悪いウォークマン,同調がとれないFMラジオ,....何度,関内のソニーサービスセンターに行ったか,ねえ「土佐」さん。

ソニーさん。全く日本のインフラ構築に貢献していないのだから,せめて「ゲーム」だけは本職の人たちに任せて,自分たちは大賀さんの趣味に走ったら。任天堂,セガに任せばいいのでは。SMEに集中して,SCEから手を引いたら。そちらの方が本業に近いよ。それから,標準と違うものを余りださないで欲しい。もっともこの世の中は強いものが勝つのがいいのだがね。αとVISの怨念が今もあるね。DVD−RAMにしても,ディジタルVHSにしても。松下さんは良いんだよ。あそこは未だあなたのところより,日本のインフラに貢献しているからね。すぐ壊れるけど,家電も作っているし,松下電工など変な会社があるから。でも,ソニーさんは何にもない。ソフトウエアがあるって。人間,死ぬときに聴きたい音楽があるかもしれないが,死ぬときに見たいビデオってあるのかな。ビデオは見るのに時間がかかる。そんなものを,通常のサラリーマンがいつ見れる。通勤片道2時間かけて朝早く出発し,家に帰り着くのは10時。それから飯,風呂,寝るだけで十分。だから,休みはテレ休。映画なんか,歳いってから見ればいい。「ゲーム」で若者の感性を磨きたいってつもりなの?確かに反射神経は養われるけど,思考力はどうするの?友人同士の付き合いが出来ない人がどんどん増えている。プレステなど捨てなさい。プレステ2など,開発するのは止めなさい。セガの Dreamcast に任せておけばいいの。その内,アメリカから巡航ミサイルで攻撃を受けるよ,余りアメリカの若者をむしばむと。

2002年4月4日追記:

本日サイトが報道しています。Sony Online Entertainment社のEverQuestと言うゲームが,自分の息子を自殺に追込んだと,...元々この息子はてんかん症状を持ち,分裂症の疑いもあったようだが,一日に12時間もこのようなゲームをしていたそうだ。40万人のユーザを有するゲームらしいが,これもSonyさんの毒牙にやられたわけだ。

2003年7月24日追記:ソニーの2003年度第一四半期の決算報告(これは日経のサイトから取りました。新聞記事は企業の発表記事そのものであろうから、ここでの引用は問題ないと考える。)2003年10月24日追記:(同じく、日経のサイトからとりました。)

(7/24)ソニー、4―6月期の連結最終益98%減(2003/07/24 16:33)
 ソニーが03/7/24日発表した2003年4―6月期連結決算は、純利益が11億円と前年同期に比べ98%減った。パソコンや音響・映像製品などエレクトロニクス(電機)部門の採算が悪化したほか、前年好調だった映画部門が部門別営業損益で赤字になった。ただエレクトロニクスは「6月に入り売り上げが前年を上回っている」という。2004年3月期通期の連結純利益は期初計画通り前期比57%減の500億円を見込む。
 4―6月期の連結売上高は前年同期比7%減の1兆6038億円となった。部門別では、ソニー生命が好調だった金融部門を除き軒並み減収。主力のエレクトロニクス部門はブラウン管テレビの低迷などが響き、1兆998億円と10%減った。
 エレクトロニクス部門は採算も悪化している。ブラウン管テレビの不振に加え、数量増のデジタルスチルカメラも単価が下落傾向。部門別営業利益は128億円と74%減った。前年同期に「スパイダーマン」のヒットで部門別営業損益が93億円の黒字だった映画部門は24億円の赤字に転落した。

(10/24)ソニーの9月中間、連結純利益66%減(2003/10/24 08:57)
 ソニーが03/10/23日発表した2003年9月中間連結決算(米国会計基準)は、純利益が340億円と前年同期に比べ66%減った。主力のエレクトロニクス部門がもち直しつつある半面、ゲーム部門が足を引っ張った。2004年3月期通期の純利益も前期比57%減の500億円を見込む。28日に固定費削減など構造改革を発表、新製品の投入も急ぎ収益回復を図る。
 中間期の売上高は3兆4007億円と前年同期比3%減。金融と「その他」を除く全部門が減収となり、営業利益も498億円と51%減った。
 部門別の損益では、エレクトロニクスの営業利益が485億円と36%減。デジタルカメラなどは好調だったが、ブラウン管テレビの落ち込みでテレビ事業は赤字に終わった。ただ、パソコンなどで品ぞろえの見直しを進めたことや対ユーロの円安で、4―6月期の74%減益から7―9月期は36%増益に回復した。

という事なんだが、私はソニーの四本柱は、エレクトロニクス、SCE、SCN (So-netなどのネットワーク)、SMEと思っていたが、どうも間違っていたようだ。エレクトロニクスが大部分で、SCEやSMEなどは約1/10レベルである。だから、本体のエレクトロニクスが売れなくなると、致命的な状況になる訳だ。いくら、PS2を成功させても、余り影響はない。企業として成長するためには、こんな端くれの事業に専念する訳には行かぬ訳だ。それにしても、次期社長をSCEの「久夛良木健氏」を持ってくるというのも理解に苦しむ訳だ。

今回の記載は、私の理解に間違いがあったのでそれを修正する意味で記載しました。なお、ソニーの公式ページからたどると、投資家情報のページがあります。そのページから、業績説明会プレゼンテーション資料などをダウンロードしたものをこちらにアップしておきます。(説明会資料業績報告書2002年度アニュアルレポート)なお、これの版権は、小林にはありません。単に、読者の便宜のためだけです。正確を期すためには、ソニーの公式ページをご覧下さい。

2003年7月21日追記:

本当にこの種のインタラクティブなゲームの魅力はすごいもののようです。なぜかって? このようなゲームにはまる人(子供)は、通常の人、友人、との付き合いが難しい。いじめに起因するのかもしれないし、また、その子供特有の「キャラクター」すなわち、「お宅性」に起因するのかもしれないけど、友人が付きあってくれないという「幻想」を抱き、自分の世界に閉じこもりがちになる。そして、このインターラクティブなゲームに熱中する子供たちは、同じような境遇にあり、そのため、インターラクティブで、お互いに通信が出来る。そして、お互いの境遇が極めて一致しているものだから、恐る恐るであるが会話らしきものが成立する。その中には、性別を変えたり、キャラクターを自分の理想とする「強い男」などに変えたり、などなど、極めて「バーチャル」な世界と、その中で遊ぶ多数の「バーチャルな」子供たちが存在する事になる。そして、その世界では、キータッチのスピード、反射神経だけが、勝利を導く。実際の筋肉に起因する力は全く関係ない。

ご存知ですか? プレイステーションのハンドル(コントローラーというのかもしれないけど)を。何と、両方の手の10本の指が、きちんとはまるような装置になっている。しかも、親指に相当するキーは、ジョイスティックみたいな棒を前後左右に自由に動かす事が出来る。ジョイスティックは1本であるが、このハンドルのジョイスティックは左右の親指で操作するので2本ある。私みたいな大人には、「おっぱいの先」すなわち、乳首を思い出し、それを触る事を想起するが、実際はそれが、各種の武器の方向や速度、その他のものに代替するのであろう。それらを器用にコントロールし、相手を倒す。このインターラクティブなゲームでは、集団を形成する。そして、誰か一番キータッチ、ではなかったか、この奇妙なハンドルの操作に長けて、このバーチャルな世界だけで通用する「反射神経」のスピードがたけている人、さらには、バーチャルな世界で威張れるだけの武器や兵器に関する気味の悪いほどの専門的な「バーチャルな」知識を持っている人、この人がリーダーシップを握る。

残念な事に、このバーチャルな世界で通用する全ての能力は、実際の人間が生活し、生息している世界では全く通用しない能力です。

  • 知識は、武器や兵器に関する極めて限られた知識です。これは、防衛庁の石破長官程度の知識ですね。彼も相当なお宅であるし、兵器武器に関する知識も豊富、しかも、プラモやフィギャーもお得意、また超精密の「鉄道模型」というものも所持していると聞く。「鉄道模型」はアメリカではかなりポピュラーな趣味であるが、あれだけの広い「邸宅」を持たないと、実際の鉄道模型は動かせない訳だけど、彼の家は大きいのかな。という「超お宅族」の最右翼をなしています。でも、このような知識は、防衛庁以外では必要がないのですよね。それとも、「傭兵」になって、イラクで戦闘をしますか? だから、このような知識は「実世界」では全くお役に立たない知識なのです。しかも、断片的で、狭い知識を誇り、その一般性、汎用性を無視して、先鋭化してゆく一方です。それが、この世界では「勇者」に等しいのです。
  • また、この世界での実力は、単に「反射神経」です。あの奇妙なハンドルを操作するだけに限定しての話です。左右の10本の指と、画面に映った「幻想」に対する認識とそれに対する「反射的な」応答、それは、通常は、ピストル、マシンガン、その他のあらゆるおどろおどろしい武器群のスイッチなのです。そのスイッチを押す事により、画面上に現われた「幻想」の「敵」を倒す事が出来るのです。ピストルの弾の早さは光速に近いですね。最近のネットワークは、「ADSL」や「FTTH」などの高速通信網だから。残念ながら、この反射神経は、実際の筋肉につながっての反射神経ではないのです。世界の認識も、単に「画面上に現われる幻想」だけに対する認識だから、それ以外の現象が現実世界で出現すると、それを「認識すら」出来いないのです。当然だけど、それに対する反射神経など動作は全く期待出来ない。左右の10本の指で相手をやっつける訳には行かないですよね。実際の敵は、腕力であるし、口から発せられる「悪言憎語」であるし、厳しい「しっぺい」である。これをまともに食らうと、左右の10本指の反射神経などなんの役にも立たない。実際、実世界でしゃべられている言葉を理解するだけの理解力さえ持っていないし、「認識力」も持っていない。また、実世界で役に立つ「実務知識」も持っていないから、全く、立ち向かう事すら出来ないから、これの一撃を受けて、また、「しょぼん」として、「自分の殻の中」に閉じこもり、「自閉症』ないし「うつ(鬱病:検索用)」になるだけしかしようがない。
  • バーチャルな世界での勇者が持つ言葉、キャラクター、さらには、武器群は全てバーチャルだから、「実世界」では全く役に立たない。相手も同様。バーチャルな関係で結びつけられた人間がたどる道は、「自分たちの世界の中」そして、「自分たちだけの秘密の世界」「他の実世界の人が立ち入る事も、理解する事も出来ないバーチャルな世界」そして、そこに、引きこもるだけならいいかもしれないが、その「世界の中」でたとえば、「世をはかなんでいる人」がいると、私も、僕も...という事になり、示し合わせて、練炭火鉢を囲んで、狭い車内で、目地をガムテープで止めて。すなわち、「自殺」また、その結果が、別の現われ方をすると、(自分の住んでいる世界とは異なる)他の[実]世界に対する攻撃に移る可能性もある。自分は、バーチャルな世界では「勇者」なのに、なぜ実世界では「勇者」でないのだろうか?そんな事を理解する能力も知力も無くしている「ゲーマー』たちは、ただ単に「自分に反抗する実世界」の現実だけが憎い、現実世界が間違っている、という認識になる。そして、相手は、自分と同じ年齢、性別であると強いので、自分たちが負けるから、幼児、女児に敵対する。そして、彼ら弱者に対して、一体何をするのであろうか? 自分の実力を示したいだけなのであろう? 私には理解が出来ない。数多くの奇妙な事件が連続して発生している現状は理解が出来ない。
  • だから、最近の犯罪は、「ゲーマー」の年齢層に従ってどんどんと低年齢化している。これは、これらの犯罪を犯す人間が、「ゲーマー」を中心に構成されている事になる。もっとも、れっきとした大人のサラリーマンが、「漫画本」を読みふけるのも異常であるが、彼らは幸いなことに、「ゲーマー」になるだけの時間的な余裕がないから、月曜日の朝一番に「少年マガジン」を購入してそれに読みふける。もちろん、政府の機関誌である「日経新聞」を読むよりはよほどましであるが。日経新聞を読んで、さも世界が分かったような顔をして、「政府の公式見解」「企業の欺瞞に満ちた広告、宣伝」を自分の意見として戦わせるよりよほど、世の中の平穏に貢献するものである。

異常としか思えないような、上で述べたような社会悪、青少年に対する「悪」をばらまいているのが、ソニーです。SONYソニーです。ソニーのプレイステーションです。一般的に、プレステ2と呼ばれていますがね。何を狂ったか、ソニーは、そのSCEを率いて、世界に害毒を流す先兵である、某氏を「新社長」に迎えようとしています。情報通信でなんらの貢献も出来なくなり、Vaioも売れなくなり、SMEを潰しかけているソニーが生きる道は、それは、世界を破滅に導く道、SCEの、そう「ソニー副社長でソニー・コンピュータエンタテインメント社長兼CEOの久夛良木(検索用:久多良木)健氏」です。

彼を、犯罪者として訴追する必要があると信じている。これだけの害悪を流しながら、それを阻止しなければ、我々安保時代の人間として、団塊世代の人間として、せめても世の中に貢献したいものです。[賛成多数により、この議案は採択されました。チーン。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏!!!]

2005年3月7日追記:

しかし良かったですね、あの久夛良木(検索用:久多良木)氏がCOOを辞任(解任か?)されるそうで。新聞記事から引用ですが:

「 ゲーム事業をはじめ、AV機器などのホームエレクトロニクスネットワークカンパニーや半導体事業を担当している久夛良木(検索用:久多良木)健副社長兼COOは、4月1日付で副社長兼COOから外れて、グループ役員としてゲーム事業のみを担当する。久夛良木氏は、6月22日付で取締役も退任する予定。4月1日以降、半導体事業は中鉢氏が、ホームエレクトロニクスネットワークカンパニーは井原氏が、それぞれ担当するという。ソニー広報担当者は、「久夛良木氏の人事は担当替えであって降格ではない」と説明している。

まあ、PSPの発売に際して、ボタンの設計上の不具合、製造上の不具合(プラスティックのバリがきちんと取れていなかった)を「自分の仕様だ。芸術家の設計に文句をつける人は居ない」と言い切った度胸は認めるとしても、同時に非常識さを認めざるを得ない人間ですから、こんな人間の開発した「プレステ」に熱中し、自分の人生を無駄にしないよう切に願っております。いわば、彼は「基地外」ですよ。私としては彼の知的センスを疑います。このような人間の作るものが、人生を賭けるようなものではないと信じております。現在の、2ちゃんねるの時評はこちらをご覧下さい。また、久多良木氏のPSP仕様説の発言は、こちらをご覧下さい。その内、ニュース性が無くなり消えるでしょうから、PDFファイルはこちらに用意しておきました。英語版にも引用されています。非常に好評のようですね。

ついでに、日経ネットのサイトから、ソニーの経営陣総退陣のニュースを掲載させて頂こう。NIKKEI NETでは、総退陣にはなっていない。経営刷新です。

ソニーが経営刷新発表、出井・安藤・久多良木3氏退任
 ソニーは7日、ハワード・ストリンガー副会長(63)の会長兼グループCEO(最高経営責任者)就任、中鉢良治副社長(57)の社長昇格など経営体制の刷新を正式発表した。現体制を引っ張ってきた出井伸之会長兼グループCEO(67)、安藤国威社長(63)、久多良木健副社長(54)はそろって取締役を退任する。同社の経営トップに外国人が就任するのは創業以来初めて。経営陣を大幅に入れ替えることで、低迷する業績のテコ入れを急ぐ。
 ソニーは同日午前、同社が2003年に導入した委員会等設置会社制度が定める指名委員会、臨時取締役会を相次ぎ開き、新体制を内定した。6月22日に開催する株主総会の承認を経て正式に移行する。
 グループCEOに就任するストリンガー氏は米3大ネットワークの一つであるCBSの出身。1997年にソニー米国法人社長に就任し、現在は映画や音楽などエンターテインメント部門の執行責任者を務める。中鉢氏は電子部品、製造部門を担当してきた技術系。 (13:05)

EverQuestは息子を自殺に追い込んだ――母 親がSony Online Entertainment提訴を検討

詳細は,オンライン版 Milwaukee Journal Sentinel紙をどうぞ。とにかく時間が惜しいのだから,このようなゲームにうつつを抜かさないように注意が肝心であるが,供給者も責任があると思う。

また、ソニーのゲームが訴えられましたね。ゲームのせいで殺傷事件を起こしたと言って。(2003年10月24日の日経オンラインニュースから

殺傷はTVゲームの影響、遺族が米ソニーなど提訴
 【ニューヨーク22日共同】少年が銃で殺傷事件を起こしたのは、暴力シーンの多い人気テレビゲーム「グランド・セフト・オート3」の影響だとして、被害者の遺族が22日までに、同ゲームソフトの販売会社など4社に総額2億4600万ドル(約268億円)の損害賠償を求める訴訟を米テネシー州の裁判所に起こした。
 訴えられたのは、米国ソニー・コンピュータエンタテインメントや開発会社のテイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア(米国)など。
 AP通信によると、事件を起こした16歳と14歳の兄弟は今年6月、自宅から持ち出したライフル銃で同州の山間部を車で通り掛かった男性(45)を殺害。別の車の女性(19)に重傷を負わせた。
 遺族側弁護士は「少年らはゲームで遊ぶうちに車や人を銃撃するスリルを味わおうと思った」と主張。米娯楽ソフトウエア協会は「少年らの行為のために、多くの人が楽しんでいるゲームを非難するのは的外れで非生産的だ」と反論している。
 同ゲームは世界で800万本以上も売れているとされる人気商品。 (11:40)

それより,日本のインフラ構築に何らかの貢献をしなさい。第一種通信業者になるって。それは結構。ネットワークの「最後の1マイル」ではなく,利用者本位に還り,利用者の家からのアクセスラインの「最初の1マイル」を提供するって。新語を作るのは立派。でも,NTTさんみたいに,繋ぎっぱなしの料金を月額1万円〜1.5万円で提供するなんて事無いようにね。でも,サービスプロバイダーにはなれないよ,一種は。サービスプロバイダーは,大孫さんや小孫さんとやるって。まあいいか。それより,早く潰れなさい。日本のために。


なぜ<■■■■■>解禁?

この話題は本当はやばい。 警察ににらまれるから。いや,公安に睨まれるから。でも,一遍だけ云わせて欲しい。なぜ,今まで,チャタレー夫人の恋人(The Lady Chatterley's Lover)の日本語訳が発禁,いや,一部分がカットされていたのに,最近それが解禁になった? また,芸術写真集の<■■■>でちょっとでも毛が見えていると,たちまち,発売禁止になっていたのに,ここ数年の<■■■■■>は何?ちょうど,バブルがはじけたころからね。よくやるよ。こんな見え見えのこと。国民の関心を政治からそらして,政治に対する不満を解消さそうって。 例の,「サッカーくじ」にも通じるものがある。

まあ,麻薬,クラッカーに対しては相当に厳しく取り締まっているようだが,末端はどうかな。案外ゆるゆるだったりして。でも,これは怖いから止めておいたほうが良い。

でも,<■■■■■>を見て,独身男が結婚しなくなってきた。女もおんなじ。そりゃそうだ。三業地を育成して,十分に欲求のはけ口を造っておけば,男は大丈夫。女は?同じですよ。もっと怖いかもしれない。状況は。<■■■■■■墨で消さ■■■■>ホストクラブもあるし,...でも,できる限り男に騙されないようにして欲しい。怖いから。やっぱり,女の方が力が弱いし,脅しにも弱い。私のような弱い男は,筋トレをやったり,バーベルを持上げたり,柔道,合気道,空手を習ったりしたものですが,最近は,鉄棒やら刃物を持っている人も多いから,余り危ないこと,危ないところには近寄らないほうが良いと思う。

結婚すると,旦那や,奥さんの機嫌を取らねばならない,仕事もある,これでこき使われるのになんで苦労して,旦那や奥さんにこき使われないといけない,子供が産まれると,アパートを追い出されるし,収入が激減,しかも,毎日,おしめの洗濯と夜泣きで満足に寝ることも出来ない,狭いアパートで。隣にも聞かれると困るからア,喧嘩も小さい声で。...

しかも,亭主はリストラのえじきになりかねない,だらしなしィ。どうすりゃいいのョ。

解決:

<■■■■■>を見て,三業地に行って,適当に。コンビニに行けば食事は豊富。しかも,有毒な添加物は沢山厚生省が認可しているから,寿命も短い。そりゃそうだ。 コンビニ の食事に,添加物満点の食料を毎日食べ,考えることもなく,TVやゲームにうつつを抜かし,夜中の二時に寝て,朝は6時に起床。2時間の通勤で,朝飯(食えたらまだまし)のエネルギーもすっ飛んで,職場では居眠り三昧。これでは日本のホワイトカラーの生産性など上がりゃあしない。いくら,Wintelのパソコンを一人一台導入してもネ。

これで将来の,年金受領者候補の老人を確実に削減することが出来る。最近は余り云われなくなったが,環境汚染が,薄いガス室に入っているようなものとか言う説があった。昭和○○年生まれ以降の人の平均寿命は42才とか何とか。そんなことをいっていた人も居る。大気汚染と,有毒な食品添加物,最近では遺伝子組み換えの食品,環境ホルモン,何でも有の状況だから,あんまり日本人の寿命が長すぎるのを心配する必要はない。

しかも,<■■■■■>解禁,何でも有の賭博。....余りいい人生は残っていないようですね。


 

なぜ,GDP回復?

なぜか最近,株価が18,000円を超えだした。私が上で言っていることが嘘だと言っているような状況。でも,何故なんでしょうね。GDPも,瞬間風速ですが,1〜3月期に何と年率に直して10%を越える伸びを示した。それは,ドカチン仕事に大金を投入したから。政府の融資が緩んで,中小企業に対する[ほぼ]無審査の融資がなされているから。そのため,景況感が10ポイントも改善した。でも,これってほんと瞬間風速。外国人の投資家,投資機関が相当量の買越しを行なっているから。本当に日本のことが分かっていないのだろうか。きっと,その内株価が暴落して,投資家から叱れれるよ,米国の機関投資家は。景気が良いはずが無いのだから。このお先棒を担いでいるのが,皆も知っている通りの「日本経済新聞社」ですね。バブルの頃にあれだけ景気を煽っておきながら,全くの反省もなくまた始めている。今回は,記事の本当に小さい部分で,「本音」を書いているから良く分かる。今回の景気の底打ちは「本当ではない」と言っている。

だから,本当は今回のGDPの伸びは,すぐにしぼむ。民間のシンクタンク,経済研究所もほとんどがマイナスの成長率を予測している。この予測をしている会社の名前をきちんと覚えておくほうが良い。どの研究所が政府よりで,どの研究所が本当かが良く分かるから。一年間記憶しているだけで十分。これを今後の皆さんの研究所を信頼する尺度として「お役」に立てて欲しい。

2003年8月14日追記:

あれから、何年経ったのであろうか?浦島太郎のような気がするが、実際に時系列的に眺めてみると、やはり、相当な時間が経ったのだろうね。すぐ上の記事で、株価(日経平均株価)が18,000円を超え出した、と書いてあるが、今また、同じような状況。一時7,600円台まで下がったのに、たったの数ヶ月の間に9,900円を超える水準まで戻している。すごいですね、小泉さん。速水さん(じゃなかった)、藤井さん、そして、元慶応大学の教授の竹中半平さん、じゃなかった、竹中さん、..すごいすごい。もう一息だ、もう一息で、10,000万円を超えるよううう...そうすると、みんな安心するから、PKO何て事を考え無いし、そして経済対策も考えないし、金融庁の金融機関の検査も甘く(酸っぱく)なるだろうから、来年の3月決算が楽しみですね。竹中さんは、公的融資をしている金融機関に対して、来年3月期も赤字を出すと、頭取をそう取っ換えすると宣言しているけど、これはこれ、出来レースといわれている。すでに、UFJなんて、すでに4−6月期の決算で1年間の純利益を稼いだそう。一体どうやってそんな手品みたいな事が出来るのだろうか。

また、日本政府の機関誌である「日経新聞」も、14日の朝刊で、ROE(純利益を株主の出資額で割った値)が増大して、バブル崩壊後の最高値を更新中という記事を出している。それに載っている会社がまた怪しげな会社が多いから、このような、怪しげな会社がトップを踊るような指標は信用しないほうが良いと言うのが筆者の持論。だから、これも余り信用しないほうがいい。

しかし、日本の株価が10,000円近くに戻ってきている事は確か。下のグラフを見てください。(朝日新聞さん有り難うね)

とにかくすごいじゃないですか。全て、外国機関投資家、これに、インターネットで売り買いを繰り返している、デイトレーダーという人がいるらしい。とにかく、証券会社経由で売り買いをすると、往復で2円(50円株の場合)をとられるから、とてもじゃないけど、危なくて。でも、インターネットの売買の手数料は相当に安いらしい。それで、株価が上昇するのは目出度い事ではないですか。しかも、日本人大好きの、外国人の、しかも、機関投資家です、いくら、「聞かん」人かもしれないけど、よほど勇敢ですね。今の日本を見て、どこを買っているのだろうか。しかも、4−6月期のGDPはプラス(名目も実質もともにプラスですよ)でも、名目はたったの0.1%(前期比)かな。下記に、日経新聞の記事を転載します。

4−6月期実質GDP,6期連続プラス
 内閣府が12日発表した4―6月期の国内総生産(GDP、速報値)は物価変動の影響を除く実質で前期に比べ0.6%増(年率換算2.3%増)となり、6期連続のプラス成長となった。個人消費や民間設備投資といった内需が底堅く推移した影響が大きい。個人や企業の実感に近い名目GDPも前期比0.1%増(年率換算0.6%増)と、3期ぶりのプラス成長となった。
 名目でプラス成長となったのは、重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)の流行で海外旅行客が大幅減ったことが主な背景。海外旅行の減少は、サービス輸入の減少として扱われ、国内成長率にとってはプラス要因として働く。4―6月期は、輸入減少だけで名目GDPを0.4%押し上げた。この特殊要因を除くと名目成長率は依然マイナスとなる。
 総合的な物価変動を示すGDPデフレーターは前年同月に比べ2.1%下落で、21期連続のマイナス。減少幅は前期に比べ1.4ポイント縮小したが、内閣府は「公務員のボーナス支給月の変更によって、押し上げられた面がある」と説明。実質成長率が名目を上回る「名実逆転」は5期連続で、デフレに歯止めはかかっていない。


でも、とにかくすごいよ。小泉さん。何もしない貴方が首相になっても、海外機関投資家が株式を購入してくれるだけで、5月には7,600円だった株価が8月14日には9,900円を超えそうなんだから。もう安心だよ。ブッシュと同じで、経済政策成功者だ。

しかし、この「静かな、静寂、沈黙」は何なんだろうか? バタバタと商店は閉鎖し、会社は自主廃業に追い込まれてゆくけど、失業者統計量も最悪期を脱し、倒産件数もどんどん減っている。勤労者の現金収入も増加している、日銀短観も改善している。一体どうなっているのだろうか。自分たちの肌で感じるのと、これらの統計量との違いは?それは、ゼロに極めて近い値での動きを拡大して眺めて、一喜一憂しているからなんですよ。0%の金利が、0.01%になってもプラス、成長率も、前期比0.1%増加しても改善....なんていっているから、これは世の中が良くなっているのだというふうに考え誘うとしているのが、政府であるし、日本政府の機関誌である「日経新聞」の政策なんですよ。少なくとも、塔計量というのは、誤差を含んでいるのです。設備投資なんてひどいものですよ。正確な統計値があると思ったら大間違い。GDPの50%を占める「個人消費支出」も、これもGDPの速報値では、統計量です。統計量には誤差、ノイズが付き物です。だから、統計学をかじったことのある人は、推定誤差があることをご存知ですね?すなわち、推定値の両わきに、サンプル数のルート(平方根)に逆比例する誤差が発生するから、0%に極めて近い値で、プラスマイナスが多少増加した、減少したといっても余り意味がない。推計上の有意性が無いということなんです。(サンプル数は極めて少ない。だから、誰かが自動車を買った、マンションを購入したなんて数字がぽんとはいるだけで、数字は飛び跳ねる。

それで、1%以下の所でプラスマイナスになったところで日本経済の全体の動きは関係ない。関係するのは、年間に企業がどれだけの売り上げを上げたか、それを元に、企業が社員にどれだけの給料を支払ったか。...会社の倒産(自主廃業も含めて)どれだけの会社が健全に運営されており、実際のどれだけの人(男も女も)が、働きたい人が、どれだけの自分が希望する職業についているかなんですよ。アルバイトや派遣でお茶を濁している間は、駄目なんですね。きちんとして正社員で、自分の希望する職種で、就職が出来る事。これが一番大切です。

それと、もう一つ、新聞なんかで出てくる値として、「前年同月比」「前年同期間比」の値があります。これも、前年同月の状況によってずいぶん解釈が異なります。前年同月に、税金が上がった、テロがあった、BSEが発生した、駆け込み需要があった、などなどの状況を勘案しないと、値の解釈に「恣意性」がいくらでも可能です。これを、統計量に語らせるといいます。我々専門家は、統計量を使用して、自分の言いたい事をいくらでもコントロール出来ます。同じ統計量を使用して、プラスでも、マイナスでも言えるのです。危険極まりありません。そのため、私たちは通常は、絶対量を使用します。そして、移動平均を使用して、誤差を削減します。それ以前に、原始データに戻って、誤差がありそうなデータを削除します。その後に統計処理をします。

また、単純統計ではなく、多変量解析などの高度な解析手法を用います。このような手法は「新聞屋」などには出来ません。だから、日経新聞を信用してはいけない、日経新聞が、自分の主張を正当化するためにしようているのだという事を「忘れては」 いけません。(2003年8月16日追記)

 

NTTの常時接続通信料が1万円?? 

米国で,コンシューマー[一般消費者]の通信に支払う平均支出が100ドル程度とか。これは 地域系のflat-rateの通信料,ISPへの接続料,長距離通信の料金を併せ, これに,CATVなども入っている。(AT&TがCATV社を買収し,足回り をRBOC[地域系の通信会社]に構うことなく,コンシューマに直接サービス を提供出来るようになりつつあることは,極めて印象深い事件です。)この利用料金ベースで,米国EC[電子商取引]が試験的に利用が始まって,認証,セキュリティ,引落し,commercial siteのauthorization,各種のアプリケーションなどが開発されて 来ているが,未だに利用率は低迷している。日本では,もちろん「通信販売」の 利用者の方が大多数を占めているはず。この日本で,NTTさんの提供しようという,ISDN利用の東京と大阪の 利用者に限定した1万円/月の常時接続通信料で行くと,ECは米国に遅れる こと数年,また,これに係わる「ハード」,「基本ソフトウエア」,「標準」,「アプリケーションソフトウエア」など全てが米国ベンダーに押さえられる状況 になることは目に見えているような気がする。[欧州は欧州で「標準」をきちんと押さえているし,世界に通用する通信機器メーカ「ノキア」,「エリクソン」が居るし,フランスの「ミニテル」が1500万ユーザを獲得して来た ような実績を積んでいるから強そう。「ミニテル」なんか20年も前から始 まっているのだからびっくル..。]

NTTさんよ。しっかりしてよ。いつまでぬるま湯なの?? 東と西の通信会社の社員が各々10万人居ることは知っているけど,郵政省のお役人に「コストで売れる時代は終わった」って怒られるような民間企業はないよね。[価格=コスト+利潤,ではなく,コスト=価格−利潤,と言うことは,小林の「システムエンジニアリング概要書」にきちんと書いてある。]日本のインフラを支えているのだから。将来を見越して,きちんとしたビジョンをもって会社のリストラを図らなくちゃ。日本はどうなるの。日本の通信産業を潰す気かね。「ハード」,「基本ソフトウエア」,「標準」,「アプリケーションソフトウエア」など,皆んなアメリカに牛耳られて。古い言葉で言えば,「戦犯」ものですよ。「日本国」に対する「背任行為」です。

ちょっとお休み

Let's have a break.



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