初めて質問させていただきます。 私も就職活動でSEとして内定を頂いたものの、最近になって、この仕事の裏や真意というものを知って少し、驚いています。将来はできるだけ、家族(家庭)に時間をかけたいと思ってるのですが、残業が100時間や休日出勤という話を聞いて、果たして実現できるのだろうか?と思っています。
やはり、この業界を選んだからには、自由な時間というものを期待するほうが間違いなのでしょうか? 突然の質問ですみませんでした。よろしければ、返信してくださると嬉しいです。
回答1
このSEの話は,実話でありますが,やっぱり一般論です。だから,会社によってことなることがあり,貴方が入社された会社が必ずしもそうであるということではありません。でも,可能性としては高いでしょうね。50%以上はそのような勤務をされているようです。SEとしてもそうだし,その前の段階であるプログラマーもそうです。下の段階は下の段階で多少猶予があることは確かで,上になるとプロジェクトを任されるから,これを完成させる責任を負うわけで,時間は関係がなくなります。逆に,上手に実行させれば時間内で終わることも可能です。貴方の実力次第です。
自由時間はあるのではないでしょうか。土曜日は出勤になることは多いでしょうが,日曜日は休日でしょう。また,定時退場日などと言う日も会社によっては設けられており,この日は必ず定時で会社を帰ることになりますが,多くの場合飲み会などがあり,そうすると,週日は全部帰りが遅くなるということにもなります。
付合いも大切に,会社も大切に,身体も大切に,家族の大切にと言うのは難しいでしょう。これは,アメリカのエグゼキュティブ(幹部社員)はやはり自分の時間を削って朝から夜遅くまで世界中を駆巡って働いています。このような人は,アメリカでは配偶者から離婚をされて,独身の人が多いです。ホントに。
貴方自身の考え方次第だということを認識して下さい。そして,人生は一回きりだということ,しかし,仕事で自分を充実させることもまた大切なことだということも本当です。難しい選択です。また質問があれば遠慮なくどうぞ。
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はじめまして。私は、国文学を学んでいる大学院生です。
国文学の勉強は、好きなのですが、職業とはなかなか結びつかず、卒業後の進路を迷っています。勉強をやっていて、やりがいを感じるのは、やればやるほど、知識が増えていく点と、疑問に思ったことに対し、調べたり、分析したりして、謎が解けたと感じるときです。
HPを拝見していて、SEやプログラマーの仕事にも共通するものがあるのかなと感じました。でも、私には、コンピューターに関しての知識はないし、なにしろ、文学部の院生なので、まともに取り合ってもらえないのではないかと悩んでいます。こういう場合、卒業後、どこかのスクールに通って、知識を身につけてから、就職するほうが良いのでしょうか?
回答3
「勉強をやっていて、やりがいを感じるのは、やればやるほど、知識が増えていく点と、疑問に思ったことに対し、調べたり、分析したりして、謎が解けたと感じるときです。」とありますが、これは素晴らしいご意見だと思います。現在このような正直な印象を述べられる方は少ないでしょう。しかし、これこそが研究、勉学の本当の姿だと思います。貴方の考え、印象は正しいでしょう。
国文学を専攻している方にSEの道を進めることは非常に難しいです。それが本当に幸せなのかと思ってしまいます。コンピュータのどこに興味をお持ちなのでしょうか。SEのどこに興味をお持ちなのでしょうか。その当りをお聞きしてからその次の質問をお待ちします。
再度の質問と確認
早速ご返信頂き、本当にありがとうございます。コンピューターやSEの仕事のどの点に興味があるのかということですが、地道な作業を手を抜かずに、じっくり続けていった結果、何かができあがるというような仕事だという点です。また、SEは専門的な職種なのに文系出身者も多いということを本で読み、非常に魅力を感じました。
でも、メールで、国文学を専攻している私が、コンピューター関係の仕事に就いて、幸せなのかとおっしゃって頂き、とてもはっとしました。私は、国文学が好きなのに、それが職業に結びつかないから、他の分野に目を向けようとしているのかもしれません・・・。
卒業したら、就職しなくちゃという気持ちばかり、大きくなって、今の自分の状況を把握できていなかったのかもしれません。本当に恥ずかしいような質問をしてしまって、申し訳ございませんでした。それから、こんな質問にも親切に答えて下さって、本当にありがとうございました。
追加のコメント:
4年制大学を卒業後、ある業務に従事し、その後、何らかの理由でその業務から離れて、SEになりたいと言う質問が多く来ております。今回の質問は、卒業後でなかったので良かったですが、やはり、4年制大学に進学し、卒業まで進むと言うことは、自分なりに考えがあったはずだと思います。今ごろになって私自身、日本をコントロールしている官僚や企業のトップの状況を見ると、文系の方が良かったのではないかという反省をしているのが現状で、あまり偉そうなことは言えませんが、それはそれで置くとして、30歳や35歳と言う若年層として成熟期にある人の進路として、全く異なる専門分野に移動することは止めた方が良いと言うのが私の意見です。それは、自分の今までの意志・意向と問い合わせて聞いて欲しい。今までの自分がうそを言っていたのだろうか?
また、専門的な知識はその習得に、2年〜4年、場合によっては6年もかかるのです。専門を変えるには、徒弟制ないし、見習いと言う期間で、その期間を補い、すぐに別の専門的な職業に就くことも可能ではあるのですが、それは、相当に人間的に強い意志を要求されます。年下の人にこき使われ、こんなことも分からないのかとぼろくそに言われ、それを乗り越え、自分の実力・経験・実績を積み上げてゆかなければならないのです。ひょっとすると、専門学校に2年通い直して、特定ではあるが狭い範囲の専門的な知識を身に付け直し、それに基づいて新たな分野に就職すると言う案は、決して否定できる案ではありません。
単に、自分の現在の専門では就職に困難だからと言って全く別の専門分野で就職試験に受かるとは思わないで下さい。社会・会社はそれほど甘くはありません。
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はじめまして!現在、転職活動中の26歳です。早速ですが、教えて下さい。
私は、5年間、一般顧客対応のサービス業で正社員として働いてきました。
入社も社長からのお誘いを頂いたかたちで入り[ましたが]、前より興味をもっておりましたSEの仕事をしたくて今年、退職を致しました。
質問は
- 未経験で全く経験がなくとも本当にできるのか?
- 会社へのやる気のアピールはどのようにしたらいいのか分かりません。
知人に相談した所、専門学校に行って勉強をするよりかは、会社に入って勉強したほうがいい!と言われ、中途半端な知識をもつよりは、何もしない方がいいとの事どうお考えになりますか?
回答4
- 未経験で全く経験がなくとも本当にできるのか?
別のサイトの人はいざ知らず、私のサイトでは、「別の業種に5年間従事し、新たにSEとしての生活を始めること」は、私は勧められません。こちらで紹介しているの質問でもありましたが、製造業と言う、理系の仕事に従事していた人で、10年を過ごした人がSEを目指す場合、大変な時間をかけて、基礎から初め、それを習得し、さらにその上に知識・経験を積んでゆく必要があります。
私の著作「SEの35歳の壁〜その乗り越え方〜」をお読みになるか、このサイトで目次と「はじめに」をお読みになるだけでも、SEとして、5年間、10年間、15年間の間に積み上げるべき業務・経験・知識は大きいものがあることがお分かりでしょう。そのような経験・知識など無しにSEとしての仕事を成功させることは不可能でしょう。
- 会社へのやる気のアピールはどのようにしたらいいのか分かりません。
あなたは、どういう理由でSEになりたいと考えておられるのですか?SEとして、会社に、社会にどのように貢献しようと考えておられるのですか?今までの業務歴をどのように活用し、それを、SEとしての仕事にどのように役立てようとしているのですか?
これらの質問に回答が出来るようでしたら、アピールも出来るでしょうが、回答が出来なければ、SEの会社への就職は不可能に近いでしょう。
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始めまして。将来SEを目指しているものですが、まだまだ知識も技術も足りません。SEになるためのステップとして、こちらのサイトではプログラマーになることを勧められているようですが、いくつかのサイトではヘルプデスクをSEへのステップとして推奨しているようです。
現在就職活動中なのですがどちらの職種についた方がSEとして将来役にたつのか教えて頂きたいです。
回答5
ヘルプデスク(コールセンター、コンタクトセンターなどと呼ばれています)は、各種の業種で採用され始めています。苦情処理・サポート・顧客情報処理の最先端です。私も、一種のヘルプデスクの構築・運用に携わりました。ヘルプデスクでは、一般的に
- 応答の迅速性・確実性
- 技術力・応用力
- 顧客応対の能力
- 沈着冷静な対応
を要求される、かなり高度な知的業務です。
例えば、あるソフト会社のヘルプデスクの業務を担当するとしたら、そのソフトに関して、かなりの知識を事前に学習する必要があります。それらの内容は、通常は「ユーザーズ・マニュアル」としてそろっているでしょうが、ヘルプデスクに電話をかけて来る人は、動作不良などの緊急事態において、ヘルプデスクに到着するまでに、5分から10分以上待たされ、やっとかかったのです。ですから、それに対応する人は、確実な技術力を持って、顧客の環境を聴取し、それでのトラブルを聴取し、その対応方法を答える必要があります。
最近、ソフト会社は1回程度のサポートは無料ですが、その後は、マイクロソフトでも1回あたり2,000円以上の料金を徴収していますから、サポートはそれだけの価値のあるサポートを要求されます。ですから、顧客は相当厳しい要求を出してくるでしょう。貴方がそれに適切に対応できない場合、電話をしてきた相手に、罵倒される可能性もあります。
私の運営していたヘルプデスクは、ネットワーク監視ですから、故障や障害に対応できる専門の技術者に育つまで数年かかります。めったに起こらないトラブルですが、24時間体制で、夜間も3〜5名程度の体制を保持して運用します。コストもかかり大変ですが、逆に、顧客に対してはそれが「売り」になる訳です。ですから、それだけの効果が出せねば、その体制は無に帰します。
そのため、入社直後の人をその業務に当てることは困難です。十分に機器やソフトに関する教育をした後に、業務を担当させますが、24時間体制で運用することは、多くの困難を呼び起こすものです。このような意味で、貴方がヘルプデスクに従事するだけの能力を備えて居るならば、私はその考えに反対しません。しかし、そのような教育期間をへて、ヘルプデスク業務に従事されるような企業なら問題がないかもしれませんが、その条件を欠いている場合、厳しい環境に晒されるのは貴方です。
情報処理業界での初心者の場合、私は、ヘルプデスク業務に従事することは推奨できません。他の方は推奨されるかもしれませんが。
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